■無資格のプロコーチ

こんにちは、行動強化コンサルタントの石田久二です。
ただ今、羽田空港で移動待ち中です。iPhoneでサクサクとブログ更新。思いついた時に更新できるのが便利ですね。
毎年、この季節は「コーチング修行月間」にしていたことを思い出しました。初めて実行したのが2006年のこと。朝6時からその日の夜中0時まで30分間隔で36名の方にショートコーチングをさせて頂く。翌年も同じ。それ以降も36名ではないものの、連続コーチングセッションをしていました。
これの良いところは、短期間で効率よく「営業」ができる点。クロージングは一切しませんが、無料のセッション後に正式にコーチングをお申し込み頂くこともよくありました。
でもそれ以上に良いのが、「量稽古」ができる点。コーチングは言語的営みには違いないのですが、よいセッションとは多分に無意識領域からのリソースを感じさせるもの。
人対人である以上、通り一遍のマニュアルは通用しません。自らの知識や体験を超えた領域でセッションが進むこともよくあるし、それが本来的だと考えるのです。
その領域でセッションをするには、一度でもそこに入ってみることが重要。その最も効果的な方法がまさに短期間での「量稽古」なのです。
オニギリ片手にぶっ通しで18時間。やってみるとあっという間なのですが、最後の方は頭も疲労して、何がなんだがわからない状態。完全にトランスな入ってしまい、考えては言葉も出てきません。
そこで突然、スコーンっと自分でも思いもしなかったような言葉が出てきたり、時には介入的にアドバイスができたりします。無意識を感じる瞬間。一度でもそこに到達すると、次からのセッションがさらに磨きかかったものになります。
そのおかげか、私はいわゆるコーチングの資格を取ることも、トレーニングコースを受講することもなく、コーチングが仕事として成り立っています。
しばしば、どうすればプロコーチになれるのか聞かれることがありますが、まずは資格を取るなりきちんとした勉強をすること。しかし、それが経済的に難しければ、とにかく「量稽古」を繰り返すことです。
ただ、そうは言うものの「量稽古」自体する機会がないと言う人もいるでしょう。私はブログで企画しましたが、例えば相互コーチングのサイトなどで泥臭くやってみるのも手だと思います。やらない「言い訳」はいくらでもありますが、実際に仕事にするには「言い訳」を一切排して「量」を重ねるしかありません。
もっとも、一番いいのは「資格+量稽古」なんでしょうが。その意味では、私もまだまだ修行が必要です。


カテゴリー: |―起業するには パーマリンク