読むと不幸になる話

私はミクシィを今でも愛用して、今でも十分に活用させてもらっているのですが、だいたい一日に一回程度、ミクシィ日記をブログとは別に書いています。日々のことを何となく書きたくなったり、マイミクさんに何かをご案内する時などに書いています。
ミクシィには「足跡」という機能があり、アメブロのようなペタを付けなくても、日記を読んだら誰が読んだかすぐにわかるようになっています。日記を更新するたびに読まれる方もいらっしゃれば、時々、読みに来られる方もいらっしゃいます。
ただ、日記を更新した後の「足跡」の数は、、、実は「タイトル」とものすごく関係があるように思うのです。私のマイミクさんですが、精神世界に興味のある方が多いので、例えば「死後の世界」とか「霊」とか「ヘミシンク」などのキーワードが入っていると読まれやすいです。
一方、読まれにくいのは「阿蘇」とか「おはよう」とか、いかにも日記的なのがそうでしょう。それに対して、圧倒的に読まれやすいタイトルってのは確かにあるようです。それは主に3つ。
・お金(金額)に関するタイトル
・H系や下ネタっぽいタイトル
・ネガティブなタイトル

この3つをタイトルに入れておくと、驚くほどに読まれます。ということは、ミクシィでなくとも、普通のブログでもその傾向はあるでしょう。「お金」もあからさまに「アフィリ!」とか「稼ぐ!」などの話は読みたくなりませんが、「経常利益1千万円」や「ビックリ臨時収入」などのタイトルは読まれやすいです。「H系・下ネタ」はどんなタイトルでもだいたい読まれます(笑)
問題はネガティブなタイトルです。「ダメだ!」「最悪です!」「騙された!」「へこんでます!」「憤りを隠せない!」「ネガティブが嫌な人は読まないでください!」などのタイトルは、ものすごく読まれやすいです。
なぜなのか。人間ってのは、そもそもネガティブが大好きなのです。と言うのも、無意識には「安心・安全」を守ろうとする役割があるから、それを脅かす「危険」に対して敏感である必要があるから。
占いにしても、いいことばかり言う占い師よりも、不吉なことの中にちょっとだけいいことを言ってくれる占いの方が儲かると聞きます。つまり人間ってのは本能的にネガティブに反応しやすい性質があり、キャッチコピーなどを見ていても、目を引くものはちょっとネガティブだったりしますもんね。
例えば「今が買い時」よりも「今は買うな」の方が気になる。「買ってはいけない」って本もベストセラーになりましたよね。そしてそれを批判する形で「『買ってはいけない』は買ってはいけない」もかなりベストセラーになりました。
「健康になる生き方」よりも「病気にならない生き方」の方が遥かに読みたくなるし、実際、ベストセラー。他には例えば「子どもを楽しく学校に行かせる方法」よりも「なぜ、我が子は転向してもイジメにあうのか?」の方が絶対売れるでしょうね。
もちろんネガティブワードばかりを連発しても、そのうち避けられるでしょうが、随所に上手に挟んでおくと、購読率は上がるわけです。ま、この辺もある程度のセンスは必要だと思われますが。


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