前置きがすぐ長くなってしまいますね。
てなわけで、独立して6年目に入りますが、ここまで過不足なく何とか生活して、それなりに好き勝手やってきたわけですが、じゃあ、このまま88歳までブログ書き続けるのか、それはいつだって不安に違いないのです。
ようするに「自分は何を売っていくのか?」ってこと。
「宇宙となかよし」では、私のメンターである加賀田晃先生のことは何度も書いてきたと思います。
じゃあ、加賀田先生のような飛び込み営業マンになるのか、または飛び込み営業研修講師になるのか。
しかし、そうなるには、そう名乗るだけの経験があまりにも不足しています。
では、NLPやコーチングをベースとした企業研修をやっていくのか。
それも何か今更って感じがありますし、競争相手も多いジャンルです。
じゃあ、いっそのことぶっ飛んで、スピリチュアルとか密教とかの路線は。
それも正直、中途半端。
では、なんだったら中途半端でないのか。なんだったらオレなのか。
そんなことを「独立奮闘記」を書きながらいろいろ考えていたら、昨日、いきなりやってきたのです。
そう、ヒラメキが。
クールな書き方をしていますが、それがやって来た時は、まるで釈迦様にでもなった気分でした。
つまり、自分がやってきたこと、これは他人に負けないぞ・・・ということが一つだけあるじゃないですか。
それはまさにゼロから独立起業して、曲がりなりにも生活できているし、著書も出版できたってこと。
なんてことないようですが、これって、もしかしたら、多くの人が望む姿なのではないか、と。
そももそ勢いで会社を辞めた時、私が持っているものは、、、正直、何一つありませんでした。
あえて言うなら、ブログを一年書いていたこと。
結果論的には、そのブログのおかげで、独立起業生活が支えられたって側面はあるのですが、最初からそれで食っていこうなって気持ちもなく、盲点と言うどころか、どう考えてもそれが生活ベースになるなんてあり得なかったのです。
本当に、冗談抜きで何もなかったのです。
資格ゼロ、客ゼロ、貯金ゼロ(ほんとは30万程度)、コネゼロ!
では、何があったのか。
たった一つ。
それが「信念」だったのです。
結局のところ、前の会社の仕事はつらくて将来性もない(少なくとも私にとっては)。
35を手前にして、今更、会社に入り直すのも気が進まない。
それなら会社を辞めた意味がない。
だからこそ、もう後には引き下がれないってことで、自然とその「信念」だけが残ったのかもしれません。
そしてその「信念」にもとづいて、とにかく行動、行動。
ある時こんなことがありました。
「独立奮闘記」にも書いたと思うのですが、2006年2月に全財産が3万円になった時のこと。
就職活動しようかと心が動いたけど、「ええい!」てことで100日滝行を続行。
するとNPOから仕事がやってきて、2月中に30万円が振り込まれて急場をしのいだ。
その時、私の知人の宝石屋さんにその話をしたのです。
「やっぱり信じることですよね!」
するとその宝石屋さんは、こう言いました。
「やっとわかったの?」
と。
つまり、仕事しようがしまいが月末に必ず給料が振り込まれるわけじゃない自営や経営者ってのは、とにかく先のことを心配する前に、今することをしっかりやるしかないんです。
そのプロセスでいろんなことがあっても、とにかく「信じて」やるしかない。
私の場合は「100日滝行」なんて、仕事と呼べるものじゃありませんでしたが、「人生」のレベルではきわめて重要。
とにかく信じてするしかない。それを「信念」って言うのだと、改めて思ったわけです。
(つづきます)