独立奮闘記(21) ~はやくもつまづく~ (2007)

「独立奮闘記」を続けます。

2007年6月9日の初めてセミナーをやり成功。その後も福岡、2回目の東京と大成功。

この道でやっていくんだと、次々とセミナーを企画します。

10月は大阪と名古屋。その2都市もあっという間に申込が埋まり、前途は洋洋かのように見えました。

しかし、ここで早くもつまづいたのです。大阪でのセミナー。参加費5,000円。

20名もの人にご参加頂き、東京と同じメニューでやるだけだと、意気揚々と始めました。

しかし、いつの間にか参加者との空気の乱れを感じ始めたのです。そして最後は何ともぐずぐずな展開に。

その声はすぐに反映されました。つまり参加者からメールによって。

5,000円の価値のないセミナーだ。期待外れだった

何が起こったのがわかりませんでした。東京ではあれほど盛り上がったに見えたセミナーが。

企業研修のプロからも認められた私のセミナーが。

結局、何かギクシャクしたまま懇親会、それでも多くの方が3次会の最終まで残っておられたのは幸いでした。

ただ、翌日の名古屋は大阪での反省を意識し、そちらはほとんどの方に喜ばれたようでした。

しかし、もう、大阪でやるのが怖い。そんな思いもよぎったほどです。

それから一人、密かに悩み通しでした。イケルと思っていたセミナー業。早くもつまづく。

最初からうまくいくはずはないと思い直しながらも、得た自信が崩壊するのは辛かった。

それでもまだ東京でのセミナーの要望を頂くし、12月には設定してしまう。

12月の東京は定員30名で4時間6,000円。

告知後4日で満員御礼となり、その半数はリピーターでした。

やっぱりイケルと思い直しながらも、重要なことの気がつきます。

それは、「コンテンツがない」ということ。

つまり何をやればいいのか分からなくなっていたのです。

それでもすでに参加者だけはいる。どうしよう、逃げ出したくなってきました。

12月に入ります。

セミナーまであと2週間。8月や10月と同じことはできません。

かと言って、もはやネタもなく、NLPやコーチングをそのまま教えても、またぐずぐずになる。

セミナーとは、つまり「生き方」である。

何もNLPやコーチング、コミュニケーションの技法を伝えたいのではありません。

それなら何も「私」がやる必要もない。他にもっと適任なトレーナーはいるでしょう。

参加者は何を求めて集まってきてるのか。

それはそもそも「私」という人間に会いに来るのが一つ。

その「私」から他では学べない何かを持って帰るのがまた一つ。

しかし、足元を見ると、そんなものどこにも見当たらなかったのです。

たまたま、ブログを書いていて、ちょっとだけアクセスもあり、呼びかけるとそれなりに人も集まる。

セミナーの入金も次々と入ってきているし、もはや辞めるわけにもいきません。

だからと言って、このままやっても、また大阪の二の舞か。。。

そのように悩んでいる時、またある出会いがありました。

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