「アラジンと魔法のランプ」に基づく成功法則。
著者は「ザ・シークレット」にも登場するジャック・キャンフィールドに「こころのチキンスープ」などで知られるマーク・ヴィクター・ハンセン。
今流行りの「引き寄せの法則」関連の本かと思えば、そうとも言える。
しかし、生ぬるい甘やかな「引き寄せ幻想」に取りつかれているオタクには、ちょっと手厳しい内容かもしれない。
本書のテーマは「魔法のランプ」をこすること。
こすればジニーが出てきて、願いをかなえてくれる。とてもロマンチックだが、世界的なメンターの二人が、そんな生ぬるい話で終わらすわけがない。
確かに本書には「最も早く確実に願いを叶える方法」が書かれている。そして最も現実的な「引き寄せの法則」が書かれている。
その方法とは「お願い」すること。
お願いの相手はジニー。もちろんジニーは魔法使いでも、天使でも、守護霊でもない。
本書のジニーとは「人」である。叶えて欲しい願いがあれば、人に頼めばいい。
ビジネス、就職、人間関係、お金、恋人、結婚、セックス、とにかく世のあらゆることを叶えてくれるのは、魔法使いでも天使でもない。人である。
人に頼めば早い。しかし、多くの人はそれをせず、待つだけの人生に甘んじてしまう。まず、このことを自覚したい。
待つ人生に失うものはない。とんでもない。そんなことはない。お願いすれば得られるはずのものを、待つことによって失っていることに気づかなければならない。
では、お願いすることによって失うものはなにか。お願いして考えられる最も最悪の事態は断られることである。
しかし、断られることは、単に現状に戻されるだけである。実は今以上悪くならないのだ。
本書は成功のための最も簡単で確実な、そして唯一の法則である「お願いすること」をテーマに、400ページ以上にわたり、その考え方、事例、コツなどがこれでもかとばかりに繰り返し書かれている。
読み進めるうちに、「お願いすること」はなんて簡単で、かつ、重要なことだと気づかされるに違いない。
待ってばかりの人生とはおさらばしたい。お願いすれば得られる。そんな「当たり前の人生」を取り戻すための、生涯のパートナーになるかもしれない。
- アラジン・ファクター 願いをかなえる成功のランプ/ジャック・キャンフィールド
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私の経験から
お願いー真摯、謙虚、感謝を相手から感じる
たかりーその場しのぎで何の感情を感じない
ですが、お願いされる機会が多すぎると嫌になって来る(”自分が甘く見られているのかな~?”とか”もう少し自分でやったら?”と思うし、自分の上司がたかって来ると”嫌です”と言い難い。
Q二様はこのお願いとたかりを宇宙のゴールデンルール次元で説明して頂けますか?
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>Newmanさん
その人が身をもってわかればいいと思います。
一方的なお願いばかりだと、宇宙のゴールデンルールには反すると思いますので。
やっぱり普段からGIVEのある人こそ、このルールが適用されるんじゃないかな、と思います。
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>その人が身をもってわかればいいと思います。
最初は”その人は相手を意味しているのかな?”
と思いましたが、お願い、たかられる人も”身をもってわかればいい”と考え始めました。
>やっぱり普段からGIVEのある人こそ、このルールが適用されるんじゃないかな、と思います。
このGIVEの匙加減が難しい。特に自分が嫌いな人にはGIVEする気にもならないし、好きな人ならGIVEは苦痛にならない。
”愛せよ、許せよ、与えよ”と言っても嫌いな相手には”はぁ?何でよ?”と思ってしまいます。
それではまた。