■なっちがでてた

こんばんは、行動強化コンサルタントの石田久二です。
今さっき、テレビからなつかしい歌が流れていました。「モーニング娘。」の「LOVEマシーン」です。今はAKB48が花盛りですが、ちょっと前まではモー娘。でした。
ただ、私はモー娘。にはあまりいい思い出がありません。なぜならその全盛期、私はニートだったから。当時27歳。6畳の木造アパートにて死人のような生活。テレビを付けると、いつもモー娘。が出ていて、いつの間にかメンバーの顔と名前を覚えるようになっていました。
その頃、オーディション番組の「アサヤン」にて、新規メンバーの選抜が行われており、私が見た時に選ばれたメンバーが、石川、吉澤、辻、加護の4名。辻・加護は確か小学生。
「こいつら、ガキのくせに選ばれやがって。。。それに引き替えオレは・・・」
と恨むような目つきで見たものです。アルバイトもほとんど決まらず、かろうじて入れたのがゴールデンウィークのバイト。ベルトコンベアから流れてくるお菓子を箱に詰めるだけ。それが全国のコンビニに出荷されるのです。朝9時から夕方5時までラインに入って日給6,500円くらいだったと思います。それでもスゴく嬉しかった。
しかし、その工場でも有線でずっとモー娘。が流れてくるのです。なので、モー娘。の曲の多くには、あの当時のわびしい気持ちがアンカリングされてるので、それを聞くと、一気に気持ちが蘇ってくるのです。
あれから私もいろんなことがありましたが、モー娘。もいろいろありました。一番好きだったなっちは詩の盗作により一気に評価を落としました。盗作の理由は「素敵だなと思ったから」だそうで、そんな理由がまかり通るなら、サムソンがアップルのパクリしても「素敵だなと思ったから」で許される、わけないですよね。
ま、なっちには普通に歌って女優業するくらいで留めて欲しかった。慣れないことしちゃダメなんです。詩で飯食うのは大変なんですから。だけど、正直言いますと、今の前田敦子だとか高橋みなみだとか大島優子だとか、なっちの可愛さには足下にも及ばないでしょ。でも今日の番組にはなっちが出てて、しかもセンターで歌ってたので嬉かったです。
なっちもマラソンの映画出てる時はめちゃくちゃ太ってたけど、今はすごくキレイになってました。やっぱり私はAKBよりモー娘。が好きですわ。だから頑張って欲しいと思います。と言うか、お前も頑張れよ!(←ジミー大西風に)


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■行動力を引き出す修飾語

こんばんは、行動強化コンサルタントの石田久二です。
コーチングを有料でスタートしていつの間にか7年目になっていました。必ずしもメインでやっていたわけでないながらも、これまで400名近くセッションをさせて頂き、延べのセッション回数としては、しっかり数えてないものの1,000回を下ることはないでしょう。
資格もないし、正式なトレーニングを受けたわけありませんが、独学ながら自分なりのやり方を持っているつもりです。他のプロコーチの方がどうかはわかりませんが、私は割と「積極的介入」をする方です。
特にこだわるのが「目標」の設定について。これまでの経験上、「目標」には大まかに二通りあるです。それは、なにがしかの「条件」に基づくものかどうか。
例えば「将来に備えて資格を取る」などは、「将来が不安を回避するために」という「条件」が付いた目標です。つまり「不安」や「恐怖」を回避するための「目標」となり、正直、これはあまり達成できません。「不安」や「恐怖」が極めて強すぎる場合は別ですが、ほとんどの場合、なんとなく不安の程度。
「目標」と「行動」とは絶対に切り離すことはできないのですが、不安や恐怖に基づく目標の場合は、行動のエネルギーがなかなか高まりません。ですので、セッションの際、クライアントの「目標」に違和感を感じた場合、「それは本当に望んでいる目標なのですか?」としつこく聞くことがあります。基準は私の「違和感」であって、クライアントの言葉の通りに聞くわけではありません。
そしてその「違和感」は正しい場合がほとんど。「本当に、、、と言われるとそうでもないです」とフィードバックがあり、そこですかさず、「では、『本当に』と言えるような目標はなんですか?」と質問をします。
その瞬間にピンとくる人もいれば、そうでない人もいる。だけど、その質問によって、クライアントは考えるようになります。「本当に、、、と言われたら・・・」、と。
実はたったそれだけの「質問」によって、行動のエネルギーを最大化することが可能となります。
「本当に・・・」
このフレーズはありふれた修飾語のように聞こえますが、使い方によってはかなりパワフルに影響する言葉となります。


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■一番の贅沢

こんばんは、行動強化コンサルタントの石田久二です。
今日も4時に起きて滝行に行ったのですが、今、午後8時前現在で、昼寝もしてないのでそろそろ眠くなってきました。眠たくなったら寝る。それが一番の贅沢じゃないでしょうか~。
贅沢を享受できる今の生活に感謝しています。明日も4時起きで、日中は執筆に専念したいと思います。ではでは。あ、筋トレしなきゃ。


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■オセロ中島とマインドコントロール

こんにちは、行動強化コンサルタントの石田久二です。


今、テレビをつけると、タレントのオセロ中島の話で持ちきりです。個人的には相方の松島の方が好きなのですが、女性タレントとしては安定した人気があり、確かに面白いです。その中島が今、長年付き合いのある占い師からマインドコントロールにあって変質していると話題です。


家賃を踏み倒してる話からニュースにあがり、その前に3年ほど前から激太りして今もまだ増加中であるとか。それにしても端から見ると、洗脳とかマインドコントロールとか、バカバカしく見えるのですが、あれは中島など特定の人間だけがかかるものではなく、誰だってその可能性はあります。もちろん私にも。


人は一生のうちに、何度かはどん底に突き落とされるような悩みを抱えている時期を持つもの。それは悲しみだったり、憎しみだったり、怒りだったり。人は深い悲しみや憎しみに陥ると、心がどんどん傷ついていきます。場合によっては精神疾患を煩い、投薬を要することもあります。


そんな「傷ついた心」を癒すために、最も必要なものは何でしょうか。それは、

「心からの共感」

です。人が悩みを打ち明けるとき、必ずしもその解決方法をアドバイスして欲しいわけではありません。むしろアドバイスなんかではなく、「うんん、うん、わかるよ」と共感するだけで十分なのです。


今、年間3万人の自殺者がいると報道されていますが、その大部分が「心の病」であるそうです。もしその人たちの周りに、ただ話を聞いて頷いてくれる「だけ」の人が一人でもいたら、きっと自殺を思いとどまることもあるんじゃないかと考えることもあります。。。


いずれにせよ、「心の傷」を癒すには、アドバイスでもなければ、薬でもなければ、偉い人の話でもなければ、スピリチュアルメッセージなんかでもありません。ただ、話を聞いて「共感」するだけでいいのです。


しかし、その原理を巧みに利用して、他人をコントロールするプロも存在します。オセロ中島の知人占い師ももしかしたらその類なのかもしれません。ある日、中島が人生に深い悲しみが訪れました。それが何かはわかりませんが、誰だってそんな経験はあるでしょう。その時、現れたのが件の占い師。占い師であれ、カウンセラーであれ、コーチであれ、その効果を最大化するために絶対必要な準備が、いわゆる「クライアント(ここでは占い師に対する中島)」との間のラポール(信頼関係)です。


この「ラポール」は「人対人」の間では、絶対的に重要です。「親と子」、「教師と生徒」、「上司と部下」、「夫と妻」、もちろん普通の友達から、仕事上のお客さんとの間には、ラポールが不可欠。ラポールを築くのが上手な人は、社会で苦労することが極端に少ないと思われます。


その「ラポール」を築く上で、最も重要なことがまさに「共感」であり、別の言い方をすれば「感情レベルでの結びつき」となります。おそらく中島と占い師の間には、感情レベルで深い深い結びつきが構築されていたのでしょう。


例えば、、、中島が悲しみを打ち明けながら泣き出したら、その占い師も中島に負けないくらいに泣き、共感します。自分のためにここまで泣いてくれる人がいる。するとなぜか中島の中の辛さは半分になり、少しだけ心が軽くなります。そしてその占い師に心を許すようになり、再度占い師を訪れたときも、また泣いてくれます。そして心が軽くなります。


それを繰り返されるとどうなるか。もう占い師の虜です。この手法は一部の自己啓発セミナーやスピリチュアルセッションでも用いられます。主催者は巧みな話術で、クライアントの悲しみなど、「深い感情」を引き出します。そしてクライアントが涙を流し始めたら、ここぞとばかりに一緒に泣いてあげる。時には抱きしめてあげる。ここに深い共感が生まれます。


こうなると、もう虜。セミナーやセッションにどんどんリピートしてくれるので、途端に売れっ子となり行列ができてしまいます。今の話、簡単に書いていますが、実はめちゃくちゃ「悪用」が可能な術です。相手を泣かす話術を身につけ、少しでも涙が出てきたら一緒に泣いてあげるだけ。


もちろん私はそんなことしませんが(むしろ突き放すのですいません)、その「深い共感」ができれば、もはやお金も身体も思いのままです。それに近いことをする人を、私は何人か知っています。


話を戻しますが、中島と占い師の間にも、感情レベルでの深い共感が結ばれ、中島の心は、自分の意思とは無関係に占い師を求めるようになる。そうなったら後は簡単。次は、、、脅せばいいのです。占い師の真骨頂。恐怖を呼び起こすストーリーを伝えてあげればいい。神や天使の名を出すのも効果的。


以上がマインドコントロールのメカニズムです。思い当たることがあれば要注意です。


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■タロットができるコンサルタント

こんばんは、行動強化コンサルタントの石田久二です。
たまたま見たブログの中で、興味深いサービスを発見しました。それは「ブログのコンサルティング」に「タロットカード」を組み合わせるサービスです。どのように活用されるのか分かりにくいのですが、正直、このサービスは「売れない」と思います。
確かに他と「差別化」する上で、「組み合わせ」が効果的な場合もあります。しかし、その「組み合わせ方」を考える必要はあります。例えば、「税理士+司法書士」だと、これはかなりニーズがあります。法人登記する際、ほとんどが司法書士のお世話になると思うのですが、新規で登記した際、そのまま税務も引き受けてくれるようなところであれば、それだけで差別化できます。
それ以外にも、
「税理士・会計士+中小企業診断士(経営コンサルティング)」
「行政書士+中小企業診断士」
「コーチング+中小企業診断士」
「ブログコンサルティング+SE」
「タロットカード+姓名診断」
「カラーセラピー+タロットカード」
「コーチング+デザイン」 
(「コーチング」はたいてい何にでも組み合わせ可能))
など、いろいろあるにはあります。大まかに分けると、「右脳系」と「左脳系」になるのでしょうが、相性としてはやはり「同系統」が良いように思います。
ちなみに私の知人に、資金調達を専門とする経営コンサルタントがいらっしゃるのですが、その方はなんとタロットカードの達人でもあり、これまで3,000人くらい占ってきたそうです。しかし、表向きのプロフィールにタロットのことは書かれてありません。
これは実際に申し込む側に立てばすぐわかること。例えば「ブログコンサルティング」と「タロットカード」が組み合わされてたらどう思うでしょうか。おそらく意図としては、ブログの方向性やデザインにタロットを活用するのでしょうが、私はいかにタロットが優れていたとしても、ブログの方向性には使って欲しくないと思います。
「資金調達」に「タロット」が組み合わされた場合はどうでしょう。とんでもないですよね。もし、これがとんでもない組み合わせだと思わなかったら、コンサルティング業は絶対に向いてないでしょう。
クライアントが求めたい結果はほとんどが一つです。本来であれば肩書きなどもどうでもいいのですが、仕事をお願いする場合は、よっぽどの紹介でもない限り、普通は肩書きで入ります。
もしも「ブログコンサルティング」を売っていきたいのであれば、そのための「専門性」と「実績」が重要。もしも「実績」がないのであれば、とことん「専門性」を高めてアピールする必要があります。むしろ専門外のことは書かない方がよい。
「何でもできますは、何もできないと同じ」とよく言われますが、コンサルティングに限らず、買う側に立てばすぐにわかります。ケーキを買いたい時、「ケーキしか売ってません」というお店と、「ケーキもお総菜も売ってます」というお店では、どちらを買いたいと思うでしょうか。
同じように「ブログしか教えられません」とか「タロットしかできません」という人と、「ブログコンサルもタロットもできます」ならば、どちらにお願いたいと思うでしょうか。まずは「買う側」に立てばわかることなんですよね。またはわからなかったら人に聞くもの重要。中途半端を組み合わせても決してプラスにはなりません。「~しか」であっても、専門性が高く、実績が多ければ、それだけで十分に売れるんです。


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