3月14日に辞意を表明し、一応のところ「退職」が周知されます。
その時期は社内でも退職ブームだったため、私一人を引きとめる理由もありません。
そして4月末付での退職が決まり、それまでは残務整理となります。
退職することで気持ち的にはスッキリするものの、将来の見通しはまったく立ちません。
周りからすれば、せいぜい別の会社に再就職するのだろうと思われていたようですが、私はまったくそのつもりはありませんでした。
それでいて、何か特別なスキルがあるわけでもありません。
ではなぜ、そんな無鉄砲な考えをすることができたのでしょうか。
それがまさに「スピリチュアル」との出会いでした。
2012年に次元が上昇し、人類はある種の進化を遂げる。
いわゆる「アセンション」ですが、その話を聞いたのが2004年の3月のこと。
会社を辞める前一年は、スピリチュアルの出会いによって、周囲も引くほどの変化を遂げていました。
それまではどちらかと言うと不平不満の多い、ネガティブ思考だった私が、180度転換したと言ってもいいほどに変わったのです。
それは付き合っていた彼女(今のヨメサン)もが付いていけなくなるほどに。
とにかく「ついてる!」が口癖。斎藤一人さん、五日市剛さんの本にはまると同時に、アセンション、フォトンベルト、プレアデス、オーラ、波動などの、いわゆるスピ系の本を読み進め、残業中には休憩がてら、毎日のように福岡ジュンク堂の「精神世界」のコーナーに向かっていたのです。
とにかくポジティブ!ポジティブ!
ちょうどそこの頃(2004年8月)には「滝行」にも出会い、ますます精神世界へ深く傾倒していくのです。
翌年の2月には「21日滝行」を満行。
途中、38度5分の熱が出ながらも、毎朝、氷点下に近い滝に打たれるのです。
満行できたことは、大きな自信につながりました。
そんな時、KMさんとの出会いもあり、これは「辞める流れができている!」と勝手に思い込んだのです。
そして順当に退職し、そんな時に行ってみる先は「インド」しかありません。
その時のインド旅行については拙著「宇宙となかよし」 の舞台にもなっていますが、とにかく奇跡の連続のような旅で、暴漢に遭ったり、所持金を奪われたりしながらも、貴重な出会いもあり、ますます「スピリチュアル的」に独立した後の成功への確信を深めるのです。