NLPとキネシオロジー(1)

私のNLPセミナーは通常のNLPとちょっと変わっていて、「キネシオロジー」を活用することがあります。


日本では代替医療の世界で「オーリングテスト」が有名だと思いますが、それは正確には「応用キネシオロジー」に分類されるものです。しばしばその人に合う薬やサプリメントを選ぶ際、オーリンテストが用いられます。


オーリングテストの場合は、通常、「指の筋肉」で測定しますが、本場のキネシオロジーでは「筋反射テスト」と言って、腕の筋肉(上腕二頭筋等)によって測定します。このような感じです

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施術者によっては、左右どちらの腕にするか、腕のどの位置で押さえるかなどはそれぞれですが、いずれにせよ、上から押さえて測定する方法は変わらないようです。


この時、相手の腕が下がらなかったら「潜在意識」はOKを出しており、下がってしまえばNOの合図だと言っていいでしょう。例えば測定する反対の腕でサプリメントなどを持って測定すると、腕が下がった場合、それは不適ということになります。


私のNLPでは、これを「願望実現」に活用します。


「潜在意識」はあくまでも「安心・安全」を守ることを第一義としますので、「変化」を何よりも嫌います。なぜなら「変化」は未知の世界であるゆえ、それは不安の対象だからです。


「願望実現」についても同じで、「願望」を「実現」した状態とは、今の状態から見たら「変化」に他なりません。ですので、しばしば「願望が叶った状態をイメージしてください」と言いますが、脳はそれをフィクションだと知っていますので、それでワクワクすることはまずありません。よほど入りやすい人をのぞいては。


ですので、今の状態から見た「願望」とは、「潜在意識」にとっては排除すべきもの。「意識」ではそれを望んでいたとしても、「潜在意識」は必死でそれを拒絶しようとするのです。なぜなら「変化」を好まないから。


このメカニズムをキネシオロジーで測定しても、とても正確に結果が出てきます。つまり、多くの人にとって「願望」をイメージした状態では筋肉が弱くなるのです。測定では腕が下がるのです。


これは「潜在的年収チェック」にも応用できます。


例えば「月収100万円になりました」と声に出して言った時、もしもそれが「願望」のままであれば、腕は下がるでしょう。しかし、一度でも達成したことがある人、もしくはその月収に近付いている人の場合だと、腕は下がらないのです。


ただ、このように単純に現状を測定するだけでは、あまり意味がありません。「潜在意識」が「願望」を受け入れるようにするためには、まさにNLPのスキルの出番となるのです。その一つが「サブモダリティ・チェンジ」です。

続きます。


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