「願いを叶える欲張り天使」の後編で、これが最後になります。
天使が弓矢を持っている理由は「趣味」だから。
弓矢を持っているのは天使じゃなく、キューピットだという説もありますが、そんなのも含めて「どうでもいい」のだと思います。
ようするに持ちたいから持つ。持ちたくないものは持たない。
それが天使の世界。
それに対して、人間の世界はどうしても何かの「理由」が必要となります。
あなたはなぜ山に登るのですか?
「そこに山があるから」
ととある著名な登山家が答えた話は有名ですよね。
こだわりなく、ただ、やりたいからやる。
理由などいらない。
そんな世界に生きてみたいと思いませんか?
話を進めます。
Kさんは天使の答えに「深い!」と思ったらしく、さらに質問を続けます。
「天使って何の仕事してるんですか?」
「はい、人を幸せにする仕事をしています」
「・・・じゃあ、なんで世の中には幸せじゃない人が多いのですか?」
そこでの天使の答えがまた奮ってました。
「幸せは人の心にある」
・・・ではないです。そんなもっともらしいことを、この天使が言うはずありません。
どう答えたかと言うと、
「頼まれないから」
つまり、不幸な人は、自分に何も頼んで来ないって言ってるのです。
確かにそうかもしれません。
不幸な人の特徴は、、、「なぜ、こんなに不幸なのか」の答えを探し求めている。
または「この不幸な状況から脱するにはどうすればいいのか?」ということが願いになり、「じゃあ、どうなりたいの?」に関する具体的なイメージがありません。
この天使の話を一種のメタファー(比喩)として考えると、つまりは「明確な目標(イメージ)」が大切ということ。
そう考えると、「なるほど」とは思いますが、それで終わると身も蓋もありません。
単純な私は、ここでどうしたか。
結婚式の話に戻りますが、あと100万円ほどあればいいな~と思った時、この天使の話を思いだいました。
そして車の運転中だったのですが、こうお願いしてみました。
「天使さん、100万円ください」
と。
するとその10秒後、ある人から電話がかかってきます。
そのある人のことはさすがに書くわけにはいきませんが、預金通帳の口座番号を教えてくれと。
後日、100万円が振り込まれていました。
ちなみに、こういうことってなぜかあるんです。
以前、それとは別の人から、同じように、ミクシィメッセージで「口座番号を教えてください」という連絡を頂いたことがあります。
お会いしたことはある人だし、だからと言って、よく知っている方でもないのですが、いろいろ考え、相談もした上で、教えることにしました。
すると、その翌日に10万円が振り込まれていました。
その方からは、同じことが2回ありました。
さすがに勘ぐってしまうのですが、よくよく聞いてみると、こういうこと。
以前、余裕資金で買った「株」が、私と会ったその日(か翌日)に急騰して、何もせずともあぶく銭がでてきてしまったと。
それを自分のことのために使おうと思って銀行に行った時、ふと、私のことを思い出したそうなんです。
「昨日からずっとハッピーなのはQさんのおかげだ。やっぱりQさんに使ってもらいたい」
そうやって一方的に振り込まれてきたのですが、その時は正直助かりました。
友達の結婚式が続き、祝儀貧乏になっていから。
それはともかく、私と会ったり、セミナーに参加したりすると、なぜか「運」が良くなるって話をしばしば聞きます。
でも、大切なのは「素直さ」なんだと思います。
話を戻しますが、やっぱりここは素直に天使にお願いしてみるといいのです。
するときちんと必要なだけのことを授けてくれるのですから。
それでは、誰もが天使にお願いすると、そのまま叶えてくれるのか。
そうとも限りません。
私とその話を教えてくれたKさんと考えます。
するとわかりました。
そのカラクリが。
なぜ、天使にお願いしても、叶えてくれる場合と、そうでない場合があるのか。
長くなりましたので、続きは「後編の後篇」にて。
次回こそ本当に最後にします。
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