三合会局が「完全な形」なら、半会(はんかい)は、その一歩手前。完成へ向かって進んでいこうとする形です。準三合会局とも呼ばれます。仕組みと意味を、宿命と後天運に分けて見ていきます。
仕組み
三つのうち、二つがそろう
半会は、三合会局をもとにした約束事です。三合会局は、三支でひとつでした。半会は、そのうちの二支がそろった形。あとひとつ支が加われば、三合会局ができ上がります。
だから半会には、完成形へ向かって進もうとする力、物事を前へ動かそうとする力が働きます。三合会局が「完成した器」なら、半会は「満ちていく途中の器」です。止まっているのではなく、前へ動いている。ここが半会のいちばんの持ち味です。
組み合わせは、四つの局それぞれから二支を取り出した形になります。
- 水局(申子辰)から …… 申子、子辰、申辰
- 金局(巳酉丑)から …… 巳酉、酉丑、巳丑
- 木局(亥卯未)から …… 亥卯、卯未、亥未
- 火局(寅午戌)から …… 寅午、午戌、寅戌
二つの半会
正気半会と、雑気半会
半会には、二つの種類があります。分かれ目は、土の支(丑辰未戌)を含むかどうかです。
正気半会(土の支を含まない)
申子、巳酉、亥卯、寅午の四つです。三合会局のなかで、土の支は「収め所」、つまり物事の終わりを受け持ちます。その土がないのですから、この半会には「終わりがない」という質が生まれます。
思い描く世界が大きく、決まりきった枠にとらわれない人です。そのぶん、夢や理想がいまの立場よりずっと大きくふくらみ、地に足がつきにくいところがあります。才能が磨かれるほど、ひとりの世界に入りやすく、時代が変わってから評価されることも。頭のなかの世界を大切にする、思想型の人といえます。
雑気半会(土の支を含む)
子辰、申辰、酉丑、巳丑、卯未、亥未、午戌、寅戌の八つです。土がある、つまり終わりがある形です。
思い描くことが地に足のついたもので、世間の感覚から大きくは外れません。相手や環境を選ばず幅広く合わせていけるので、考えの幅は広いのに、まわりに伝わりやすく、味方を得やすい。動いて形にすることを大切にする、実践型の人です。
同じ半会でも、土のない正気は空へ、土のある雑気は地へ。想いの向かう先が違います。どちらが良いという話ではありません。
意味
心と関係なく、物事が進む
半会は、三合会局と同じ「異次元融合」の仲間です。遠く離れた別世界どうしが手を結ぶ形ですから、自分の心と現実が一致しているとはかぎりません。心とは関係なく物事が動き出し、思ってもみなかった方向へ進んでいくことがあります。
となりの支どうしが自然に寄り添う支合が、心と現実の一致した、堅実でゆっくりした結びつきだとすれば、半会は、華やかで、スピードのある結びつきです。気持ちの整理がつく前に、現実のほうが先に走り出す。そういう場面をつくります。
比較
三合会局と、半会
似た者どうしの二つを、並べて整理しておきます。
| 三合会局 | 半会 | |
|---|---|---|
| 形 | 三支すべて(正三角形)。完成した器 | 三支のうち二支(三角形の一辺)。満ちていく途中の器 |
| 意味 | 完全な形。物事の成就、人生の確立 | 準三合会局。完成へ向かって進む力 |
| メリット |
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| デメリット |
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| 宿命での 出方 |
年支・月支・日支の三支すべて。方向はなく、生き方ぜんたいに広がる | 二支の場所で読み分け。東×中央=進む力、中央×西=まとめと補佐、東×西=夢を追う |
| 後天運での 出方 |
宿命の半会に、残る一支がめぐって完成。東方=仕事の大前進、西方=大きな収穫、結婚にも吉。発展と多忙のとき | 東方=華やかな前進(土台が要る)、中央=やり方が広がり自信が戻る、西方=収穫がまとまる |
一言でいえば、三合会局は結果の大きさ、半会は過程の勢い。どちらも異次元融合の仲間であり、優劣ではありません。
宿命
宿命に、半会を持つ人
宿命の地支(年支・月支・日支)のうち、二支が半会になっている人です。全体としては、物事に前進的で、まとめることが上手な人といえます。どの場所とどの場所で結ぶかによって、現れ方が変わります。
- 東(年支)と中央(月支)の半会 …… 進む力の半会。物事の立ち上げ、走り出しに勢いがあります。先の道を自分で切りひらき、人を率いていく質を持ちます。
- 中央(月支)と西(日支)の半会 …… まとめの半会。物事を着地させる腕があり、誰かを支える側にまわって光る才を持ちます。実りや収益を大きく育てる人です。
- 東(年支)と西(日支)の半会 …… あいだの中央、つまり「現在」を欠いた形。発想と結論だけが大きく広がるので、日々の現実からは浮きやすく、世間にはなかなか伝わりません。夢や理想を追いつづける人です。
私は、月支が寅、日支が午。中央と西で結ぶ、火の半会です。まとめ役、補佐役の才に恵まれる形とされます。実際、私の人体星図の東には補佐の星である司禄星があり、若いころから、誰かを支える仕事で力を発揮してきました。そしてこの寅午は、土の支を含まない正気半会でもあります。想念が現実の立場より大きくふくらんでいく。精神世界を歩いてきた自分の来し方と、重なるところがあると見ています。
後天運
半会が、めぐるとき
大運や年運の支が、宿命の支と半会を結ぶときです。どの場所で結ぶかで、動く領域が変わります。
- 東(年支)と結ぶ ― 東方の半会 …… 仕事や社会の場が伸びていくときです。動ける範囲が広がり、物事の進みが速くなります。心が追いつく前に、現実のほうが先に動き出すこともある、華やかな走り出しです。大きく跳びたい人には良いときですが、それを支えるだけの知力と体力、土台が要ります。
- 中央(月支)と結ぶ ― 中央の半会 …… やり方の選択肢が増えるときです。頭がやわらかくなり、迷いが消えて、自信が戻ってきます。ただし、その自信が行きすぎないように。
- 西(日支)と結ぶ ― 西方の半会 …… 積み上げてきたものが実って、大きくまとまるときです。収穫のときこそ、足元は慎重に。
そして、宿命の半会に、残りの一支がめぐってきたとき。半会は三合会局へと満ちて、その方向の運が、大きく開きます。この先の話は、三合会局の記事に書いたとおりです。
二つの支が結んで、完成へ向かって進んでいく。半会は、満ちていく途中の器です。
足りないことは、欠けではありません。前へ進む力の、源です。