■グリーン車と情報

こんにちは、行動強化コンサルタントの石田久二です。


ただ今、本日の講演のため新幹線で京都に向かっています。今回はグリーン車に乗っています。さほど混んでいるわけでもないし、第一、今日の講演は集客をしないでよかったとは言え、さほどギャラがあるわけでもないのに(失礼・・)、なぜにこんな贅沢を。


タネを明かすと、関西方面に出張の際はだいたい新幹線を利用するのですが、Jwestカードってのを使うとかなり割引があり、3日前までに予約すると「博多ー新大阪間」だと4,000円ほど安くなります。さらに、何度か使うとポイントが貯まり、それはグリーン車に乗れるポイントなため、今回はそれを使ったってこと。なので、今回は普通席と同じ割引料金でグリーン車に乗ってるのです。


広々として静かで快適。飛行機のマイルを貯めてビジネスクラスに乗るようなものか。細かな話ですが、世の中には知ってると得する情報ってのはかなり転がっています。ちなみに今もポメラDM100で文章を書いてるのですが、こんなツールがあることも知らなければ原稿書くのもぜんぜんはかどってなかったでしょう。


この辺りは些細な情報ですが、世の中には「情報」で食べている職業の人は大勢います。いわゆるコンサルタントなどがそう。だけど今はインターネットがあるので、さほど「情報」そのものに対する価値は高くないでしょう。重要なのはその「情報」をいかに使うかってこと。


あるビジネスコンサルタントの方が言ってたのですが、その方はとにかく「無料」で情報を提供するんだそうです。メルマガ、ブログなど。たまにセミナーすることがあっても、安い値段で大盤振る舞い。

「いいんですか? こんな話、ただで聞けちゃって?」

と言われることも多いそうですが、本音としては「どうせ使えないからいいんです」だそうな。同じ情報でも、それを本当に必要としている人、さらに使うだけのスキルがある人でないと意味ないですからね。なので無料で情報をばらまいても、それはあくまで撒き餌でしかないとか。


ただ、中にはスキルのある人が無料で仕入れた情報を大いに役立てることもあります。それだと上げ損じゃないかと思いきや、そんな人は役だったことに感謝して、さらにもっと良い情報を求めて「顧客」になることも多いので、最終的にはリターンにしかならない。なるほどってことです。


ま、情報の出し惜しみしている人に限って、さして良い情報を持ってなかったりしますし、ましてや情報クレクレの人なんかは嫌がられるだけ。本当の「情報」を得るたった一つの情報は、実は本当の「情報」を先に与えること。または買うことです。


実は私自身も今まで「出し惜しみしない」と言われたことが何度もありますが、そのおかげかいつも良い人に恵まれるし、そこで良質な情報交換が行われるもの。私自身もなんだかんだ言って、所々で仕入れる貴重な「情報」だけで食べているようなものです。良い「情報」を得るには、先に与える、または買うこと。


ただし、人から聞いた情報を右から左に流すだけではダメですからね。確かに一時情報なんてのはあまりないと思いますが、最低、自分で試すなり実感してからシェアするべきです。


「放射能対策には昆布が良い」なんて情報は最悪に類するもの。しっかりしたソースもなければ、自分でためしたわけでもない。そんな情報ばかり流していると、逆に怪しいと思われます。高度情報社会だけに、「情報」の取り扱い方、リテラシーこそが大切なんです。


ところで、グリーン車は仕事している人多いですね~。私も仕事しているように見られてるかもしれませんが、3時間で5千円を上乗せするだけで仕事はかどれば、それだけで価値ありますもん。そのビジネスマンの時給が一万円だとすれば、普通車でそわそわ落ち着かないないならば、グリーン車で3万円稼ぐことができるわけで、かなりパフォーマンスの高い投資とも言えるでしょう。グリーン車は。


カテゴリー: |―ブランディング パーマリンク