こんばんは、石田久二です。
精神世界の本などに、よく「シンクロニシティ」なる言葉が出てきます。日本語では「共時性」などと訳されているようですが、そのままカタカナの方がわかりやすいでしょう。詳しく説明すると、「偶然とは思えない必然的な一致」となるのでしょうか。
よく例えに出されるのが、ちょっと思い出して電話してみようと思った人から、急に電話がかかってきたなど。また、やりたい仕事があって求人を探していると、突然目の前に募集広告が現れた。今年インドに行きたいと思っていたら、インドに関する情報が次から次へとやってくる。
そんな時、「シンクロだ~!」と言ってあたかも運命的な何かに導かれてるように振舞うのでしょうが、確かに不思議な偶然もないとは言わないけど、カラクリはとても簡単。つまり「いつも思っていることは知覚しやすい」ってこと。
しばしばセミナーでもやる簡単なワークがあるのですが、今から書くことをちょっとやってみてください。
1.目を瞑ってください(後ででいいです)
2.そのまま、「赤いもの」が部屋にあるか思い出してください
3.10秒ほど「赤いもの」を思い出そうとして、目を開けて360度を見まわして見てください
ほとんどの人が、部屋の中にある「赤いもの」を目にしたのではと思います。まるで「赤いもの」が向こうから飛び込んでくるかのように。これがまさに「シンクロニシティ」の原理です。
つまり、就職活動をしている人は、「求人募集」の広告がやたらと目につくし、インドに行きたいと思っている人は、インドに関する情報がやたらと目につく。実のところ、情報としてはロシアに関するものだって決して少なくない。だけど、ロシアへの関心か行く予定でもなければ、どこにそんな情報があったか思い出すことはできないでしょう。
カラクリがわかってしまえば、その神秘性も薄れ、あまり面白くなく感じる人だっているかもしれませんが、ようはいつも思っているものが現実として引き寄せられるだけのこと。それは良いも悪いもありません。
そしてその「引き寄せ」を最も確実にするのが「質問」です。「どこかに仕事がないだろうか?」と質問していたら、そのための情報に自然と目が向きやすくなります。私は最近、次の二つの「質問」をしながら一日を過ごしています。
それは、
「私は今日、何を与えることができるだろうか?」
「私は今日、何に感謝することができるだろうか?」
の二つです。するとどうなるか。例えば今日は子どもと公園に行ったのですが、普段は目に入りにくいゴミが次々と目に付くようになります。そして拾うしかなくなります。それは「与えること」の一つです。
また、朝起きて滝に行く際、日の出の光を見ただけで、すごく感謝したくなります。これは言うまでもなく「感謝すること」の一つです。
つまり「与えること(愛)」と「感謝すること」について質問によって思いを寄せていると、それに相当することが自然と引き寄せられる。そしていつの間にか「愛と感謝」の体質になってしまうのです。
どうせなら、良くないシンクロを引き寄せるより、自分にとって都合の良いシンクロを引き寄せる習慣を付ける方がいいと思いませんか。秘訣は「質問」です。
<○×計画7>7/7
<愛>公園で目に付いたゴミを拾わせて頂きました
<感謝>今朝も気持ち良く滝に打たれ、朝一番のお日様の光を頂くことができました。