陰 占 ・ 位 相 法

三合さ ん ご う

三合会局とは三つの支が結ぶ、完全な形

合法異次元融合石田久宗

位相法の合法のなかでも、もっとも大きく、もっとも強く働くのが、三合会局(さんごうかいきょく)です。その仕組みと意味を、宿命と後天運に分けて、じっくり見ていきます。

申子辰=水 巳酉丑=金 亥卯未=木 寅午戌=火
十二支の円に描かれる、四つの正三角形。

仕組み

三つの支が、ひとつの五行になる

三合会局は、十二支を円に並べたとき、そのうえに正三角形を描く、三つの支の組み合わせです。この三支がひとつに結びつくと、もとの五行を離れて、あたらしいひとつの五行へと生まれ変わります。全部で、四つの形があります。

たとえば申は金、子は水、辰は土と、もとはばらばらの五行です。けれども、この三つがそろうと、全体が水の性質へとまとまります。これが、三合水局です。一見すると水の少ない命式が、じつは水の豊かな形だった、ということが起こります。どの五行になるかは、三支のうち、真ん中に位置する支で決まります。

五行の一生

誕生、最盛、そして収束

三つの支には、それぞれ役割があります。

つまり三合会局は、ひとつの五行の一生を、誕生から最盛、そして収束まで、まるごと畳み込んだ形なのです。その完結した姿ゆえに、三合会局は「完全な形」と呼ばれ、物事の成就、夢が形になること、人生が確立することをあらわします。

意味

なぜ「異次元融合」と呼ぶのか

三合会局の三つの支は、円のうえで、たがいに百二十度ずつ離れています。となりどうしではありません。季節も方角もまるで違う、いわば別々の世界から来た三支です。

支合が、となりの支と自然に寄り添う結びつきだとすれば、三合会局は、遠く離れた別世界どうしが、いっきに手を結ぶ形です。だから、異次元融合と呼ばれます。古い言い方をすれば、円の上のほう(天)と下のほう(地)を中央でつなぐ、天と地の和合です。

別々の世界がひとつになるのですから、その動きは、自分の思いをこえていきます。自分の心とは関係なく物事が進み、思ってもみなかった結果が、ひとりでに生まれてくる。ときには、望んだものとはかぎりません。それでも、自分とまったく違う世界の人とも、すっと打ち解けていける。大きくて、自分でもコントロールしきれない。そういう力だと思ってください。

宿命

宿命に、三合会局を持つ人

まず大事な点を。三合会局は三つの支でできています。宿命の地支は、年支・月支・日支の三つ。ですから宿命の三合会局は、その三つすべてがそろって成立します。つまり、東・中央・西のどこか一か所ではなく、生き方ぜんたいに広がります。(後天運のような「東方」「西方」といった方向は、宿命では出ません。)

この形を持つ人は、まず、スケールが大きい。分野の違う相手とも早く溶け込み、付き合いの幅が広く、良いも悪いもまとめて受け入れる度量があります。活躍の場も、多方面にひろがっていきます。

ただ、その大きさゆえに、ふつうの感覚では理解されにくい、ということにも、たびたび出会います。だからこそ、孤独に耐える力を養い、人に揉まれ、現実のなかで学びを重ねた人ほど、この形の大きな力を、余すことなく発揮できます。大きなことを口にするのはたやすく、成し遂げるのはむずかしい。言ったことを最後までやり切ること。それが、この形を活かす鍵になります。

この形を、四つの局それぞれで見ると、人生の傾向は次のように分かれます。

水局 ・ 申子辰

年支・月支・日支が、申・子・辰でそろう人。干の上では水が目立たなくても、実際には水の器がとても大きい形です。ひとつの分野に収まらず、境を越えて大きく動いていく人生になりやすいといえます。

金局 ・ 巳酉丑

年支・月支・日支が、巳・酉・丑でそろう人。干の上では金が目立たなくても、実際には金の器がとても大きい形です。物事を見極め、筋を通し、きちんと形にして実らせる。最後に、確かな結果を残していく人生になりやすいといえます。

木局 ・ 亥卯未

年支・月支・日支が、亥・卯・未でそろう人。干の上では木が目立たなくても、実際には木の器がとても大きい形です。人やものを育て、広げていく力に恵まれ、年月をかけて、じわじわと大きく伸びていく人生になりやすいといえます。

火局 ・ 寅午戌

年支・月支・日支が、寅・午・戌でそろう人。干の上では火が目立たなくても、実際には火の器がとても大きい形です。内に熱いものを抱え、それを表に出して人を照らし、情熱で周りを動かしていく人生になりやすいといえます。

後天運

めぐってくる三合会局(ここで方向が出ます)

三合会局は、後天運でも成立します。こちらは宿命とちがって、方向で読み分けます。

仕組みはこうです。宿命では、三支のうち二支だけがそろっている状態があります。これは三合会局の一歩手前で、半会と呼ばれます。そこへ、大運や年運として残りの一支がめぐってくると、三合会局が完成します。このとき、もともとそろっていた二支が命式のどこにあったかで、人生のどの領域が大きく動くかが決まります。方向の意味は、東が社会や仕事、中央が自分の心や手段、西が家庭や結果・収益です。

実例 ・ 私の場合

私は、月支が寅、日支が午で、寅午戌(火局)の半会を持っています。二〇一八年は、戌年でした。十二年に一度めぐってくる戌によって、この火局が完成します。火は、表現と伝達の五行。その力が一気に動いたのでしょう。私はこの年にYouTubeを始め、翌年、動画が大きく広がりました。いわゆる、バズです。半会に眠っていた火の器が、めぐってきた一支で満ちる。まさに、後天運の三合会局でした。

後天運の三合会局は、発展と多忙の時期です。自分のペースとは関係なく、物事にぐんとスピードが出ます。順調なのは自分の力だと思いがちですが、そこで自信過剰にならず、感謝と冷静さを保つこと。それが、この大きな波にうまく乗るこつです。

遠く離れた三つの支が結んで、ひとつの五行を完成させる。大きな器です。
けれど大きいがゆえに、理解されない孤独もついてまわります。それでも言ったことをやり遂げる。その積み重ねの先で、この力は花ひらきます。