■さりげな効果

こんばんは、石田久二です。


先ほど面白い記事を読みました。ある実験で、男子学生に図書館の本を返してもらうよう頼むのですが、実験協力者の図書館員の女性に、本を受け取る際、さりげなく手を触れるケースと、触れないケースに分けてみました。


そして男子学生には、その図書館員を好意的に感じたかどうか調べてみたところ、手を触れた方が好意的に感じたと答えたそうです。つまり、ボディタッチは好意を生むという話ですが、さらに面白いことに、好意を感じた学生は、手を触れられたことにはほとんど気がついてなかったとのこと。


そこで思い出したのが、あるコンビニのこと。私が行く時間帯に、ちょっと可愛い女の子がレジを打っていました。可愛いと言っても、街中で振り返るほどの美人ではありませんが。


ですが、同じ行くならそのコンビニの、その女の子がいる時間帯に行きたいと思うのです。だからと言って、口説きたいとかでは決してありません。すべての条件が同じで、「どちらかと言うと」と言うささやかな選択肢が与えられているのであれば、その女の子がいるコンビニを優先したくなるといったニュアンスです。


そして今思うと、その女の子は、お釣りを渡す時、必ず片方の手で下から手を添えていました。かすかに手が触れる時もあればない時もある。そして事実として、無数に会ってきたレジ係の中で、その女の子のことだけはなぜか覚えています。


もしそこに理由があるとすれば、お釣りを渡す時にさりげなく手が触れていたことも関係あるのかもしれません。


と言うことは、もし接客優位に立ちたければ、そのさりげなさは武器になると言えるでしょう。


相手に嫌がられない程度に、いや、気づかれない程度に、さりげなく触れるだけで、口下手も人見知りも関係なく、リピーターを増やせる接客ができるかもしれませんね。


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