■予言ブログへの対応の可能性

おはようございます、石田久二です。


いわゆる8月X日に向けて、今もなお、件の予言ブログが拡散されてるようです。何の根拠もない創作劇に振り回される姿は、傍目に滑稽ではあるのですが、しかし人間の危険回避本能に根付くものである以上、いたしかたないとの思いもあります。


幣ブログに対しても、コメントを始め、メッセージ、メールなど様々なご意見を頂いています。その中で若干懸念すべき事態が発生している事実もあります。8月X日と言うと、お盆と言うこともあり、休暇や里帰りに出かける人も多いことでしょう。


特に対象となっている伊豆地方などは、有数の観光地ということもあり、当地の人たちにとっても一番忙しくなる時期でもあります。しかし、件の予言ブログの内容を鵜呑みにして、実際、旅行や里帰りを見送ろうとの動きもあるようなのです。もちろんそれは個人の自由です。終末思想を信じて、X日までに全財産を使うことも自由、不動産を売却するのも自由、海外に逃亡することも自由です。


しかし、そのような動きによって、何の関係もない罪なき人たちに実害が及ぶ懸念があるのも事実。一番の繁忙期にキャンセルが相次ぎ、多少なりとも経営に影響が出ることもある。それを「風評被害」と言います。ましてや、今回の騒ぎは実際の震災・津波、原発問題などに起因する「噂」ではなく、「天使のメッセージ」などというあまりにバカげた話が発端となっています。


そんなことで実害を受けては、笑うに笑えないでしょう。もちろん何度も言うように、万一のための防災意識・備えは大切です。しかし、それは地震大国に住む私たちとしては当然のことであり、「予言ブログ」によって初めて気づかされることではありません。


また、「予言ブログ」の方も徐々に指定日時が絞られてきているわけですが、裏を返せば、その時間以外は「安全」と解釈する人がいてもおかしくありません。いや、むしろ「予言ブログ」を信じ込んでいればいるほど、指定時間以外は気を抜いても大丈夫だと考えるのではないでしょうか。


もちろんそんなバカげた話はありません。一つおとぎ話をしたいと思いますが、もしも「予言ブログ」の主が、いわゆる「裏組織」の遣いだとしたらどうでしょう。X日X時に地震がやってくるとの噂を広めているのですが、実は、、、本当の時刻はその翌日であるとか。しかもそれはいわゆる「地震兵器」によって極めてピンポイントに実行可能なもの。


そしてX日X時に「来なかった」ことに気を緩めた大衆を、一気に行楽地に誘導し、そこでピンポイント爆撃・・・などのストーリーもなくはない。もちろんこれは今、私が創ったおとぎ話ですが(違うかもしれないけど)、この手の予言モノが好きな人たちは、いわゆる都市伝説などにも興味を持つ傾向があるので、今、このおとぎ話を読んだだけでも心穏やかじゃないでしょう。


もちろんそんなことはありません。しかしX日X時に来なかったことで気を緩ませ、それ以降はするべき備えをおろそかにして、突然の自然災害に対応できなくなることも考えられます。


ようするに「予言ブログ」の類は「愛」でもなんでもなく、人間の恐怖心に付けこんだ「愉快犯」に過ぎないのです。今回の拡散によって、おそらく何らかの風評被害は起ることでしょう。


そしてもし、被害を被った人たちの報告を私が一定数集めることができ、そのような被害と予言ブログとの「因果関係」がハッキリした場合、それなりの「対応」に出る可能性はあります。被害者の報告をまとめて、意見書として株式会社サイバーエージェントに内容証明を送りつけます。そして警察の出動を視野に入れたしかるべき調査をさせます。


これはもちろん、今の段階では可能性を示唆したに過ぎませんが、ことによってはそれが現実になることもあると言うことです。


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■オレが予言ブログを看過できないもう一つの理由

こんばんは、石田久二です。


昨日、「もう終わりにする」と書きましたが、やはりもうしばらく書く必要があると思いましたので、続けたいと思います。後ほど、とても大切な話をさせて頂く予定ですが、その前に、自分自身の「懺悔」の意味も込めて、一つ告白することがあります。


何度も言うように、私は「地震予言」なるものを心から憎んでいます。戦争やいじめ、虐待、レイプと同じくらいに憎んでいます。その理由はここでは繰り返しませんが、実は私自身、一つの大きな懺悔をする必要があり、その意味でも、私はこの手の情報拡散に対して本気で挑みたい気持ちなのです。


さかのぼること2005年春。その時期、北部九州では珍しく大きな地震がありました。「福岡西方沖地震」という地震で、震度5度強の地震が月を隔てて二回起りました。その地震での物的被害は「玄海島」を始めとしてあるにはありましたが、人的被害は規模の割には少なかったと言われています。確か死者は一名だったと記憶しています。


その当時、福岡でも防災ムードが高まり、市民の気持ちは地震と無関係ではいられませんでした。3月に大きな地震が起り、その翌月4月のある日のこと。私の知人が「オフレコ」であることを条件に、一つの情報を提供してきました。


それは「3月20日の前後1日に大きな地震が来る」というものでした。その知人は九州大学大学院土木研究科の研究者と友人でした。その研究者のテーマが「地震予知」でした。詳しい話はできませんが、ある条件の元で、いつ、どの程度の規模の地震が起るかを調査研究してきました。


そして「一定の精度」で地震が予知できることをデータづけました。しかし、外れることも多く、まだまだ公表できるほどの精度でなかったと言います。そのような「蓋然性はあるものの不確かな情報」を一定の権威ある研究機関が公表すると、市民を混乱させてしまいます。


実のところ「地震予知」については研究者にとっての最後のフロンティアと言われており、全国各地の大学・研究機関で地道な研究が続けられています。


話を戻しますが、その情報を聞いた私は、もちろん誰にも言うつもりはなかったのですが、3月19日の夜中、どうにも胸騒ぎがしたので、静かに様子を伺ってみました。すると3月なのに風が生暖かく、夜中なのに鳥が鳴いている。普通でない空気を感じたので、ブログに次のように書くことにしました。


オフレコと言われてたんですが、ひょっとしたら事態は深刻かもしれないので、参考までに書きます。4月20日前後1日の3日間の間に、福岡で震度4クラスの地震が来るそうです。私の周りにはいわゆるスピリチュアル系と土木系の人が結構いるのですが、双方から「蓋然性が高い」と出ているようです。とりあえず本日はなかったので、コア日の明日(これを読んでいる人は今日か)か、明後日に来る蓋然性が高いということです。なので細心の注意を払って生活してください。火を使う時は気をつけて。留守にする時は火の元栓を閉め、戸棚をきちんと閉めて行きましょう。用心にこしたことはありません。




その時の記事がこちらです。その翌朝、一回目を上回る震度5強の地震がやってきました。それを受けて書いた記事がこちらです。


その直後、「地震予知」をテーマとしている船井幸雄系のサイトの掲示板で取り上げられます。このブログは地震を予知した、と。当然、アクセスは急増し、にわかに注目を集めてしまったのです。当時、かなりスピリチュアルに傾倒していたこともあり、「地震を当てた」ことがどこか快感となっていました。


そしていろんな人から、「次の地震はいつですか?」と問われることが増えます。土木系の情報はありませんでしたが、「俄か予言者」気取りで、直感に任せて「予知」してしまいました。そしてその「予知」は外れました。


外れた時、、、私はなぜか「残念」と思っていたのです。そして当たることを無意識的にも願っていたことにも気が付きます。その時、初めて冷静になることができました。

「オレ、いったい何やってたんだろう・・・」

本来、決して望んではいけないはずの「地震」が来ることを、どこか願っていた自分がいたのです。地震が来る来ないよりも、私の「予知(予言)」が当たるかどうかに意識が完全に向かっていました。


その時、遅まきながら深く反省し、金輪際、地震を予知するような真似ごとはやめようと誓いました。だからこそ、、、その後も、ブラジルの偽予言者を始めとした、各種の「予知・予言」に対しては、ことの他、批判するようになったのです。


実際、「石田さんは、どうしてそこまで地震予言を嫌うのですか?」と聞かれたこともあります。ましてや今回は、実名や電話番号までさらして飛び込んでいく。これはまさに自分自身に対する「落し前」でもあったのです。


地震は「予言・予知」した瞬間、エネルギーはそれが実現するように働きます。ちなみに一つ問題を出してみたいと思います。

「ピンクのゾウを想像しないでください」

どうでしょう。ピンクのゾウを想像しないで済みました。そうはできなかったでしょう。これは意識の性質からして「否定形」を理解することはできず、否定しようがしまいが、その対象を思い浮かべた時、そこに強いイメージ化がなされるのです。


むしろ「想像してください」よりも「想像しないでください」の方が強いイメージが浮かぶのではないでしょか。地震予言も同じこと。

「いついつに地震が来ます。来ないように祈りましょう」

と呼びかけた瞬間、それを読んだ人に広がるイメージは「地震そのもの」なのではないでしょうか。「予言」によって地震が回避された、、、それは真っ赤なウソです。まったく関係ありません。もしも「引き寄せの法則」や「ホオポノポノ」を信じているのであれば、地震予言が「地震を防ぐ」ことに対して、まったく逆の効果をもたらしていることは理解できるはずです。


つまり「地震予言」は、それ自体が人々の意識に「地震の引き寄せ」をもたらす元凶となるのです。


昨日、件のブログを通して、私は「キチガイ」と言われながらも訴えてきました。願わくばコメント欄は解放したままでいて欲しかった。誤解を恐れず言います。地震を予言している人、及びそれに賛同している人は、意識的・無意識的に地震が起ることを望んではいないでしょうか?


それはかつての私自身の経験からも言えることです。恥ずかしい話ですが。だからこそ今、私は「地震予言」を正面から批判します。そのことでも、私自身が地震が起らないことを本気で願えるから。それが、私が「地震予言」を本気で憎む一つでもあるのです。


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■昨日の昼の約15分間の出来事

こんにちは、石田久二です。


実は昨日の3時前後だったと思いますが、突然、「頭痛」がやってきました。正確には「頭痛」と言うほどものではなく、「違和感」のような感じで、頭が熱くなっている感じ。不快感はあります。


週末には講演会もあるので、風邪でもひいたら大変と思い、熱を測ってみたのですが、36度6分。平熱です。次の瞬間思ったのが、「あ、これは『念』が来ているな」ってこと。


2004年にブログを始めて、その翌年くらいからアクセスが上がり始めたのですが、実は何度か、、、人の「念」のようなものを感じ、気分が悪くなったことがありました。私には幸い「滝行」がありましたので、定期的に滝に打たれることで浄化することができ、今では多少の「念」であれば全く平気になっています。


しかし昨日は、、、2ちゃんねるの影響もあったのでしょうが、今までとは異質の「念」をまともに感じてしまい、気が付くまでの約15分間ほどですが、いや~な頭痛を感じていました。冷凍庫に冷やしてあるアイスパックを頭に乗せて、しばらく深呼吸。その間、とあるマントラを唱えて浄化をしていました。


するといつの間にか嫌な頭痛もなくなり、頭がすっきりしてきました。今はもちろんまったく平気です。


この時の「念」ってのは、おそらく「邪念」に属するものなのでしょうが、実際物理的エネルギーとして飛んできたのかどうかはわかりません。私自身が単にヒートアップしてただけのことかもしれません。


ですが、因果関係としては、「昨日の一件」が関係していることは間違いなく、即座に自己ヒーリングできたのはよかったと思っています。


週末は120名もの方の前で講演。日本全国から経営者を中心に集まってこられます。もちろん目当ては、一風堂の河原社長、やずやの矢頭会長、ランチェスター経営の竹田社長、お仏壇のはせがわの長谷川会長らに集まっているのでしょうが、それが逆にプレッシャーにもなっています。


しかし、そのような大きなプレッシャー、言い換えると「念」を受け止めなければならないため、今回、「昨日の一件」によって自己ヒーリングができたことは、とてもいい経験だったと思っています。


カテゴリー: |―癒やし・ヒーリング | 7件のコメント

■デイリー1000位以内

こんにちは、石田久二です。
昨日はいろいろあったせいもあり、アメブロランキングで「デイリー1000位以内」を切ることができました。いばるような話じゃありませんが、どっかで立てた目標がこんな形で達成されるとは(笑)
そしてさらに、田渕さんの「パワーブロガー養成講座」のデイリーランキングを一日でも上回る、、、ってもう一つの目標も、、、達成していました(笑)
2011年8月5日のデイリーで、上が田渕さんのブログ、下が私の公式ブログ。
「信念が人生を創る!」石田久二公式ブログ
ま、これは言うまでもなく、一過性のものではありますが、数値目標としては一瞬でも達成したので、記念に貼りつけておきます。くだらない話ですいません。。。(笑)


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■これで終わりにしますが・・・

こんばんは、石田久二です。
今日は例の「予言ブログ」の件で、いつになく熱くなった日でした(笑)
その件に関して、実はたくさんのメールを頂いています。そしてそれらの多くは、311で実際に被災した方々からのものでした。
頂いたメールに関して言えば、すべてが「よくぞ言ってくれた」との論調でしたが、「予言ブログ」そのものはともかく、そこに寄せられるコメントに憤りと悲しさを隠せないとのこと。
それは私もまったくの同感です。
天使が言ってるのか、子どもが言ってるのか、またはスピリチュアルオタクの主婦が創作で書いているのかはともかく、あのような酷い文章を読み、どうして「ありがとうございます」などの言葉が出てくるのでしょうか。
被災者の方々がどのような思いでいるのか、その想像力があまりにも欠けてはいませんか。とりあえずよくわからないけど、なんとなく信用したくなる文章だし、これで少なくとも自分だけは助かればいいや、みたいな極めて独善的な印象しか受けません。
なぜ、もっと怒らないのか。
すべてに意味があるとか、素晴らしい使命を受けているとか、防災意識が高まったとか、そんな話どうでもいいじゃないですか。
あんな文章を読まなければ防災意識が出てこないような、想像力の欠けた人たちばかりなのですか。
すべてに意味がある。確かにそうかもしれないけど、被災者の皆さんにとって、そんなのはすべてが終わってから。元通りの生活が戻るまでは、無批判な現状肯定などできないでしょ。家のこと、家族のこと、仕事のことで精いっぱい。たわけたスピリチュアル談義に付き合ってる暇などないのが、被災者の方々の本音でしょ。
そして、素晴らしい使命ってなんですか。何が素晴らしいんですか。人を恐怖に陥れることの、どこが素晴らしいんですか。「明日、あなたの子どもは・・・(言葉にしたくないので補ってください)」などと不吉なこと言う奴に向かって、「素晴らしい使命ですね、ありがとうございます」と言えるのですか。
正直、オレは、袋叩きにしたいくらいです。こんなこと言うと、「石田は精神性の低いキチガイだ」と言われるのがオチでしょうが、それでもオレはもっともっと怒っていいと思っています。
8月12日に何が起るか、そんなのわかりません。そりゃ、これだけの事態が続いているのですから、0%とは断定できませんよ。だけど、何が起るのか、何も起らないのか、それはその時になってみるまでわからないじゃないですか。
だからと言って、無責任に人々を恐怖に陥れていいわけでは決してありません。それでも、本当に人々のことを真剣に考えているのであれば、それだけの覚悟と責任を持って書いて欲しい。
私はなにも「実名をさらせ」と言ってるのではありません。あなたの発信している情報は、あなたの尊厳をかけてでも伝えたい情報なのですか、と問いたいだけなのです。だけど、文章を読む限りでは、これまで何度も見てきたような、スピリチュアルオタクの妄想と情報の寄せ集めにしか読めません。
私にはそれを見抜くだけの読解力はあるつもりです。ですので、覚悟と責任を問われても、決して真摯に受け止めて頂けるわけじゃないこともわかります。信じている方には申し訳ないですが、その程度の情報なのです。
そして最後に言わせて頂きます。本当に純粋な「愛」に触れた人であれば、決してあのような酷い文章は書けないはず。何があっても大丈夫、どっちに転んでも大丈夫、そもそも「宇宙」は私たち一人ひとりを絶対的に愛しているのだってことを、少なくともオレは真剣に伝えたいと思っています。
もちろん今の状況で、被災者の皆さんに「大丈夫だから」とは軽々しく言えません。だけど、、、心の奥底では、絶対的なる「愛」を感じ取って、いつかは「あ~本当に大丈夫なんだ~」ってことに気づく時が来る。オレはそのことを信じるしか今はできません。
もう、恐怖に心を奪われるのはやめましょうよ。もし、今、日本人が本当に変わり、そして世界の見本となりながら、これからの地球を担っていくのであれば、もっともっとお互いを信頼し合い、本当の愛と喜びを感じながら生きていきましょうよ。私はそう思ってます。
(おそらくこの文章自体、揚げ足を取りたくなるような箇所があるかもしれませんが、もちろんコメントで指摘してくださっても結構ですが、直接、電話でご意見して頂いても構いません。080-3374-2769)


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