人は自分以外のものにはなれません。
これまでずっと主張してきた、宇宙の真理だと思っています。
しかし同時に、この真理に強くそむいてきた人間が身近にいました。
それはなんと!私自身だったのです。
「独立奮闘記」を書き始めてから一週間。
2005年から、まだ2007年までしか書いていませんが、大きな大きな棚卸作業ができたと思っています。
結局、私のウリ(USP)とは何か?
そして私自身、何になりたいと思っているのか。
自分の棚卸作業によって、改めて原点を見ることができました。
正直に告白します。
私は今年から「企業研修」路線へと進もうとしていました。
その甲斐あって、ちらほらのそんなオファーも頂くようになったのですが、何か違う。
私は言わば、サラリーマン脱落組です。
いわゆる社員研修をまともに受けたこともなければ、そのような研修会社に勤めていたわけでもありません。
では、そもそもなぜに私は「企業研修」の路線に進もうとしていたのでしょうか。
その理由は大きく一つしかありません。それは「集客しなくていいから」です。
そんな消極的な理由で!
申し訳ございません。私の本心はそうでした。
もともと私のセミナーや講演にご参加頂いてきた方は、ほとんどがブログ「宇宙となかよし」の読者さんでした。
どちらかと言うと精神世界系と呼ばれるそのブログに共感されるかたは、やはり響き合う何かがあり、それは参加者同士でも同様。
ですので、初めてのセミナー(2007年6月9日)の後、その時の参加者が後日また集まって飲みに行ったり、旅行に行ったりなんて話を聞いて、嬉しいと同時に驚きの気持ちもありました。
しかし、セミナーを重ねていくと、それはごくごく普通のこと。
なぜならブログから得られる「共感」によって集まったメンバーなので、職場とか地域とか、そんな環境要因ではなく、もっと深い部分での結び付きがあったからなのでしょう。
では、今後もそのようにブログを一生懸命に書いて読者を増やし、それで永続的にセミナーをやっていくのか。
それもまた違うと感じていたのです。
もちろん時々は「宇宙となかよし」の内容にそったセミナーや講演をするのはいいのですが、毎回するわけにもいかない。
単なるブログ講演家として身を立てるのも何か違う。そもそも「集客」がそんなにできるわけでもない。
そんなことを考えていて、確実に生活を支えられる「企業研修」へとシフトしようとしたのは、どこか「仕方ない」ってところがあったように思います。
(続きます)