■セミナー講師最大の難所

こんばんは、行動強化コンサルタントの石田久二です。


セミナー講師になりたい人は多いと思うのですが、実のところ誰だって一回や二回はできるもの。華々しく「講師デビューしました!」とブログなどで大騒ぎしたとしても、ほとんどが続かないのが現状。


一番の理由は「集客」に息詰まること。最初は物珍しさとか付き合いとかから、割と集まることがあっても、同じ人の同じ内容に何度も何度も付き合ってくれるほど参加者も暇じゃありません。となると、外に向けて開拓する必要があるのですが、ほとんどの人がここで行き詰まります。


だけど、この段階をクリアできたとしても、次に最大の難所を迎えることになる。今までは知り合い中心の「ホーム」でよかったけど、外に集客を向けると当然「アウェー」の割合が増えてきます。言うなれば「さらし者」にされる。アンケートでも取ろうものなら、辛辣な意見を頂くこともあるし、メールでクレームのような感想を頂くこともある。


これがある意味、講師を止めてしまう最大の壁かもしれません。どんなに優れたコンテンツであろうと、万人が万人にウケるとは限りません。中には丁寧にネガティブなコメントを残してくれる人もいる。仮に10人中9人がよい評価をしていたとしても、1人でも悪い評価を残されると、そればかり気になってしまうもの。時には全人格を否定されたかのように思い悩むこともあります。


結局、セミナー講師として残る人は、そのネガティブなコメントを超えた人たち。気にしないのも一つの手ですが、前向きに受け止めて改良の材料にする。それでコンテンツに磨きがかかったりもするんです。


言うまでもないですが、私も今まで幾度となく落ち込むようなコメントを頂いてきました。正直、見るのもいやです。だけど、それを素直に受け止め、次に活かそうとするだけの前向きさは私にはあったのかもしれません。または、セミナー講師としてやっていくしかないとの強い思いがそうさせたのかもしれません。


いずれにせよ、まずは集客に行き詰まりながら、それを超えたところで最大の難所が待ち受けているのは避けられないこと。そこでセミナー講師として残る人、消えていく人が選別されるのです。


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