久々に牛丼の「吉野家」に行ってきました。なんとなく朝食が食べたくなって。
するといろいろ驚くことがありました。
まず、あのU字のテーブルがなくなって内装がおしゃれになっている。
そして何より驚いたのが、メニューがめちゃくちゃ増えていること。
なんと「うな丼」まであるじゃないですか。
500円で食べられるので、試しに注文。
すると、、、牛丼のどんぶりにべちゃべちゃのウナギが乗っけられて運ばれてきました。
山椒の粉が付いてくるので、それをかけたのですが、なんとも不自然なピリ辛さ。
ま、500円なら許せるか、、、といった内容でした。
最近、吉野家が89億の赤字を出したニュースを見たのですが、もちろん原因は様々だと思います。
しかし、一つ思うことは、この「オシャレ化」と「多メニュー」の路線には、「吉野家」にとっては迷走なのではということ。
何とかして客足を増やし、売上を伸ばし、黒字にしたい気持ちはわかるのですが、これでは逆効果になりはしないか。
吉野家が吉野家らしかったのは、メインが「並」と「大盛」しかなかった時期。
吉野家の客層を「牛丼」を食べに行くのであって、「定食」やましてや「うな丼」では決してないはず。
吉野家もあれだけ大きくなったので、拡大路線を進むのは必然だったのかもしれませんが、「商品」「地域」「客層」で言えば、、、
・商品:牛丼のみ
・地域:ビジネス街・郊外
・客層:男(食べ盛り)
が吉野家だったと思うのです。それが今では、
・商品:牛丼、豚丼、定食、うな丼、その他たくさん
・地域:どこでも(パーキングにもある)
・客層:男中心だがファミリー層も
と、悪い意味で広がっているため、本来の顧客であって「食べ盛り男」が離れてしまったのではと思います。
(ついでに言うと、「キン肉マン」の作者ゆでたまごとの確執も無関係ではないかと・・・)
福岡にある「元祖長浜」というラーメン屋はいつも行列。ただ、さほど美味しくもない。けど、行列。
その理由は、
・商品:ラーメンのみ
・地域:長浜地区
・客層:ガテン系男
にターゲットが絞られているから。
「元祖長浜」に来る客層は、店の内装にも、メニューにも興味なし。
ただ、早く、安く、たくさんラーメンを食べられればそれでOK。そしてそれでいいのです。
今後、吉野家がどうなるのか注目していきたいと思います。
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食べ物ネタ(?)で思わず反応してしまう、うち。
ちょっと不思議に思うんやけど、日本の吉野家と、アメリカの「Yoshinoya America Inc.」とは別物なんかなぁ?実は日本の吉野家には一回も行ったことがない。もし、興味があったら、アメリカ吉野屋のメニューはこちら:
http://yoshinoyaamerica.com/content/show/19746
みえるかな?
最近は寿司をおいてある吉野家もあります。こっちの吉野家は、気取らず安く、で、マクドナルドくらいのレベルでやってるみたいです。