クリニカが呼び覚ますもの

おはようございます、石田久二です。ビジネスホテルにはアメニティが一応そろっているのですが、歯磨きは自分のものを使いたい人、決して少なくないと思います。ホテルの歯磨きセットって、なんか「磨いた感」が乏しいんですよね。
ですので、やむを得ない場合は別として、私はいつも旅行用の携帯歯磨きセットを使っています。そのセットですが、コンビニで買うと品名は「クリニカ」であることが多いです。
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海外旅行する時なども、だいたいこれです。特に私が海外旅行する時は、安宿のことが多く、そうなるとアメニティなんてものはありません。ですので、毎度、クリニカを携帯して使い切る感じです。
で、今さっき歯を磨いたのですが、どう言うわけか「安宿」のことが思い出されました。真っ先に思い出したのがソウルの「大元旅館」でした。ソウルの代表的な安宿で、街中にあるため、世界中のバックパッカーが集まってきます。私の3度ほど泊りました。
なぜ、歯を磨いた瞬間に安宿のことを思い出したのか。そう、アンカリングですね。例えばふと街中で、昔付き合っていた彼女の香水に香りが伝わってきたら、瞬時に元カノのと一夜を思い出すこともあるでしょう。学生時代に流行っていた曲を聞くと、同時のことがフィードバックする。
そのような経験がある人は少なくない、と言うかほとんどあるでしょう。特に「強烈な体験」と「繰り返された体験」をこそ思い出すことがある。そう言えば、中学の時、寮生活をしていたのですが、時々、その寮と同じ匂いの建物に巡り合う時があるんです。そうなると、決まってその寮生活のことを細かく思い出したります。
アンカリングの条件は、

・インパクト
・繰り返し

です。またはその組み合わせ。それによって普通は何の関係もない「刺激」と「反応」が条件付けされて、感覚の中に埋め込まれるのです。「クリニカ」と「安宿」だって何の関係もないのに、旅先の安宿で繰り返しクリニカで歯を磨いていたので思い出されたのです。これが「アンカリング」です。「プログラミング」とも言いますが。
そう言えば1997年、、、私は海外放浪していたのですが、エジプトでは当時専修大学の学生だった柿沼君と同行していました。イスタンブールで知り合って、一緒にエジプトに飛び、カイロの安宿でも一緒。そのまま紅海のダハブなどに行って、ヨルダンで別れたんだと思います。
その時、柿沼君はなぜかミスチルのこの曲をずっと部屋でかけていました。ほんと、こればっかり(笑)。

おかげさまで、この曲を聞くと、瞬時に「エジプト」を思い出してしまうのです。柿沼君、元気~?


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クリニカが呼び覚ますもの への2件のフィードバック

  1. めぐみ のコメント:

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    ずっと昔レポートを書いたんでちょっとだけ覚えているのですが、嗅覚は古い脳の部分につかさどられているので感情と結びつきやすく、それで記憶にしっかりと残るのではと思います。 専門的なことは分かりませんが、そんなようなことだったと。 こんどセミナーで使ってみては?
    私も漂白剤の匂いを嗅いだとたんに小学校の時のプールの思い出がありありと戻ってきたことがあります。

  2. 石田久二 のコメント:

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    >めぐみさん
    正確には、嗅覚は視床下部を通らないので、ダイレクトに脳に結びつくことのよう。犬とかと同じで、より原始的な感覚なんでしょうね。

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