「がんばれ」ではなく「だいじょうぶ」

ウツの方に「頑張って」と言うのはご法度だとはよく知られていますが、被災者の方々に直接言うのも、状況によりけりですが、あまりふさわしくありません。特に幼い子供たちに対しては。

それよりも「だいじょうぶだから」とか「まもってあげるから」と声をかけてあげたいと思います。

「頑張れ」と言われなくても、みんな頑張ってるのだし、余計なプレッシャーになることもあります。無責任に聞こえるかもしれない、根拠もないかもしれない、、、でも何があっても「大丈夫」とだけは伝えていきたい。

被災地以外の方々も、特に小さいお子さんをお持ちの方は、あまり不安を助長するような映像は見せるべきではないし、とにかく「大丈夫だよ」と抱きしめてあげることが大切です。

子どもにとって、そして私たちの潜在意識にとって、何よりも大切なのが「安心」なのですから。それを「セキュアベース」と言う人もいますが、人はセキュアベースを確保せずしてその人らしくなることはないのです。

日本人の多くが災害時でも秩序を守り、混乱を起こさないのも、倫理観や道徳心以上に、深いところで人間や神を信頼している「セキュアベース」があるからだと思います。

とにかく大丈夫。これ以上の真実はありません。

祈りにおいても、がんばれ、ではなく「大丈夫、大丈夫」とたえず届けていきたいと思っています。


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