■目標型と行動型

こんばんは、石田久二です。


昨日はセミナーに参加したのですが、その時の講師が「目標達成には目標3割・行動7割」と仰っていました。その通りだと思います。願望実現系のセミナーでは、しばしば目標にばかりフォーカスさせて、行動を軽視する傾向があります。イメージングやアファメーションで潜在意識に刷り込む系の。


しかしそればかりやるとどうなるか。達成していない現実とのギャップが次第に苦しくなって、イメージングもアファメーションも辞めてしまうことが多いです。そこで出やすいのが「自然に叶うのがいいと思う」とか「自分らしい目標じゃなかった」などの言い訳です。叶わない理由は自然じゃないとか、自分らしくないとかでなく、単に「行動」が不足していたから。


一方、いつもそれなりに忙しくは動いているものの、空回りが多く、さらに一か所に落ち着かない。結果として時間と行動の割には、大した成果もない。そんな人は「目標」の設定が下手で、目標が明確じゃないので、行動が落ち着かないのです。


前者を「目標型」とすれば、後者は「行動型」と言えるでしょう。どっちかに偏っている人は、その分、目標達成が難しいので、自覚すれば修正した方がいいでしょう。しかし、悲劇的なのは「目標」も「行動」もどちらも苦手な人。そしてそんな人は決して少なくないどころか、世の中の大半がそうです。特別な目標もなく、かといって行動してるわけじゃない。毎日を「なんとなく」で過ごしているだけ。


だからと言って、決して満足しているとも限りません。なんとなく毎日が不快で不満で不安な感情に支配されて、そんな自分を変えたいと思っています。また、身近に恵まれたように見える人がいると猛烈に嫉妬します。そのような人を猛烈に引き付ける言葉が「あるがまま」だったりして、つまり自己肯定して欲しいだけ。だけど、その時は少し気分が上向いても、根本的に自分を認めてないのでいつの間にか元に戻っています。


そんな人たちが突破口を見出すとすれば、裏技などなく、なんでもいいので「目標達成」してみるといいです。ただし、最初は決して大きな目標を設定してはなりません。まずはできそうなこと。その目安として「期限型」と「結果型」があります。


「期限型」とは「一日30分のウォーキングを100日間続ける」、「毎日腕立・腹筋を50回ずつを100日間続ける」、「100日間は缶コーヒーを飲まない」、「21日間毎日滝に打たれる」、「一日一時間の瞑想を100日間する」など。


一方、「結果型」とは「3か月で5キロ減量する」、「一年で100万円貯金する」、「親に電話してアリガトウを言う」、「交流会で名刺を1,000枚集める」、「ブログのアクセスを一日100人にする」など。


どちらもでいいので、なるべくできそうなことをする。そして絶対自分に妥協せず、達成すること。すると「達成」そのものが快感となり、同時に目標達成に対する心理的抵抗が外れます。それからより大きな目標に向かっていけばいいのです。


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