こんばんは、石田久二です。
最近、2歳4か月になる息子(ちびQ)が「ドラえもん」に夢中です。話の内容を理解してるかわかりませんが、ドラえもんをつけると喜びます。「どらえも~ん」とか「じゃいあ~ん」とかは言えるのですが、のび太のことは「た~」と呼びます。
ただ、私たちの世代だと、ドラえもんと言うと大山のぶ代のダミ声であって、今のようなちょっと可愛い声のドラえもんはどうしても違和感がありました。絵柄も全体的に洗練されて、例えばのび太の髪がなびく様などは、旧ドラえもん世代からすると何となく許せない感がありました(笑)
ついでに言うと、私はかなりのドラえもんフリークです。てんとう虫コミックで出ているドラえもんの範囲であれば、知らない話はほとんどないと自負しています。道具の名前だけで、それが使われる話のあらすじを再現することは容易です。そして語ります。当然ですが、今次々と刊行されている藤子F不二雄全集の「ドラえもん」はすべて買っています。
そんなフリークの私ですから、息子がドラえもん好きになってくれるのは嬉しい反面、新しいアニメにはどうしても違和感がぬぐえず、ちょっと寂しくも複雑な思いで見ていました。見たところ、半分は旧ドラの焼き直しで、半分は新ネタのようです。
一日に一回は見てるので、段々と慣れて来たのですが、ちょっと面白い作り方をされてるのにも気が付きました。普通であれば最初に主題歌があって、CMを挟んで話に入るのですが、今のドラえもんは突然、話から入り、しばらくして主題歌が流れるって作り方。
そしてその主題歌なんですが、三連符ベースなところ、「タケコプター」など合の手が入るところ、サビが「アンアンアン」から「シャララランラン」になるなど、旧ドラの路線をしっかりと受け継いでいるのがわかります。
で、よくよく主題歌を聞いていたのですが、なんと、すごくいい曲なのです。こちらがそう。
明るく楽しく弾むようなメロディ。洗練されたメロディラインとコード進行。そしてテーマは「夢をかなえて」。そうか、夢はかなうんだ。そう思いながら聞いていると、ふいに涙が。。。
私が初めてドラえもんを読んだのは小学一年になるかならないか。てんとう虫コミック一巻が家にあったのです。それまでゴレンジャーやカブトムシの本くらいしか読まなかった私が、初めてストーリーを読んだのがドラえもん。
その面白さにすっかりハマってしまい、あれから30年以上が経ちました。今でも大好きだし、息子も大好きみたい。ドラえもんの魅力は、夢を叶える道具にある。しかし、それは決して安易に叶えてあげるのではく、本人が自らの力で夢を叶える、その手助けに過ぎない。その本人とは、マンガではのび太のこと。
最初の話で、ドラえもんはセワシの200年前の先祖であるのび太の面倒を見に、机の引き出しから登場します。そして一冊のアルバムを見せるのですが、それはのび太の一生が描かれたアルバムであり、とんでもない運命を予言してるのです。
しかし、ドラえもんはそんな運命を変えるためにやって来た。そして運命を変えるのは、他ならぬのび太自身。その結果、のび太の運命は変わった。その元となるエピソードはたくさんあるのですが、涙なくして読めない「さようならドラえもん」などは、どれだけ勇気を与えてくれたことか。
ドラえもんが未来に帰る前日。朝まで二人で語り合おうと、夜中に空き地に向かうのですが、涙を見せたくないドラえもんはしばしのび太から離れてしまいます。そこに寝ぼけたジャイアンがやってきて、のび太に言いがかり。
いつもならドラえもんに助けを求めるところ、ドラえもんが安心して未来に帰れるよう、一人でジャイアンに立ち向かいます(あ、書きながら涙腺が)。
そしてぼろ雑巾のようになりながら、最後はジャイアンは根負けして、ついにのび太は自分の力で勝ったのです。
のび太は自分の力で勝つことができた。ドラえもんが求めていたのはまさにこれなんです。自分の力を信じて、困難に立ち向かう。そして最後に勝利を手にする、夢を叶える。
実は私のコーチングの心の師匠の一人がドラえもんであることは、セミナーや講演でもいつもお話しています。
人は誰もが夢を叶える力を持っている。コーチ(ドラえもん)はその力を引き出すお産婆のようなもの。そしてコーチ自身も、クライアントの潜在力を信じる。心から信じる。それをスポンサーシップと言います。
息子とドラえもんを見ながら、改めてそんなことを確認することができました。旧ドラもいいけど、今は21世紀。主題歌の「夢をかなえてドラえもん」は私のテーマソングの一つとなりました。それにしても、もし今、息子が大山のぶ代のドラえもんを見ると、「ちがう!」と言っていじけるんだろうな~と思います(笑)
石田久二(いしだひさつぐ)
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