「ラダックの風息 空の果てで暮らした日々」山本高樹著

「小チベット」と呼ばれる北インドの高地ラダックに対する個人的な思い入れは強い。

2005年5月に単身訪れた際、劇的な体験をしたからだ。レーの丘の上で最初の悟りを開いた。

それ以来、いつもラダックは心のどこかにあり、その情景を思い出しては、ひとり感慨にふけるのである。

本書はそんなラダックの情景を素晴らしい写真と文章でつづっており、見ているだけで心が晴れてくるようだ。

本書は著者によるラダック滞在記であり、ラダック語をマスターしていることもあり、かなり深くラダックの生活にも触れている。

それでいて、文章と写真が素晴らしいのだから言うことない。

とりわけラダックのさらなる秘境たる「ザンスカール」へのトレッキング紀行は極めて興味深い。

一人の農夫と三頭のロバと歩く。めったにできる体験でないだけに、その文章と写真と共にハラハラしながら読み進めた。

時には道なき道を進み、断崖絶壁の細い道を命からがらに突き進む。

最後に目的地としている「プクタル・ゴンパ」に到着した時は、その美しさと共に息をのむ思いをした。

まことに筆舌に尽くしがたい美しさだ。この写真一枚だけでも何時間も眺めていられるし、いつか行ってみたいものだ。

さらに著者は冬のラダックトレッキングにも挑戦している。

氷の張った湖を歩くさまは感動的でさえある。同じ地球上とは思えない。

きっといつの日か、このラダックを歩いてみたい。

ずっと手元に置いておきたい、私にとって宝物のような一冊である。

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