「キン肉マン~ラーメンマン対ブロッケンマン」ゆでたまご著

最初は完全なギャグマンガだったのが、この辺りからシリアス路線もちらほら見せるようになった。

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しかしこれは小学生にはキツイ。トラウマになったアラフォー世代も少なくないはずだ。

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「ルポ 現代のスピリチュアリズム」織田淳太郎著

一気に読了。「現代スピリチュアル」と言うだけあって、様々なネームが登場し、そのいくつかには綿密な取材を重ねている。出てくる主なネームとしては、

ユリゲラー、清田益章、ロバート・モンロー(ヘミシンク)、バグワン・シュリ・ラジニーシ、スタニスラフ・グロフ、ケン・ウィルバー、ニール・ドナルド・ウォルシュ、そして山川紘矢・亜希子など。

本書のタイトルだけ見ると「現在スピリチュアル批判」ように思われがちだが、必ずしもそうではない。ジャーナリストらしく、極力主観を排し、きちんとした取材を重ねながら、現代の「スピリチュアリズム」について探求している。

その取材対象として興味深かったのが、かつて超能力少年としてマスメディアに祭り上げられた清田少年、バグワン・シュリ・ラジニーシの著書を日本に紹介した和田禎男、そして日本にスピリチュアル本を次々と翻訳紹介した山川夫妻について。

まず清田少年については、様々なメディアで取り上げられ、大部分から「インチキ」として片づけられ、その後も麻薬所持で逮捕されるなど、過去の人扱いされ、アンチスピリチュアルの連中からは「してやったり」と思われている。

私も本書を読むまでは単なるインチキ超能力者とみなしていたが現実はそうでないようだ。ある番組にて動物実験のようにホテルに缶詰めにされ、あまりのストレスのためスプーン曲げさえもできなくなる。それは超能力に限らず、普通の仕事でも調子悪くなることがあると言えばその通りで、その言及がゆえに逆にリアリティを感じさせた。

結局のところ、「できない」と言うと、プロデューサーから「困る」と言われ、やむなく手で曲げたところ「だけ」をクローズアップされて、いつの間にか「インチキ暴露番組」に変わってしまっていたのが事の顛末である。ある意味、メディアに殺された悲劇の超能力者と言えよう。

和田氏については、出版社勤務を経て「めるくまーる」という出版社を立ち上げ、バグワン・シュリ・ラジニーシ(オショウ)の本を次々と出版し、日本にも一大ブームを築き上げた。しかしながら出版不況にやられ、和田氏はうつを経験し、今はベトナムでひっそりと年金生活を送っている。

山川夫妻については第四章がまるまる紙面が割かれいる。大蔵役人だった時に「アウト・オン・ア・リム」を翻訳し、持病の喘息に苦しめられつつ、これからと言う時に大蔵省を去ってしまうが、それがために次々と精神世界の名著を日本に発表し続けるようになる。

その導きたるや、サンジェルマン伯爵という「精霊」によるものだと言うあたり、さすがは日本のスピリチュアルリーダーである。また、日本に招待したチャネラーの様子が変わっていったエピソードなども裏話的で面白かった。宗像大社にUFOが・・・など個人的に身近な地名が出てきてリアリティを感じた、

このようにだいたい1970年代から現代に至るまでの「スピリチュアリズム」の系譜を辿りながら、綿密な取材を通じて、いわば「心の時代」を淡々とつづっている。ただ、江原啓之に代表される、昨今のスピリチュアルブームについてはほとんど言及されていないが、実はそのブームなどは、これまでの延長上、おまけのようなものであり、紙面を割くに値しなかったのだろう。確かにそうかもしれない。

個人的にはヘミシンクのセミナーの話、LSDを覚醒のために研究したグロス博士の話、インドのグルに大量のLSDを飲ませて何ともなかったのを見て傾倒してしまったラムダスの話などが興味深かった。

まさに「現代スピリチュアルリズム」の系譜を俯瞰するには、非常によくまとまった一冊であった。

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「ヘミシンクで起きた驚愕の前世体験」鈴木啓介著

普通のサラリーマンがヘミシンクという技術を用いることで、あの世や前世を見てしまう話。それをきっかけにチャネラーにもなってしまい、現在、著者はヘミシンクやチャネリングを題材として、スピリチュアルなオリジナルセミナーを展開しているとのこと。

もともとこの手の話に興味がないわけじゃなかったらしいが、ヘミシンクを聞き、ワークに参加したことをきっかけに、その辺のチャンネルが一気に開花し、そこで体験したことを日記にようにつけていたら、それが一冊の本になったのがこれ。

ヘミシンクとはアメリカのモンロー研究所で開発された特殊な音源のことで、左右で違う周波数の音を聴かせることで、脳波が特別な状態となり、それによって様々なものが見えると言う。

著者は薬学系の営業マンで、職業柄、曖昧で感覚的なものをやたらと信じることなく、あくまで冷静に左脳的な姿勢が、多くのチャネラー本との違いとなっているのだろうか。信じる信じないの話はあったとしても、実際の体験だけは疑えず、読者としても静かに読み進めるしかない。

著者は4人家族で2人の娘がいるのだが、次女を除いてはスピリチュアルにも関心を持つタイプ。しかしその次女はなぜか昔から家族に心を開こうとしない。ヘミシンクで「驚愕の前世」に触れたことで、その理由が分かったと言う。

つまり次女とは前世でも親子であり、不幸なことに次女が水に流され溺れ死ぬのを、なす術もなく見放してしまった過去があったらしい。それによって次女は「見捨てられた」というカルマを今生に引きずっており、それが現在の家族関係に影響しているのだと言う。

そのことを知った著者は大いに泣き、そして次女との共感を得ることになるのだが、その話が本当かどうかよりも、ヘミシンクの体験によって家族関係が改善されたのは素晴らしいことではないか。

その前世での出来事は、著者は次女、家族の今日にも大いに影響しているようで、スピリチュアルな言い方をすれば、やはり前世のカルマが今生に受け継がれていることになるのだろうか。

ヘミシンクで「フォーカス」というレベルによって、様々な世界を垣間見ることができるそうだが、著者はその高いフォーカスレベルにおいて、ガイドやハイヤーセルフと言った、高次元の存在とつながることができた。そこからメッセージを得ることができ、それをチャネリングと呼んでいる。

そしてそのメッセージを通して、仕事など現実生活まで変わったと言うのだから、この手の話も無暗に疑うことなく素直に受け入れるべきところはあるのだろう。

本書は余計な理屈などなく、ただ淡々と体験談と気づきをつづっているだけなのだが、それがゆえに出来事の生々しさが伝わり、最後まで一気に読むことができた。

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ヘミシンクで起きた驚愕の「前世体験」/鈴木 啓介

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「ジャズマンがコッソリ愛するJAZZ隠れ名盤100」小川 隆夫著

先ごろ休刊した「スイングジャーナル」誌上で連載されていた「ブラインドフォールドテスト」を編集し直したもので、楽しい企画であっただけに興味深く読ませてもらった。
「ブラインドフォールドテスト」と言うのは、レコードだけ聞かせて「誰」の演奏かを当てるテスト。テストされる側はすべて現役のミュージシャンであり、それもジャズ界では名だたる名手・巨匠に限られている。つまり「同業者」のレコードを聞かせ、それを当てさせながら、いろんな話を引き出そうという企画である。
とにかく面白かった。さすがに一流のプロだけに、知らないアルバムであっても、誰の演奏かはほぼ当てている。インタビューの小川氏はなかなかのチョイスで迫り、もちろん相性のいいミュージシャン、共演したミュージシャンのアルバムを持ちだすこともあるが、どう考えてもミスマッチなアルバムもちらほら。
例えばスコット・ハミルトンにアルバート・アイラーのアルバムを聴かせるあたり、いかにも無謀なチョイスと思われがちだが、リップサービスもあれど、意外と反応が悪くないのは驚きだった。もちろん一発で当てた。特にアイラーの中から独特の「スイング感」を聴きとる辺り、さすがは本物と言ったところだろうか。
また、ミュージシャン同士のほほえましい関係、意外な関係なども読むことができ、興味が尽きない。デクスター・ゴードンとジョニー・グリフィンは大の仲良し、デックスが酔っぱらった時、ワーデル・グレイは家まで送っていたなど。
あと、日本では「愛すべきB級テナー」としてそこそこの人気はあるが、アメリカではほとんど評価されていないされるハンク・モブレーは、同業のミュージシャンからはかなり念入りに聴かれていたという事実。そうでなければブルーノートからあれほどのアルバムを出さなかっただろうし、この辺はアメリカのマーケットとリスナーの耳の落差を感じるところだ。その点で言うと、日本のリスナーはジャズに関しては、かなり「いい耳」を持っていると言うことになろうか。
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ジャズマンがコッソリ愛するJAZZ隠れ名盤100/小川 隆夫
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「まんが道」藤子不二雄A著

藤子不二雄の自叙伝的マンガで執筆はA氏。A氏の中で最も好きな作品である。

とにかくこの漫画を読むと腹が減る。何か食べるごとに「ンマーイ!」を発するものだから、わざわざこのラーメンを食べに電車を乗り継いだこともある。

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確かにンマーイ!が普通の味であった。以上。

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まんが道 (1) (中公文庫―コミック版)/藤子 不二雄A
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