個人的にバイブルとなる本のうちの一冊。潜在意識や超意識について左脳的にも理解できる。実は「超意識」について書かれている本はさほど多くないが(潜在意識に比べて)、私自身が「超意識」への理解を深めた後に本書を読んだところ、ほとんど見解が一致していることを喜んだものだ。
まず願望を実現するには「潜在意識」に任せるとよい。タクシーの運転手に行き先を告げれば、道順はどうであれ目的地連れて行ってくれる。それと同じことだ。しかしその願望が自分にとって必ずしもいいものとは限らない。その時は「超意識」に尋ねるようにすれば間違いは生じない。
本書に書かれてあることはないが、こんな話を聞いたことがある。タクシーの運転手に目的地を告げるように、ある一定の収入について潜在意識に任せることにした。そしてその額面通りの収入が手に入ったのだが、それと引き換えに愛車を失った人の話だ。つまり保険金という形でその収入を手にしたのであり、それは必ずしも喜べる形ではないだろう。しかし「超意識」は願望に対してもしかるべきメッセージを授けてくれる。
そして本書で特に興味深いのが後半である。フィジカルボディの話を聞くことがテーマとなっており、例えばすべての「病気」には意味があり、感謝の対象であることを主張する。
例えば「喉の痛み」は「表現することへの恐れ」というメッセージとつながっているそうだ。すべてが一対一の対応で正しいかはわからないが、それぞれの部位の異常に対しては、それぞれの精神的原因が関与しているという指摘は興味深い。からだは何でも知っているのである。
とにかく示唆に富む一冊であり、何度も何度も読む価値がある永遠のバイブルとなるかもしれない。
〈からだ〉の声を聞きなさい – あなたの中のスピリチュアルな友人/リズ ブルボー
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