■いろいろ禁止令

こんばんは、行動強化コンサルタントの石田久二です。
しばしば人と話をしていると、自分のやっていることに対して「いろいろ」と言う人がいます。私も言うかもしれませんが。確かに「いろいろ」やってるのでしょう。そしてその「いろいろ」を説明するのが面倒だからこそ、「いろいろ」でお茶を濁しているのでしょうか。
だけどこれ、よくよく考えるともったいない話ですよね。例えばビジネス交流会などで、名刺交換をしたとます。そこからお仕事の依頼につながることも少なくありません。だけど、普通の人は「いろいろ」に仕事を発注することはまずないでしょう。その人がよっぽどの著名人でもない限り。
つい先日もコーチングをされている人と名刺交換をしたのですが、その名刺を見ると、ビジネス、婚活、意識改革、コミュニケーションなど、とにかく「いろいろ」ありました。いろいろあるのですが、もし私がコーチを探していても、この方には依頼しないと思います。だけどもし、「35歳以上女性限定婚活コーチ」などと書かれていたら、私は依頼する必要はないものの、まずは話だけでも聞いてみようと思う人は殺到するでしょう。その結果、仕事にもつながりやすい。
名刺でなくても、自己紹介などで「いろいろ」と言う人がいたら、その人はまず何もできない人と判断していいでしょう。そしてたいてい、その人は「いろいろ」が口癖になっています。だって、便利ですから。いろいろ説明しなくていいので。ただ、世の中の人は、そんなに他人に関心を持ってもいないので、「いろいろって何ですか~?」と聞いてくれる人はほとんどいないでしょう。なので、「いろいろ」と言った時点で、その人はその他大勢の「いろいろ」の海の中で葬られることになります。
もし今、「いろいろ」が口癖だな~と自覚したとすれば、その口癖を直そうと意識するだけで、仕事が舞い込んでくるかも知れませよ。ホントの話。


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