「読書のすすめ」の清水店長の本。最初このタイトルを見た時、手塚治虫の「ブッダ」だと思ったが違っていた。普通に「お釈迦様」のことだった。いわゆる「読書術」の本だが、同時に人生哲学でもある。
仏教の教え、お釈迦様の言葉はそのまますべてに通じる人生哲学であり、自己啓発でもある。それもお釈迦様に関する読みやすい本を紹介しながら、そのエッセンスを伝えていく。軸はいずれも「商売」が中心。
登場する本としては、スマナサーラ、斎藤一人、ひろさちや、中村天風、茂木健一郎、ダライラマなど仏教者、宗教学者、商人、哲学者、科学者のように多岐に渡っているが、いずれも「ブッダ」がそこにある。ところどころに可愛らしいイラストが挿入されたおり、誰にでも親しみやすく訴えかけてくるが、話は決して浅薄ではない。
へ~、お釈迦様ってこんなに人情味があって面白くて優しいんだと感じ入る。読了後は仏教の英知に触れながらも、妙に心が清々しい。とにかく理屈抜きに読んでみるとよい。だたそうとしか言えない。
「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか。―オーラが良くなる読書術/清水 克衛
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