アンパンマンとホ・オポノポノ

もうすぐ2歳になる息子も、他の子どもたちと同じように「アンパンマン」にハマっています。こちらでは日曜日の早朝5時15分から始まるので、ビデオにとって今日一緒に見ました。
それがどうなんでしょう、、、ものすごく感動してしまったのです。季節がら「かしわもちまん」なるキャラが登場する話で、幼児番組だけにごくごく単純なストーリーです。
いつものように「ジャムおじさん」の家にみんなが集まっているのですが、そこに3人の「かしわもちまん」がやってきて、かしわ餅をふるまいます。そしていつものように、宿敵である「ばいきんまん」がその様子を偵察して、なんとかかしわ餅をくすねてやろうと悪だくみをします。
そしてお約束のように、かしわ餅を奪いに来るのですが、最終的にはアンパンマン達の返り討にあい、「ばいばいき~ん」と言ってアジトに突っ返されてしまいます。アンパンマン達は再びかしわ餅を美味しそうに食べてハッピーエンド。
となるのですが、実はここで終わらないのが「アンパンマン」の素晴らしさです。今回は、「ばいきんまん」の妹分である「ドキンちゃん」の活躍で、最終的に「ばいきんんまん」にもかしわ餅が行き渡り、二人で美味しそうに食べながらようやくストーリーが終わります。
この話を見て感じたのが、ここでの「アンパンマン」と「ばいきんまん」はまさに人間の本質そのものではないかということ。つまり、
アンパンマン=素直な心
ばいきんまん=曲がった心
であり、私たちは誰もが例外なく「素直な心」と「曲がった心」を持っているものです。誰だって正直なばかりじゃありません。ウソをつくことだってあるし、良くないと思うことをツイしてしまうこともあります。
「ばいきんまん」だって最初から「かしわ餅ちょうだい」と言っていれば、素直にもらうことだってできたのです。でも、つい悪だくみをしてそれを奪おうとする。素直になれない曲がった心。誰だってあるものです。
だけど「ばいきんまん」は懲らしめられながらも、最後はちゃんとかしわ餅を食べることができます。これはまさに「許し」そのものです。「アンパンマン」の世界には「悪」はありません。ちょっと曲がった心があるだけ。でも、そんな心だって許されるのです。そして許してもいいのです。
「ありがとう」「愛しています」「ごめんなさい」「許して下さい」の四つの言葉を唱えることによって、数々の奇跡を起こしてきたと言われるハワイの魔法。ホ・オポノポノという魔法があります。これは「愛」と「感謝」と「許し」を自分に与えて、心(潜在意識)を浄化(クリーニング)することが目的。
「アンパンマン」もまさに「ホ・オポノポノ」の世界観そのものです。人は誰もが「曲がった心」を持っています。うまくいかない。どうしようもない。嫌い。悲しい。誰だってそんな「自分」を持っているし、それもまた愛すべき自分そのものです。
そんな自分を決して傷つけてはならない。愛し許すのです。「ばいきんまん」だって最後はかしわ餅を食べて許される。自分の中の「曲がった心」を決して傷つけてはなりません。愛し、そして許すのです。
「お腹と背中がくっつく~」と悲しそうな声をあげていた「ばいきんまん」だって、最後は嬉しそうに「かしわ餅」を頬あります。そしてそれでいい。この世に、そしてもちろん自分自身の中に、裁かれなきゃならないことなど存在しないのです。
「ありがとう」「愛しています」「ごめんなさい」「許して下さい」、、、これらの言葉はまさに「かしわ餅」そのものではないでしょうか。

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アンパンマンとホ・オポノポノ への1件のフィードバック

  1. めぐみ のコメント:

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    Qさんのするどい感性と文章にまとめることのうまさを改めて感じた記事でした。 すーっと心に入ってきます。
    私も自己の中のばいきんまんを愛し、許します。 ありがとうございます。

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