「富と成功をもたらす7つの法則」ディーパック・チョプラ著

願望実現や精神世界系の本で何か一冊を、、、と言われたら、かなりの程度で差し出す一冊がこれ。

正直、初めて読んだ時は何が何だかわからなかった。

130ページもの薄い本ではあるが、文章もさほど難しくはない。

ではあるのだが、ここに書かれてあることが、なぜに「富と成功」をもたらすのか理解できなかったのだ。

例えば、本書に書かれてあることは、世間一般に言われてる願望実現とは真逆である。

極端な話、努力するな(普通は努力しろ)、手放せ(普通はつかめ)、与えろ(普通は求めろ)、など、パッと見では、今流行りの「ラクに生きようよ」的な浅薄な精神世界ブームに迎合した内容であるかにも見える。

しかし、この真意はあまりにもストイックかつ本質的である。

そもそも単純に願望に対して努力し、執着し、求め続けてそれが実現するのならば、もっと多くの人が容易に願望実現できているはずだ。

しかしそうでないのが現実。

宇宙の原則から言えば、本来、願ったことは叶うのです。それは自然の摂理であるとも言えます。

では、その摂理に従って願望を叶えるには、どうすればいいのか。

その一つが「受容」である(第四章:最小限の努力の法則より)。

つまり「あるがまま」に受け入れること。この瞬間はあるべくしてある。

考えてみれば当然のことで、いわゆる成功者と呼ばれる人が、大きな富を得るのに、本当に「努力」しているのか。

例えば大リーガーのイチロー選手は確かに努力家と言われる側面、彼自身がどれだけそれを「努力」と感じているのか。

つまり成功とは「努力せずとも富を得られる状態」と定義できるのではないかだろうか。

ただ、こう言うと、「何もしなくてもいんですね」と誤解する人がいるかもしれない。

もちろんそうではない。

目標に向かって行動(努力)することは重要だろう。

おそらく「最小限の努力」をあえて口語訳するならば、それは「力を抜く」ことでないかと考える。

成功者は力を入れずに最大限の結果をもたらしている。

そうでない者は力み過ぎて、望むべき効果が得られていない。

もちろんこのような口語訳が的確かどうかはわからないが、シンプルで抽象的な本書全体について、様々な角度からの「活用法」は考えることができ、それだけ本質的な内容であるということだ。

富と成功をもたらす7つの法則―願望が自然に叶う実践ガイド/ディーパック チョプラ
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「富と成功をもたらす7つの法則」ディーパック・チョプラ著 への1件のフィードバック

  1. はっはっは のコメント:

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    うちも、ディーパック・チョプラさんの本は大好きですが、この本はまだ読んでないんやんなぁ~。
    Quantum Healing, How to Know Godなどなど、古本屋で買った本はいろいろあるけど、The Seven Spiritual Law of Successはまだ古本屋などで見たことがない・・・。

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