■タイムラグを征する

こんばんは、行動強化コンサルタントの石田久二です。
昨日ソリティアの話しましたが、本論はここからなんです。人はなぜソリティアにハマるのか。それは「行為」と「成果」の間のタイムラグが小さいからです。つまり、開始しておよそ数分数秒で、上がろうが上がるまいが結果が出ます。そして上がったときに快感を覚えるのですが、それは「上がらない」ことが多いゆえでもあります。いつも上がるようでは、快感もありませんから。
ソリティア以外にもハマりやすいものとしては、パチンコなどギャンブル、ソーシャルゲーム、酒、たばこ、もしかしたらFacebookなどもそうかもしれません。
パチンコの場合は台に座って数分で結果が出ます。ソーシャルゲームも同様。酒も飲んだらすぐに気持ちよくなりますし、たばこやドラッグも同様でしょう。Facebookなどは投稿した後に付く「いいね」が快感になります。これがもし、パチンコならば台に座って一週間経たなければ勝ったか負けたか分からないようではハマらない。その他も同様。
すべてはタイムラグなのです。では、一般に達成の難しいことって何があるでしょうか。例えばビジネスがそうです。ダイエットもそうです。ゼロから何かの事業を始めたところで、すぐに結果がでるものではありません。しっかりやって3ヶ月から半年は頑張る必要があります。それがもし、数日とか数時間やってすぐに収入が発生するようなものなら、誰だって成功します。しかし実際はそうじゃない。だからこそ、「この方法を試すと翌日からガッポガッポ」なんてキャッチに騙されるのです。
ダイエットなども、確実にやせるにはやっぱり数ヶ月はかかります。だけどできればすぐやせたい。だからこそダイエットサプリなどが流行るのです。以前、浣腸ダイエットなんてものが話題になりましたが、それで体重が減るのは当たり前です。腸内の老廃物が一気になくなるのですから。だけどそれは実際に体重が減ったのでは決してありません。体重計の上でのまやかしのようなもので、そんなダイエットが定着するはずもありません。
やっぱりタイムラグなのです。タイムラグを征する人が成功を征する。このことを知っていれば、方向はわかりますよね。一つはタイムラグがあるのを極当たり前として受け入れること。ビジネスならば最低半年はかかると覚悟の上で毎日じっくり取り組むこと。逆に言えば、半年で成果が出るようなもの、人生レベルで見るとほんの短期間です。
もう一つは、成果に向けたプロセスにおいて、タイムラグそのものを短くすること。つまり短期目標の設定です。それは例えば「○×行動計画」のようなものでもいい。行動項目が5つであれば、一つ一つをやったら「○」を付けるだけ。5つパーフェクトでやれば○が5つ付いて成果100%です。ソリティアのような派手な演出があるわけじゃないですが、それでもやらないよりはマシです。実際、私もやっていますが、一つやるごとに
○を付けるのはささやかな快感になっています。その連続によって、気が付けば・・・結果が実っているかもしれません。
もう一度言いますが、タイムラグを征することで、目標達成もかなり身近なものに感じられるはずです。


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■タイムラグを征する への1件のフィードバック

  1. はっはっは のコメント:

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    あぁ・・・タバコ・・・・。。
    うちはゲームを始めるとすご~くハマってしまうのがわかってるので・・・買えませんwww
    タイムラグ・・・ある意味、本当は一番充実してる時期なんかも??ww

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