NLPとキネシオロジー(2)

前回の続きです。

キネシオロジーを通して、体感的にわかったことがあります。世の中に自己啓発や願望実現に類する情報はたくさんありますが、ほとんど目にすることなかった真実。それは、


「夢や目標を持つことはワクワクしない!」



ということです。なぜかは前回も説明した通りですが、「潜在意識(感覚)」の世界では、現状とかけ離れた状態を拒絶しようと働くわけです。なぜなら、それは変化であり、未知の世界、つまり危険だから。


例えば現在の月収20万円だったとしましょう。そこに月収100万円の人がやってきたらどう思うでしょう。最初は素直に、いいな~とか、すごいな~と思うかもしれませんが、長くは付き合えないと思います。実際の周囲の交友関係を見てみるとわかりますが、やっぱり似たような生活レベルの人が多いのではないでしょうか。


同じことが「現状」と「願望」との間にも起ります。例えば「月収100万円」を願望に置いたとすると、それをイメージした最初のうちはちょっと高揚するのですが、段々とイライラしてきます。生活レベルの違う人と付き合うようなもの。


それを確かめられるのがキネシオロジーです。実際、「筋反射テスト」で「月収100万円になりました」と口に出して言ってみると、それが現状とかけ離れていると、まず間違いなく腕が下がります。


では、どうすれば「月収100万円」を受け入れられるようになるのでしょうか。それが「サブモダリティ・チェンジ」です。


これはヒーリングと同じような理屈なのですが、「月収100万円になりました」と口に出した時に、必ず身体のどこかがイライラします。「潜在意識=身体」であるため、このイライラが「月収100万円」を拒絶しているのです。


ここで着目するのは、この「イライラ」です。私のやり方は、まず、この「イライラ」を身体の外に出します。そしてそのサブモダリティ(感覚の質)を調べます。多くの場合、色は暗めで、形は悪くて、冷たくて、ちょっと重苦しくて、、、などの「質感」が得られると思います。


そこでこれらの「質感」を自分にとって心地よいものにチェンジしていく。それが「サブモダリティ・チェンジ」です。チェンジできたら、それを身体に戻し、その上で再び「筋反射テスト」を行います。今まで、これで腕が下がったことはありません。


つまりこの瞬間、「月収100万円」を受け入れる準備ができたことになります。となると、、、現実がそのように変わる。これが「サブモダリティ・チェンジ」というスキルを活用した、「潜在意識」の活性化の一例です。


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