子供の頃、かたつむりは食べられると聞いて、とても驚いたことがあります。当時、かたつむりという生き物は子どもにとってとても身近な存在であり、それを飼うことはあれど(一時的に)、食べるなんて考えたことがありませんでしたから。
大人になってから食べる機会もありましたが、バターと香辛料の味しかしない、歯ごたえのある貝でしかなく、少年時代の憧憬もあっさり破られたわけです。ところでその少年時代、同級生の弟が「食べたことある」と主張していたのです。同級生は食べてないのに、弟は食べたと言う。
ただ、その弟の記憶も怪しくて、問いただすと「夢だったかも」に主張が変化してきたのです。多分、そうなんだと思います。きっとテレビかなんかでエスカルゴを見て、それが夢に出てきたのか、または単に見ただけのを「食べた」と錯覚しただけのことでしょう。
つまり人間の記憶なんてのは、そもそもあてにならないもの。なのに、なぜ、UFOや霊を見たって主張だけは譲らないのか。子どもの頃に限らず、大人になってからもそれらしいものを見ることはあります。でも、そのほとんどは単なる「錯覚」に過ぎないのに、なぜかそれだけは「確かに見た」と譲らない人が多い。
このことは、オカルトを考える上で興味深い示唆を与えるものです。
石田久二(いしだひさつぐ)
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実はUFOを見たことがあります!!
う~~ん。
Qさんが、いくら、そうおっしゃられても、自分としては、錯覚や夢ではないですね!!
これは譲れないですぞー。^^;
(自分だけの錯覚なのか…?もし、仮に夢や錯覚なら、どうしてなのか、私も知りたい!!)
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>kaorinさん
みなさん、そのようにおっしゃいます、、、
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他の、日常レベルの体験の場合、普段の生活では同じような出来事の繰り返しなので、例えそれが、現実だろうと錯覚だろうと、似たような出来事の中に埋もれてしまい、また、どうでも良いようなことだから印象に残りにくい。
それと比較して、UFOなどの、所謂、非日常的、超常現象的な出来事は、普段の日常では出会わない、正に非日常的な体験なので印象が強く、例え、それが現実だろうと、また、錯覚だとしても、はっきりと記憶として残ってしまう。
後は、その、本人にしてみれば、どう考えても現実としか思えないような、その非日常的体験が、いかに錯覚であるか、と言うことを、Qさんが、いかに相手が納得できるように理論的に説明できるか、と言うところでしょうか?
錯覚システムの説明と言うよりも、寧ろ、それら超常現象が決して起こるはずが無い、と言う方向からの説明が要のように思います。
長文乱文駄文、失礼いたしました。
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>エインさん
起こらないことを証明することは「悪魔の証明」と言って、論理的に不可能です。ただ、UFOなどが錯覚だと考えた方が、宇宙人と断定するよりはるかに自然だ言うわけです。もちろん宇宙人を完全否定するわけではないですが(ただし、地球人が宇宙人と遭遇することは絶対にありません)、どちらの方がとりあえず自然かと言うことですね。
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以前、宇宙となかよしでも記事にされていましたね。
>地球人が宇宙人と遭遇することは絶対にありません
私たち地球人のいる、この宇宙には、私たち以外に、私達と同じような、肉体を持った知的生命体は存在しない、ということでしょうか?
またいつか、詳しいお話が読めのを期待しております。
有難うございました。
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>エインさん
宇宙が広大であればあるほど、人間の認識範囲は相対的に小さくなります。つまり人間の認識範囲なんてものは宇宙からすれば「ない」に等しい。宇宙人は人間の認識範囲外に存在するとすれば、人間が宇宙人に会う確率も「ない」ことが論証できるのです。
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>人間の認識範囲外に存在するとすれば
これは、Qさんがブログで書かれた「宇宙人は「別次元」に存在している」ということと同じ意味でしょうか?
では、もし、人間の認識範囲内、言い換えれば、私達と同じ三次元に宇宙人が存在するとすれば、また話は違ってくると言うことでしょうか?
それとも、この三次元には、私たち地球人以外に宇宙人は存在し得ないと、言うことなのでしょうか?
三次元の我々に、別次元の宇宙人は認識できない、と言う論理と、この三次元における、地球人以外の宇宙人の存在の有無、は、また別の話のように思うのです。
お忙しいところ何度も申し訳ありませんが、ご意見伺えればと思います。
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>エインさん
「三次元」に宇宙人(知的生命体としての)が存在するかどうかは知りようがありません。ただ、0%とは言わないまでも、限りなくそれに近いし、もしいたとしても会う確率はそれこそ0%です。なぜなら認識しなければ、それは存在しないのと同じだから。
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なるほど、良く分かりました。
お忙しい中、お時間を割いて質問に答えていただきまして感謝いたします。
長々と、お付き合いくださいまして、有難うございました。
失礼いたします。
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>エインさん
はい、どういたしまして。