ネット販売で失敗するための鉄則(後編)

「ネット販売で失敗するための鉄則」の続きですが、前半で書いたように、とにかく「アプローチ」の入口を増やしていくことが重要。そのためには「いい記事」と「訪問」ですね。「訪問」ってのはコメントや読者登録のこと。自分から動かなければ、アクセスだって増えませんから。
こうやって入口を増やしてある程度のアクセス(アプローチ)ができたとしましょう。この段階で「ネット販売で失敗する人」は重大な過ちを犯してしまいます。場合によってはアクセスが集まってない段階からやってしまうこと。それが、
「いきなり商品説明」
です。前半でも言った通り、営業には「順序」が大切。それはネットもリアルも同じこと。とにかく「アプローチ」が成功したら、今度はじっくりと「人間関係」を固めていく必要があるのです。リアルの場合はそれこそ瞬時に人間関係を作ってしまう人もいますが、その反対の人もいます。
しかし、ネットでは確かに瞬時に人間関係を作ってしまうリアルコミュニケーション力もあるにこしたことはないですが、なくても時間をかけることで確実に構築できます。そのためには「いい記事」を「毎日」書き続けること。もちろん「毎日」でなくても「3日に一回」でもいいですが、更新のリズムを付けることは大切。
毎日更新していると、読者さんの中にはブログを読むことが日課になられる方もいらっしゃいます。更新がまちまちだと、その日課を破ることになり、決していい反応は得られません。とにかく大切なのはリズム(決まった間隔)であって、私の経験から言えば、3日に一回とかよりも「毎日」の方がはるかに楽です。
とにかく「いい記事」を書き続けること。すると確実にアクセスアップでき、ある程度、集まってから「必要性」と「商品説明」に移ればいいのです。例えばすでにネットビジネスで成功されたこの方でさえも、アメブロを開始して半年以上は商品販売をしていません
私は2004年5月からエキサイトブログで「宇宙となかよし」というブログを書いており、今でも毎日更新しているのですが、実はブログ経由で商品が売れるようになったのは2005年10月からでした。一年半はただひたすら書いていただけ。商品販売については、元々それを意図していたのではなく、偶然の出会いに寄るのですが、詳しくは「独立奮闘記」のこの記事に書いています。
それから余談ですが、「宇宙となかよし」が参加している「スピリチュアル ブログランキング」を見ると、私も常にベスト10には入っていますが、それ以外のベスト10のブログの皆さんは、ほとんどの方がブログから何らかの収入を得ています。書籍だったり、セミナーだったり、講演だったり。
ただ、それらの方は例外なく、最初はひたすら「いい記事」を書き続けるだけでした。そのうち、読者さんの方から「直接話を聞きたい」などのニーズがあって、そこから講演やセミナー活動を開始されるパターンが多いです。ベスト10には個人的にもごく親しい方がいらっしゃるのですが、その方もやっぱりそうでした。今では全国どこに行っても満員御礼です。
このようにある程度の「人間関係」を読者さんと作ってしまえば、ぶっちゃけた話、何だって売れちゃうのです。これをせずに、いきなり「商品説明」に入っているブログを時々見かけるのですが、まず間違いなく読んでもらえません。自分が読者の立場に立てばわかること。売込のブログとか読みたいと思わないでしょ、普通。
もう一度復習しますが、営業においては、リアルもネットも「アプローチ」と「人間関係」で8割以上が決まってしまいます。ここを怠っていきなり「商品説明」、ましては「クロージング」などしても上手くいくはずがないんです。徹底的にそこを間違っている人がなんと多いことか。
それが「ネット販売で失敗するための鉄則」です。はい。「必要性」については、またの機会に書きますね。


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