「衝動分析」という手法を使って、2009年から2015年までの世界動向を読み解いた本。著者は衝動アナリストという肩書であるが、別名で占星術や心理カウンセラーをされているようだ。
「衝動分析」とは聞きなれない言葉だが、要するに占いと心理学をミックスさせた著者独自の分析手法と思って間違いないであろう。いわゆる未来予測系の本であるが、精神世界本によくあるチャネリング系の言いっぱなしではなく、占星術や統計学など客観的なデータに基づいた、ある程度は信頼性のおけるものであろう。
そこで本書で予想されている大まかな結論だけ述べると、
・2012年~2013年に、日本は1973年の第一次オイルショック以上のエネルギーショックを経験し、国内産業は多大なる影響を受ける(100%)
・2012年~2014年に、ヨーロッパ主要国では金融機関の破たんが相次ぎ(90%)、ユーロを離脱する国が出てきて、ユーロは崩壊、地方通貨となる(80%)
となる。いずれにしても2012年から世界的な経済危機に見舞われるというわけだ。
ちなみに日本では経済問題以外にも、2012年以降、
・北朝鮮内部のイデオロギー問題
・韓国の経済破たん問題
・自衛隊問題
・皇室問題
に直面するらしい(2012年という年数が興味深いが・・・)。
なお、過去の予測としては大よそ80%以上の確率で当たってきたらしいので、かなりの自信がなければ書けないことであろう。いずれにせよ予測本は当たらなければその価値を失うが、正直なところ、経済危機は勘弁して欲しいので外れることを願う(笑)
衝動分析で読む! 2009‐2015年世界経済はこうなる! (ごま書房新社)/小林 秀守
¥1,500
Amazon.co.jp
人生を変える100日ブログ :47日目