■斜め上のアイデア

こんばんは、行動強化コンサルタントの石田久二です。
毎週月曜日の0時になった瞬間、「週刊プレイボーイweb comic」の「キン肉マン」が更新されるのを心待ちにしています。とにかく熱いです。
そして昨日、原作者のゆでたまご・嶋田隆司先生の「火事場の仕事力」という新刊を読了しました。
火事場の仕事力 (ワニブックスPLUS新書)/ゆでたまご

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驚きました。この本はしばらくは私のバイブルになるに違いない。今もなお、毎週、破天荒なストーリーで連載を続けているのですが、このアイデアはどうやって出てくるものか。私は基本的に「2ちゃんねる」はまとめサイトくらいしか見ないのですが、唯一、リアルタイムに見ているのが「キン肉マン」のスレッド。そこでは「今後の展開予想」みたいなレスが次々と付いていて、皆、熱いキン肉マンフリークなだけに、いろんな予想をしているのです。
しかし、私が知る限り、誰一人として予想を的中させたことがない。今回は7人の悪魔超人の一人である「ブラックホール」と、新キャラである完璧超人の「ダルメシアン」との一戦。今回はどちらが勝つかの予想は難しかったものの、どちらかで勝敗はつくはず。だけど、その「勝ち方(負け方)」までは的中させる人は私が知る限りいなかった。なんせ、これですから。
$「信念が人生を創る!」石田久二公式ブログ
バカバカしいと言えばその通りですが、そもそもこの漫画はギャグ漫画です。笑えてナンボ。だけど、2ちゃんねるのファンが総動員しても、誰も予想できないこの絵柄。しかも、この回の最後には、さらにショッキングな展開が待っているのです。それも予想した人は誰もいない。
つまり、ゆでたまごと言う人は、確かに作者であるのですが、何千何万人もの人があーでもないこーでもないと予想していた、そのまさに斜め上を進んでいるのです。誰も思いつかないようなアイデアを毎週、きちんと繰り出してくる。最近のゆでたまごは「神」と言っても言い過ぎじゃないほとですが、このアイデアはどのようにして出されるのか。その辺の人が、「この火事場の仕事力」には書かれてありました。
一言で言うと、「ピン」と来たのをそのまま素直に育てていけってこと。あれこれ考えずに、とにかくアイデアを育てる。面白ければそれでいい。完全に子どもの発想ですが、今の大人に一番必要なのはこれじゃないでしょうか。とにかく、毎週、「キン肉マン」を純粋なファンとして楽しみにしていると同時に、生きる上でもヒントを毎回頂いているような気持ちです。次回も楽しみすぎて鼻血が出そうです。


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