「自分の居場所の作り方」森下裕道著

「居場所」ってとても大切だ。

「居場所」はあって当たり前と思っている人は幸せだが、世の中には以外と「自分の居場所」を失っている人は少なくない。

身近な話で言えば、子どもたちに部屋を取られて、居間くらいしか存在スペースのないお父さん。

このような例はまだカワイイ方で、本当の深刻なのは、空間的な居場所だけでなく「精神的」な居場所を失っていることである。

その「精神的な居場所」とは、つまり人から「認められる」ということである。

幼い頃から親戚や施設をたらい回しにされ、しかもそこではいつ殺されるともわからない虐待を受けながら育った著者だけに、人一倍、「居場所」の大切さを実感しているのであろう。

現在でも年間の自殺者は3万人を超えると言う。

もしかしたらそのような人たちの自殺を食い止めるための、最も必要なものは、まさに「居場所」なのではないかと思う。

本書では前半で「自分の居場所がなくなる9つの行動」を、後半では「自分の居場所を作る9つの方法」を紹介する。

そして「なくなる行動」も「作る方法」も、いずれにおいても重要なのは「コミュニケーション」であり、とりわけ相手との「共感」がキーとなる。

例えば「なくなる行動」の4つ目に「すぐ答えを言う」という項目がある。

例えば他人から相談を求められたとしよう。

「仕事に失敗して上司から叱られた」など。

その際、上司から叱られた理由や、今後叱られない方法などをアドバイスして、相談者は気持ちがおさまるだろうか。

決してそんなことはない。

そもそも理由や方法など、言われなくても自分が一番よくわかっているのだから。

そんなことよりも、「うん、よくわかるよ」と「共感」してあげる方が、よほどその人のためになるのだ。

相談を求められてアドバイするのは親切心かもしれない。

しかし、本当に求められているのは、アドバイスではなく「共感」だけなのである。

一方、「作る方法」は「なくなる行動」の裏返しであり、「共感」はもちろんだが、常に相手を「ハッピーにする」ことが大切である。

人間は皆同じ。

認められたい、共感して欲しい、そしてハッピーになりたい。

だったらまずは自分から相手を認め、共感し、ハッピーにする。

誰もがそのような思いで他人と接していると、世の中には自分の「居場所」を失って寂しい思いをすることは確実に少なくなるに違いない。

「なるくなる9つの行動」と「作る9つの方法」について、今一度チェックして、少しずつでも実行していきたい。

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・人は認められる、共感されるだけで、幸せになるものだ

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