■私の問題解決法

こんばんは、石田久二です。
以前「ダブルバインド」って話をしました。わかりやすく言うと、「どっちに転んでもダメ」って状況。例としてお話するのが、例えば「怒らないから本当のことを言いなさい!」と怒りながら子どもに言うお母さん。状況から、本当のことを言っても怒られるし、言わなくても怒られる。どっちにしても怒られる状況。これをダブルバインドと言います。
他の例としては、仕事のできないAさんをリストラしなければ、銀行からお金を借りられなくなる状態。Aさんをリストラしたら経営改善が認められて銀行は金を貸すが、しなかったら金が借りられず、早晩、会社は傾く状態。Aさんはどっちにしてもその会社から去るしかなくなる。Aさんはどっちに転んでもダメなので、これもダブルバインド。
そのような板挟み状態から脱出することは、とても難しい。だけど、経営に限らず、人生の問題とはすべからく「ダブルバインド」の状態に起因する。この状態から解放されるにはどうすればいいか。
私なりの方法はこうです。家から車で30分ほどのところに標高840mの「宝満山」という山があります。修験の山として有名で、福岡市民の憩いの山でもあります。私はしばしばその山に登ります。急こう配の階段が延々と続くので、かなりの健脚向け。富士山よりキツイと言う人もいます。
その山に麓から一時間ちょいかけて登ります。そして頂上で一服するのですが、そこで自分の家の方角を向き、問題に悩んでいる自分の姿を見つけます。もちろんそれはイメージ上の自分。
ずっとその姿を見ていると、いかに自分が小さな存在かを実感し始めます。十分に実感することができれば、ゆっくりと下山します。すると突然、問題解決の方法がひらめくのです。
メカニズムはこう。ダブルバインドとは「A」を取っても「B」を取ってもダメな状態。でも、どっちかしか選択肢がないと思い込んでいる。そんな時、AとBの両方を俯瞰的に見つめることのできる「C」のポジションに立ってみる。今の例では宝満山の頂上がCのポジション。
すると今まで考えもつかなかったアイデアがしばしば閃くのです。NLP(神経言語プログラム)の創設者の一人であるロバート・ディルツ氏は、この「C」のポジションのことを「神の視点」と呼んでいます。人は誰でも「神の視点」に立つことで、問題が問題でなくなるのです。



<○×計画9>5/7(×早起き、お菓子食べない)
<愛>保育園の運動会のお手伝いをさせて頂きました
<感謝>運動会で、ちびQの成長する姿に改めて感謝することができました


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■私の問題解決法 への2件のフィードバック

  1. ロドリゲス鈴木 のコメント:

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    ありがとうございます。

  2. 石田久二 のコメント:

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    >ロドリゲス鈴木さん
    こちらこそ、ありがとうございます。

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