一瞬で相手に安心感を与える秘儀

昨日のセミナーで、ちょっと思い出したので、「一瞬で相手に安心感を与える秘儀」って話をいくつかしました。その中で、とてもヒットしたようなことがこれ。

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お釈迦様や阿弥陀様がよく組む印なのですが、意味するところは「皆のもの安心するがよい、願いは叶えてつかわす」とでも言うのでしょうか。いずれにせよ「絶対大丈夫」って意味には違いありません。


ただ、「安心感」を与えると言っても、このような印を組めと言うのではありません。つまり、

「手のひらを見せる」

だけでいいのです。実は「手のひら」ってのは手相でわかる通り、その人の「人生」が刻み込まれてるもので、本来はおいそれと見せるものではありません。「手のひら(手のうち)を見せる」って言葉があるように、「手のひら」からは様々な「情報」が読み取れるため、それを見せることは、降服を意味すると言っても過言ではありません。


実際、自衛隊や世界の軍隊においても「手のひら」を相手に見せることはタブーとなっています。これはおそらく「手のひらを見せる=武器を持っていない」ことのジェスチャーにつながるため、その瞬間にやられてしまうからなのでしょう。


また、犬や猫が信頼した人間に対して「腹」を見せるポーズをとりますが、これも飼い主に対する服従(信頼)を意味し、人間の「手のひら」に相当するものなのです。


つまり「手のひら」を見せると言うことは、「私は安全ですよ、だから安心してください」と相手に示すポーズであり、それだけで「ラポール(信頼関係)」を築くきっかけとなるものなのです。


実際、観察してみるとよくわかります。皇室が国民に挨拶をする時は、手のひらを向けて振っています。アメリカ大統領も、しばしば高く手を上げて手のひらを見せるポーズをします。身近な人気者はどうでしょうか。手のひらを見せて、相手に安心感を与えるのです。


もちろん「見せっぱなし」ではだらしないですが、時々、見せると効果は抜群です。教師や講師業をされてる方も、もし生徒・受講生とラポールを築きたければ、時々、手のひらを見せるようにすればいいと思います。


逆に「手の甲」ばかりを見せると、無意識は「この人は武器を隠している」と判断し、警戒心を与えてしまうので注意です。


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