■ミュータント

こんばんは、石田久二です。


後藤真希の全盛期は、前田敦子の比じゃなかった。その後藤真希も年内で活動停止。彼女は決して一発屋でもなかった。だけど、悲しいかな、本人の実力以上に周囲の力が強すぎた。つくづくプロデューサーの存在の大きさを実感。


今の時代はある程度の素養があれば、周囲が一気に取り囲んで、ホイホイと「商品」に仕上げてしまう。AKB48を見ててもそう。下積みを知らずに、一気にスターダムに上がってしまう。そして商品価値が下がると一気に捨てられる。それがまさに後藤真希なんです。


世の中には人格を持つ人間と、持たない人間がいます。後藤真希は持たない人間。単なる商品として育てられた、ミュータントの悲しみを感じてしまう。私は「モーニング娘。」のオーディションには合格しなかったけど、少なくとも今は「人格」をもって、自分のビジネスを進めることに幸せを感じています。


取りとめもない話ですが、後藤真希のニュースを見て、何か感慨深くなりました。と言うのも、私が27歳の時、どこにも雇われないニート時代、かろうじて人手が足りないからか、ゴールデンウィークの間だけ、工場でお菓子の箱詰めのバイトをさせて頂いたた時、ずっとこの曲がながれてきたのです。

私にとって、まるでトラウマソング。後藤真希の活動停止に際して、そんなことをひとり、思い出しました。


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