■願望はロシアンルーレットにあらず

こんにちは、石田久二です。


しばしば「願望は明確に」と言われますが、一方で「願望は漠然と」という意見もあります。どちらが正しいかというと、それは「どちらも」なのでしょうが、順番を付けるなら最初は「願望は明確に」でしょう。


ではなぜ「明確」でないといけないのか。例えば「結婚したい」なる願望があったとします。しかし「結婚」そのものの中には「幸せな結婚」と「不幸せな結婚」があります。「安全な結婚」と「危険な結婚」と言ってもいいでしょう。


願望を単に「結婚」に置いただけだと、「安全」と「危険」が含まれることになり、二つが戦うと強いのは明らかに「危険」です。例えばここに美味しい牡蠣が10コあります。しかしそのうち9コはとれたて新鮮なのですが、1コは確実に食中毒になる古い牡蠣。では、そのうち一コどうぞと言われて、手を出すでしょうか。


10コのうち9コは美味しい牡蠣ですが、1コは確実に食中毒になるロシアンルーレットのような挑戦。まず、食べないですよね。「安全」と「危険」が戦うと、必ず「危険」が勝つもの。


潜在意識はそのことをよく知っているので、危険の可能性がある牡蠣には手を出さないのと同様、危険かもしれない「結婚」を受け付けない。だから結婚の願望は叶わないのです。


では、どうすれば願望が叶うのでしょうか。そこで願望の明確化が重要となります。結婚であれば「幸せな結婚」が前提ですが、「幸せ」それ自体がまだ漠然としています。


もし、その人にとっての「幸せ」の条件が収入なら収入。ルックスならルックス。それは本当に幸せならそれでいいです。しかし一般的には収入やルックスだけを求めても、必ずしも「幸せ」になれるとは限りません。であれば、例えば「笑顔」はどうでしょう。いつも笑顔でいられるような結婚。そしてその場で実際に笑顔になれるようなイメージをする。それでかなり明確になりました。


そのように一言に「願望」と言っても、その中に「危険」の要素があるならば、まずはそれを除いたところの願望へと明確化する必要があります。ただし、「危険でない」などの否定型はNG。潜在意識は否定型を認識できませんので。だからと言って「安全な」にするのは漠然としている。と言うか、「安全」って言葉自体、「危険」を前提とした概念。


そこはもう少し自分の感覚が心地よいものになるような「言葉」を当てはめる必要があります。そこがしっくりくれば、そこからようやく実現に向けてスタートするものです。


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■最後まで読んでください

こんにちは、行動強化コンサルタントの石田久二です。
二日前にエントリーした「人生逆転のための12箇条」という記事ですが、最後まで読めばお分かりの通り、これは一種の「皮肉」なんです。法則ばかり求めて実践しない風潮に対する。
しかし、
1.年に2回は先祖の墓参りをする
2.夜寝る前に生かされていることへの感謝をする
3.どんなことでも昨日よりも少しだけ前進しようと思う
4.食事の前後に「いただきます」と「ごちそうさま」を必ず言う
5.朝起きた瞬間に10秒間だけ思いっきり背伸びをする
6.鏡を見たとき、自分に対して微笑む
7.日の出前に起きて、3分間だけ朝日に祈る
8.一日一枚は葉書を書く
9.やると決めたことを3年間は必ず毎日やる
10.夢の実現を助けてくれそうな人、5人にお願いをする
11.期限を決められたら、その日数を半分にしてやり遂げる
12.一日最低10人の人に「ありがとうございます」と言う

だけを読むと、それなりにもっともらしいことが書かれてあるので、つい真に受けてしまいます。本文にも書きましたが、この12カ条は私が適当に思い付いたのを10分で並べただけで、何の権威もありません。だけど、ちょっと恐ろしいことに、この12カ条だけが「コピペ」されてシェアされそうな現場を見てしまいました。
もちろんこの12カ条自体はどれも実践していいと思います。だけど、私が言いたかったのは、このような複数項目があると、自分にとって都合のよいところだけをチョイスして満足してしまう人がいる。それだと何の成長もないですよ、ということなのです。
もしこの中の「期限を決められたら、その日数を半分にしてやり遂げる」だけしか書かれてなかったらどうか。なるほどとは思うものの、2秒後には見なかったことにされてしまう可能性が大。
つまりこのエントリーの趣旨は「現状維持」だったのです。12カ条の項目自体はどうでも良くて。現状を打破するには、自分にとって都合の悪いことから実践すること。都合のよいことは単なる自己肯定であって、現状それ自体を強化するだけですから。
一応、補足させて頂きました。


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■何か質問してください

こんばんは、行動強化コンサルタントの石田久二です。


随分、昔の話ですが、福岡に住むブログの読者さんが「ぜひ、会いたい」と連絡してきたので、軽い気持ちでお会いすることにしてみました。私はほぼ初対面ですが、相手の方は、私のブログで何となく人となりはしっているのでしょう。


とりあえず、最初はいろいろお話したと思います。内容はほとんど覚えていませんが。そしてしばらくして、話題もあまりないので私の方からしゃべるのをちょっと止めていたら、突然、言われました。


「何かボクに質問してください」


と。正直、困りました。だって、申し訳ないけど、会いたいと言ってきたのはその方ですし、私はどんな人かも知らなければ、そもそもあまり関心もない。だけど、その方も悪気はなさそう。私のばかりしゃべらすのは悪いと思ったのか、自分も少しはしゃべらないと、という配慮なんでしょう。


しかし、対話ってのは、やっぱりしゃべってる方が楽だし、あまり関心のない方に質問をするのはかなり大変ってことがわかりました。もし私が誰かに会いたいとして、会ってくれるとなると、いろいろ質問したいこと用意して行くでしょう。


でもやっぱり質問はするより、される方が楽だと思います。対話ってのは、いかに相手に楽にしゃべらすかも重要。その意味で言えば、対話力は質問力と言っていいのかもしれません。


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■人生逆転のための12箇条

こんばんは、石田久二です。


人生逆転のための12箇条を公開します。


1.年に2回は先祖の墓参りをする
2.夜寝る前に生かされていることへの感謝をする
3.どんなことでも昨日よりも少しだけ前進しようと思う
4.食事の前後に「いただきます」と「ごちそうさま」を必ず言う
5.朝起きた瞬間に10秒間だけ思いっきり背伸びをする
6.鏡を見たとき、自分に対して微笑む
7.日の出前に起きて、3分間だけ朝日に祈る
8.一日一枚は葉書を書く
9.やると決めたことを3年間は必ず毎日やる
10.夢の実現を助けてくれそうな人、5人にお願いをする
11.期限を決められたら、その日数を半分にしてやり遂げる
12.一日最低10人の人に「ありがとうございます」と言う



さて、いかがでしょうか。人生逆転のための12箇条に限らず、成功のための21箇条とか、夢を実現するための55箇条とか、世の中にはいろんな「成功法則」があると思います。


しかし、そのような複数項目のある法則を見た時、人は必ず「できそうなもの」にしか目を向けません。上の例だと、1~6あたりはできそうなことなので、気持ちがすっきり納得するでしょう。


ただ、考えてみると、「できそうなこと」をどれだけやったところで、今と状況が変わるでしょうか。「年2回は墓参り」と言われて、確かにやっってなかったとしても、心理的ハードルが低いものにばかり目を見向けてどうなるのでしょうか。


この手の複数項目の成功法則が受け入れられやすい理由は、実のところ、自己肯定させるだけの効果しかないんです。人は自分を肯定してくれるものを優先的に受けいるようになっている。つまりこの手の自己啓発本を「売る」ためには、読者に受け入れられる内容である必要があるわけで、その人が成功するしないは二の次なのです。


本当のこと言えば「大量行動」だけで、ほとんどの願望は叶ってしまうのだけど、それだけでは味気ないし、何より読者を動かすことは難しい。読者的には何か一つでも実践できることがあればいいのです。となると、項目は複数の方がいい。だたそれだけのこと。


ですので、上の12箇条についても、できそうなものばかりに目を向けたら、その時点でアウトです。特に後半など、ハードルの高い項目から実践しなければ意味ないのです。


もう一度言いますが、自分にとってハードルの低いことばかりやってても現状を打破することはありません。現状を打ち破るには、自分にとって一番抵抗のあることをするのが一番なのです。


ちなみに上の12箇条は、今、私は適当に書いたものでソースは10分前の私です。だけど、全部やれば絶対に成功しますよね。やるかやらないか、それだけのこと。


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■保田の話

こんばんは、行動強化コンサルタントの石田久二です。
昨日に引き続きモー娘。関連ですいません。いわゆる「手抜き」ですが、かなり気になるニュースが。
元モー娘。保田圭 マツコ、ミッツ他オネエ業界から大人気
 モーニング娘。の元メンバーで現在は、ドリームモーニング娘。で活動している保田圭(31)が最近、オネ……….≪続きを読む≫

「保田さんはこれまであまりキャラが立っていませんでしたが、最近は、どこか吹っ切れた印象がありますね。アイドルグループにいると、メンバーそれぞれが自分がどう個性を出していくのかということを考えますが、保田さんは正統派路線ではなくこうしたキャラのほうがウケると意識していると思います。フジテレビの高橋真麻アナが吹っ切れたキャラでブレークしたように、保田さんも今年はバラエティーで活躍する可能性は充分ありますね」
 初めて保田を見たのは、コンビニで何気なく週刊誌の表紙が目に入った時。これが今話題のモーニング娘。か、、、と思いながら、約一名だけ妙に気になるルックスのこが入っていました。なっちとかめちゃくちゃ可愛いし、その他のメンバーもそこそこ。その気になるこが保田でした。
ただ、一般レベルで見ると、決して劣っているわけじゃない。合コンしてもアリだと思うし、いわゆるチェンジにも必ずしもならないでしょう。だけど、アイドルグループとしてはやっぱり目立つ。歌唱力やダンス力などはよくわかりませんが、ルックスから入るアイドルとしてはどうか。そう感じた人も少なくなかったと思います。
しかし今に来てブレイクの兆しがあるとか。アイドルってのはやっぱりルックス先行。だけど、若い頃のルックスは年と共に変わっていきます。もちろん年相応に成長する人もいますが、そうじゃない方が圧倒的に多い。その意味で言うと、保田は最初からルックス舞台じゃなかったので、それ以外の持ち味だったり、また、非ビジュアル系としてイジられるポジションにいるので、今後、モー娘。の中で一番の「勝ち組」になるかもしれません。
キャラを知り、キャラを生かす。これはビジネスでも同じですよね。


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