■人生終わった・・・

こんばんは、行動強化コンサルタントの石田久二です。
人生が終わりました。。。
今日までの人生が。今この瞬間から、また新たな人生のスタートです。一説によると、人間の細胞だったか遺伝子だったかも、毎秒、無数の終了と立ち上げを繰り返しているそうで、その意味でも、1秒前の自分と今の自分とは物理的にはまったく違う人間です。つまり、私たちは永遠に「今ここ」にしか生きられない。
「人生終わった・・・」というタイトルは、ちょうど今、とある「まとめサイト」にそのタイトルがあり、思わずクリックしてしまいました。かなり「引き」のあるタイトルですね。今この瞬間からまた頑張ります!!!


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【書評】「火事場の仕事力」ゆでたまご・嶋田隆司著

何を隠さずとも、私は「キン肉マン」が大好きである。愛してると言ってもいい。ちょっと落ち込んだときなど、「キン肉マン」を読むだけで元気になれる。そんなファンは、全国に大勢いるだろう。そして何より、あの「ジャンプ黄金時代」を代表する作品であるだけに、間違いなく少年マンガを代表する大ヒット作である。
しかしその一方で、作者ゆでたまご氏に対しては、ヒット作が「キン肉マン」しかないことで揶揄する向きもある。実際にはあれだけのヒットを一作でも出したのだから、漫画家としても相当な成功者に違いない。しかし世間の目は、まるで一発屋のお笑い芸人にように見ることもあり、本書では、その当時の苦悩についても正直に記されている。しかし、そのヒット作である「キン肉マン」の連載そのものについてもすべてがすべて順調と言うわけじゃなく、様々な葛藤があったことが告白される。
例えば最初の「超人オリンピック」により、ドタバタの怪獣退治から、ややシリアスな戦闘マンガ、つまり少年ジャンプのヒット定石への路線変更に成功した後、新たなシリーズである「アメリカ遠征編」では大コケしてしまった。その理由はこう反省する。ちょっと小難しいストーリーを展開することで、それまでの読者層であった小学生男子から、ちょっと青年層にも広げようとしたこと。また、ずっと後の「キン肉マン二世」の後半、「究極のタッグ編」においても、あらゆる読者層に気を遣って、新旧キャラを平等に扱うことで話がダレてしまったこと。
いずれも本来の「読者層」を見誤ったことが原因である。私は確かに「キン肉マン」の大ファンであるが、同時に著書を世に出す表現者としても、いつかは大ベストセラーを世に出したいと狙っている立場から、非常に参考になる部分が多かった。ゆでたまご氏に失礼な言い方になるかもしれないが、氏は決して天才ではない。漫画界の天才としては、手塚治虫を筆頭に、藤子不二雄、赤塚不二夫、植田まさしなど、老若男女誰にでも愛される作品を出せる作家だとすれば、ゆでたまご氏はそうではない。極めて限られた読者層にしか受け入れられない平凡な作家である。
しかし、一部の天才を除く大部分の凡人が勝っていくためには、意図的にでも読者層を絞る必要がある。そこを踏み外したとき、ヒット作「キン肉マン」でさえもコケるのだ。また、凡人はいつでも全力投球して決して手を抜いてはならない。それから、いざというときのために貯金もしておく、実現したいことは人に言う、自分のできることしかしない、など当たり前のことであるが、いずれも非天才としてあるべきスタンスをまっとうしている。
つまり本書は「仕事力」とのタイトル通り、一般ビジネスマン向けの新書であるのだが、それは凡人がいかに成功を手にするかという、極めて我々目線に書かれたノウハウ本として読めるものである。大企業でない中小零細個人事業主が、いかに勝つためかの経営戦略を「弱者の戦略」と呼ぶことがあるが、本書はまさに「弱者の戦略」の指南書でもある。その鉄則として「客層」を絞ることの重要性はすでに述べた通りであるが、弱者が勝つためにはお客と「接近」することも求められる。経営戦略としては、対面、電話、はがきなどが勧められるのだが、実はゆでたまご嶋田氏はTwitterを用いて、常に読者と接近戦している。
「キン肉マン」という、すでに賞味期限が切れたはずの作品を今再び手がけ、いわゆるリバイバル作としては異例のヒットを飛ばしているのだが、その秘訣は客層戦略に接近戦など、まさに「弱者の戦略」を徹底したことにあるのだろう。ちなみに以前、ネプチューンマンが時間超人にフルボッコにされた際、嶋田先生のTwitterに思わず「ネプチューンマンを見捨てないください!」とツイートしたところ、すぐにフォロー返しして頂いた。そのような我々目線の地道な交流がまた、「キン肉マン」を再び盛り上げる言動力の一つとなっていることは間違いない。
火事場の仕事力 (ワニブックスPLUS新書)/ゆでたまご

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人生を変える100日ブログ:69日目


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■スタート

こんばんは、行動強化コンサルタントの石田久二です。
実家に帰っていると「過去」を思い出すことが多いです。私の「過去」はもちろんすべてがすべて良いことばかりではなかったものの、それも含めてそれなりに良い経験を積んできたと思います。ただ、「過去」なんてものは、どこまで行っても幻想でしかありません。私たちが生きているリアルとは「今ここ」にしかない。それが唯一の真実です。
脳が記憶を作り、記憶が時間を作る。そして時間が幻想を作る。しかしその一方で、カレンダーが暦が進めるのもまた事実。今日の「今ここ」はカレンダー上は5月5日であっても、明日には5月6日をカレンダーは刻みます。しかしながら2012年5月6日になれば、2012年5月5日は永遠にやってきません。
つまり、私たちの人生は常に「今」と「これから」しかありません。確かに現実には過去の蓄積などが関係してくることもありますが、それであっても、私の人生は「今」と「これから」しかない。つまりいつでもスタートなのです。
もう40年生きてきた。そのように思う人も多いと思いますが、そうであっっても、人は皆例外なく、「今」が人生において最も若い瞬間です。なぜなら人生は常にスタートだから。だけど、これから何年生きるかはわかりません。50年後かもしれない、10年後かもしれない、1年後かもしれない、いや、明日かもしれない。それでも、今が人生において一番若い瞬間であり、常にスタートラインに立っています。
過去の幻想に生きるか。または常に「今」というスタートラインに生きるのか。それは一人一人の「選択」によって意識することができます。このゴールデンウィークは実家で自分自身の「過去」を振り返ったと同時に、「今」がスタートラインであることを改めて実感するきっかけになりました。
さあ、スタートです。


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【書評】「人生が楽になる 超シンプルなさとり方」エックハルト・トール著

日本では「ニュー・アース」で有名なエッククハルト・トール氏であるが、多くの人から薦められながら、今までなかなか読めないでいた。理由は、読んでるとどんどん眠くなるから。図書館にあった「ニュー・アース」も最初の2ページで挫折し、本書についても、かなり前に購入していながら、書評をするきっかけにようやく読了した。
内容としては、多くの類書とほとんど変わらず、どちらが先かはともかく、オショウ(バグワン・シュリ・ラジニーシ)などの書物と言ってることは同じである。ようするに過去も未来も幻想であり、あらゆる悩みから解放され、本当の自分を生きるには、「今」に生きよと指南するのみ。もちろんそのメッセージ自体は「真実」であるだけに、代わり映えしなくて当然であろう。その意味で、読んでいて刺激を受けるわけでもなく、当たり前のことをただおさらいするだけであった。
しかし、多くの人にとっては、「今」に生きることの真実性を頭で理解したところで、言われてすぐにできることじゃないもどかしさがあろう。方法論としては「瞑想」が勧められるのであろうが、それもやはり鍛錬が必要であり、すぐに体験できることでもない。
しかし、本書は「今(パワー・オブ・ナウ)」に至るためのシンプルな「実践編」との位置づけであるだけに、なるほど確かに簡単で効果的。そのキーワードは「観察」である。それも極めて「意識」的な観察を重視せよと言う。
私自身はしばしば「悟り」を二種類に分けて説明することがある。一つ目が「無意識的な悟り」であり、もう一つが「意識的な悟り」である。実は前者の「無意識的な悟り」については、私たちは例外なくそれを経験している。赤ん坊の時代がそう。その時期は言語表出ができないため、「思考」による幻想を生み出すことは物理的に不可能であるからだ。その観点から言えば、私たちも今すぐにでも「無意識的な悟り」を経験することはできる。単純に前頭前野にメスを入れて破壊すれば、過去や未来に対する思考がすべて消えうせ、「今」に完璧に生きることができるからだ。
当然、それを望む人は普通はいないであろう。もっとも、ジルボルト・テイラー女史のように、事故で言語野を破壊されてからも、それを治療することで「無意識的な悟り」を意識化することは不可能ではない。しかし、それは再現することは大きなリスクがある。
本書において、そして一般的な意味においても、目指すべきは「意識的な悟り」である。つまり、自分が悟っていることを悟っている状態のこと。著者が一貫して主張していることが「無意識に生きるな」ということ。恐れも不安も憂いも嫉妬も、ネガティブな感情はすべて無意識に襲われるもの。それを「意識化」することが、「今」に生きるための条件であり、その準備がまさに「観察」することである。
不安に襲われたら、それをただ自然に「観察」し、そこに判断を挟まないこと。病気や身体的な痛みについても、ただ、身体を「観察」するのみ。何らかの感情的な痛み(ペインボディ)は、無意識に「私は不幸な人」とのアイデンティティ(一般化)に結びつき、それにより痛みに支配されるのである。そうなる前に、あらゆる痛みに対してもただ「観察」し、一切の判断をしないこと。これが「悟り」のための準備である。
なるほど、本としては面白味はなかったが、実践法としては確かにシンプルであり、誰もがその準備を踏める点で良書と言えよう。
人生が楽になる 超シンプルなさとり方 (5次元文庫)/エックハルト・トール

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人生を変える100日ブログ:68日目


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■若い感性を思い出す

こんばんは、行動強化コンサルタントの石田久二です。
実家に帰ると、近所を散歩するのが好きです。都市部は移り変わりが激しいですが、ちょっと郊外に出ると、都市計画に編入された地域などは別として、そうでないところは昔とさほど変わらない風景が広がります。そんな場所に立つと、途端に当時の感覚が蘇ってきます。
このように蘇る現象は「アンカリング」と呼ばれるのですが、極めて強いインパクトか、または長期間そこに触れていたりすると、五感がその感覚を覚えるようになり、ちょっとそのときの風景を目にしたり、香りを嗅いだりすると、一気に当時の情景、感覚が蘇ってきます。
また、私は世界中を旅するのが大好きなのですが、気に入った場所はできるだけ二回以上行くつもりです。例えば今まで気に入って二回行ったところとしては、インドのバラナシとブッダガヤとラダックが圧倒的にそう。バックパッカーをしていたので、旅行者としては比較的長く滞在してたこともあり、再訪してちょっと街の匂いを嗅ぐだけで、いろんな思いが蘇ってきます。
それから必ずもう一度行きたい場所は、アイルランド。来年にはツアーを企画して行こうと思っていますが、例えば西海岸のディングルやアラン島などに足を踏み入れると、間違いなく泣くと思います。
私の人生もそろそろ折り返し地点ですが、20代に行き溜めていた場所を少しずつ再訪するなどして、いつまでも若い感覚を思い出しながら、そして若い感性を蘇らせながら、これからも生きていければと思っています。その意味で言うと、20代であちこち旅した経験は、掛け替えのない「貯金」になったものです。
アイルランドは絶対に行きますが、それ以外にも再訪したいところが、アメリカはコロラドとニューヨーク、アムステルダム、ブリュッセル、ザルツブルク、プラハ、ブダペスト、イスタンブール、カイロ、シナイ山、エルサレム、、、あげだすとキリがないので、できればもう一度、自分の人生を思い出す世界一周に出たいと思っています。しかしそれはもっともっと先の話になるでしょうが。


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