独立起業メンタルコーチ(5)

「弱者の戦略」についてお話していますが、前回も言ったように、「強者(大手・エリート)」がやらないことに徹する。

それが原理原則です。

では、もうちょっと教科書的にお話しすると、そのためにはいくつかの個別戦略があります。

それがいわゆる8大戦略と呼ばれるもので、商品、地域、客層、営業、顧客、組織、財務、時間に分かれます。

詳しくは「弱者の戦略」か「ランチャスター」で調べて頂ければと思います。

この中で特に重要なのが、「商品」と「地域」と「客層」です。

この3つを徹底的に絞り込む。

大手がやらないこと、もっと言うと、誰もやらないことに絞り込む。

先ほどの「読書のすすめ」の例で言えば、

1.商品:成功本  (いわゆるベストセラーは置かない)

2.地域:東京のはずれ (大手が出店しないところ)

3.客層:成功本が好きな人、人生に悩んでいる人、など (ただの本好きではない)

地球探検隊」で言えば、

1.商品:アドベンチャーなど変わったツアー

2.地域:モンゴルやアラスカなどマイナーな国・地域

3.客層:感動を求める人たち (買い物や史跡見学などには興味がない)

このように、まずは「商品」「地域」「客層」でナンバーワンになるよう絞り込む。

そう、小さな範囲でナンバーワンになるのが必勝なのです。

では、私の例で言えばどうなるか。

例えば、「商品」について。

NLP、コーチング、スピリチュアル、、、などはいずれも競争相手が多く、すでに市場優位性が働いています。

ですので、これから先、この分野で食べていくには、よほど頑張らないとですね。

ただ、マツダミヒロさんのように、コーチングでも「質問」に特化すれば十分勝てるわけです。

次に「地域」について。

私が提供するセミナーは基本的にどこでもやりますし、個人セッションも電話でOKです。

ただ、この点について私が優位になっているのが、地方の福岡に住んでいるということ。

これだけでも、福岡でNLPやコーチングやってる人は、、、石田さんがいますね、となります。

実際、成功哲学などの講演会が福岡であると、私に何らかの連絡が来るケースが増えてきました。

それから「客層」について。

これなんです、これ。コーチやセミナー講師がつまづくところ。

私もそうですが、つい、「誰でもOK」としてしまうんですよね。

コーチングなども、学生からサラリーマン、経営者、主婦でも誰でも対応できます!って看板を掲げている人のなんと多いことか。

私もそうでしたが。

例えばここに一つの「化粧品」があったとします。

化粧品と言うと、まずは女性に絞られますが、年齢は様々ですよね。

大手の場合は、どの年齢でも使えます!が通用するのですが、小さな会社はこれをやっちゃけいません。

例えば「産後専用のファンデーション」なんてあると、おそらく多少値は張っても、産後の女性は間違いなく振り向くでしょう。

しかし、それ以外の女性はまったく振り向かないじゃないですか!と言うかもしれません。

それでいいのです。それが「戦略」なんですから。

そう言えばコーチをされている方で、「マリッジコーチ」なる看板を掲げられている方がいらっしゃいました。

近い将来に結婚したいと考えている女性が対象に。

これだと既婚者はまず振り向きませんが、対象者は他のコーチよりも間違いなく振り向きます。

その方はきっと本能で「弱者の戦略」をされている頭の良い方なんだと思います。

では、そろそろ私の例に移りたいと思いますが、次回、すいませんが「アメンバー限定」にさせてて頂きます。

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独立起業メンタルコーチ(4)

話が「弱者の戦略」まで行きませんね。続けます。

ですので、私が今まで一貫して言ってきていることが、この「信念」を持つこと。

私がまさに「信念」だけで乗り切って、おまけに著書も出版してアマゾン総合一位。

能力なんてのは後からついてくる。

では、どうすればその「信念」を持つことができるのか。

私流の言い方をすれば、「信念」をインストールすることができるのか。

それがまさに私がやっていきたいことであり、さらにできること。やってきたこと。

それを一言で言ったのが、「独立起業メンタルコーチ」なのです。

私はテニスで勝つためのコーチはできません。

投資で稼ぐためのコーチもできません。

美しくなるコーチもできません。

しかし「独立起業」をしたいと思っている人の、そのための「信念」をインストールすることはできます。

なぜならそれは私の実体験でもあるし、これまでそのことだけを考えて過ごしてきたじゃないですか!って。

もちろんそれを理論的にも体系化しています。

ですので、この「公式ブログ」でもいかに独立起業して成功できるかの「信念」にフォーカスしてこれからも書いていこうと思っています。

ここでようやく「弱者の戦略」の話になるのですが、これは一言で言うと、「強者」に勝つ戦略のこと。

「強者」とは大手、エリート系で、規模や数量に任せて勝負している人たちのこと。

大企業がそうですよね。大企業サラリーマンも強者です。

一方、「弱者」とは何かと言うと、一言で「強者以外」です。

つまり中小零細個人など世の中のほとんどが「弱者」なのです。

一般に強者のやり方は、マス(大衆)を相手に数に物を言わせてバラマクやり方。

CM、新聞などのマス広告を用いるなど、とにかく大衆に受け入れられることが第一。

一見、それって普通のことじゃん、、と思うかもしれませんが、実は普通の人がこれをやると撃沈します。

「なんでもできます」は「何もできません」と同じ意味。

強者がそれを言うのはわかりますが、弱者は絶対に言ってはなりません。

弱者が勝には、強者のやらないことに徹するしかないのです。

2つほど例を挙げますと、テレビ番組「エチカの鏡」でもお馴染の「読書のすすめ」という本屋さんがあります。

本屋業界で言うと、強者は紀伊国屋や丸善。

なんでも売ってるし、いろんな人がやってきます。

一方、「読書のすすめ」が扱っているのは、いわゆる「成功本」の類ばかり。

そして店長の清水さんは、それらの本をすべて読み、自らポップを書き、場合によってはお客さんにアドバイスをしたりして、本を一冊一冊売ってます。

紀伊国屋の店長がやるでしょうか? もちろんやりません。

もしも自分にあう「成功本」が欲しければ、行くべきは紀伊国屋ではなく「読書のすすめ」です。

もうひとつの例は「地球探検隊」という旅行会社。

目的地が海外であろうが、現地までは自分で飛行機手配してやってきなさい(要望があれば手配しますけど)。

その旅行会社のウリはいわゆる現地ツアー。それも徹底した非日常のアドベンチャーツアー。

そして社長(隊長)の中村さんは、いくつかのツアーには自ら乗り出して、一緒にトイレの穴を掘っています。

JTBがそんなことやるでしょうか? もちろんやりません。

しかし、「地球探検隊」には決してJTBが扱わないような魅力的なツアーがあるのです。

アドベンチャーを体験したければ、JTBではなく「地球探検隊」です。

以上の二つの例は、いずれも「弱者の戦略」で成功した典型例です。

(つづきます)

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独立起業メンタルコーチ(3)

今度こそ話を進めようと思います。

やっぱり誰もが独立して成功したいと思うでしょ。

ただ、独立するにおいて、ブレーキとなるのがアレがない、コレがないってこと。

自分には技術も、資格も、コネもない。

だから独立できない。本当はしたいのだけど。

ただ、今だから言えることですが、「信念」はいかなる技術や資格、コネにもまさるリソース(資源)なんです。

NLP(神経言語プログラム)の中に、「ニューロロジカルレベル」という体系があるのですが、下がその概念図。

「信念が人生を創る!」石田久二公式ブログ

このモデルの特徴は、下位概念は上位概念に対して影響することはあっても絶対じゃない。

ただし、上位概念は下位概念に対して、絶対的な影響を与えるってこと。

よく例に出すのがピアニスト。

ピアノがある「環境」であっても、その人がピアニストとは限らない。

ピアノを弾く「行動」をしても、その人がピアニストとは限らない。

ピアノを上手に弾けるという「能力」があっても、その人がピアニストとは限らない。

しかし逆に、その人がピアニストという「アイデンティティ」を持っていると、その人はピアノがあるし、弾くし、上手に弾ける。

自分でピアニストだという「信念」を持っているだけでもそう。

ここで大切なのは、「アイデンティティ」は変えられない(変えにくい)けど、「信念」は何かの拍子にすぐ変わるし、変えることは十分可能であること。

独立起業に話を戻しますが、このモデルによると、何がなくとも(環境、行動、能力)、「信念」があれば、下位概念である独立起業する上での「能力」などは自然に身に着くということ。

その例が私なのです。

もちろん「信念」だけにアプローチしても、それを固めることは容易ではないので、同時進行で行動や能力アップをしていくととは大切。

しかし、行動はするものの、もっと言えば、名刺に資格をいくつも書いてはいるものの、まったく仕事にならない人は世の中に五万といます。

それは何が欠けているのか?

技術や経験ではありません。

やっていくという「信念」が足りないだけなのです。

(続きます)

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独立起業メンタルコーチ(2)

前置きがすぐ長くなってしまいますね。

てなわけで、独立して6年目に入りますが、ここまで過不足なく何とか生活して、それなりに好き勝手やってきたわけですが、じゃあ、このまま88歳までブログ書き続けるのか、それはいつだって不安に違いないのです。

ようするに「自分は何を売っていくのか?」ってこと。

「宇宙となかよし」では、私のメンターである加賀田晃先生のことは何度も書いてきたと思います。

じゃあ、加賀田先生のような飛び込み営業マンになるのか、または飛び込み営業研修講師になるのか。

しかし、そうなるには、そう名乗るだけの経験があまりにも不足しています。

では、NLPやコーチングをベースとした企業研修をやっていくのか。

それも何か今更って感じがありますし、競争相手も多いジャンルです。

じゃあ、いっそのことぶっ飛んで、スピリチュアルとか密教とかの路線は。

それも正直、中途半端。

では、なんだったら中途半端でないのか。なんだったらオレなのか。

そんなことを「独立奮闘記」を書きながらいろいろ考えていたら、昨日、いきなりやってきたのです。

そう、ヒラメキが。

クールな書き方をしていますが、それがやって来た時は、まるで釈迦様にでもなった気分でした。

つまり、自分がやってきたこと、これは他人に負けないぞ・・・ということが一つだけあるじゃないですか。

それはまさにゼロから独立起業して、曲がりなりにも生活できているし、著書も出版できたってこと。

なんてことないようですが、これって、もしかしたら、多くの人が望む姿なのではないか、と。

そももそ勢いで会社を辞めた時、私が持っているものは、、、正直、何一つありませんでした。

あえて言うなら、ブログを一年書いていたこと。

結果論的には、そのブログのおかげで、独立起業生活が支えられたって側面はあるのですが、最初からそれで食っていこうなって気持ちもなく、盲点と言うどころか、どう考えてもそれが生活ベースになるなんてあり得なかったのです。

本当に、冗談抜きで何もなかったのです。

資格ゼロ、客ゼロ、貯金ゼロ(ほんとは30万程度)、コネゼロ!

では、何があったのか。

たった一つ。

それが「信念」だったのです。

結局のところ、前の会社の仕事はつらくて将来性もない(少なくとも私にとっては)。

35を手前にして、今更、会社に入り直すのも気が進まない。

それなら会社を辞めた意味がない。

だからこそ、もう後には引き下がれないってことで、自然とその「信念」だけが残ったのかもしれません。

そしてその「信念」にもとづいて、とにかく行動、行動。

ある時こんなことがありました。

「独立奮闘記」にも書いたと思うのですが、2006年2月に全財産が3万円になった時のこと。

就職活動しようかと心が動いたけど、「ええい!」てことで100日滝行を続行。

するとNPOから仕事がやってきて、2月中に30万円が振り込まれて急場をしのいだ。

その時、私の知人の宝石屋さんにその話をしたのです。

「やっぱり信じることですよね!」

するとその宝石屋さんは、こう言いました。

「やっとわかったの?」

と。

つまり、仕事しようがしまいが月末に必ず給料が振り込まれるわけじゃない自営や経営者ってのは、とにかく先のことを心配する前に、今することをしっかりやるしかないんです。

そのプロセスでいろんなことがあっても、とにかく「信じて」やるしかない。

私の場合は「100日滝行」なんて、仕事と呼べるものじゃありませんでしたが、「人生」のレベルではきわめて重要。

とにかく信じてするしかない。それを「信念」って言うのだと、改めて思ったわけです。

(つづきます)

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独立起業メンタルコーチ(1)

人は自分以外のものにはなれません。

これまでずっと主張してきた、宇宙の真理だと思っています。

しかし同時に、この真理に強くそむいてきた人間が身近にいました。

それはなんと!私自身だったのです。

「独立奮闘記」を書き始めてから一週間。

2005年から、まだ2007年までしか書いていませんが、大きな大きな棚卸作業ができたと思っています。

結局、私のウリ(USP)とは何か?

そして私自身、何になりたいと思っているのか。

自分の棚卸作業によって、改めて原点を見ることができました。

正直に告白します。

私は今年から「企業研修」路線へと進もうとしていました。

その甲斐あって、ちらほらのそんなオファーも頂くようになったのですが、何か違う。

私は言わば、サラリーマン脱落組です。

いわゆる社員研修をまともに受けたこともなければ、そのような研修会社に勤めていたわけでもありません。

では、そもそもなぜに私は「企業研修」の路線に進もうとしていたのでしょうか。

その理由は大きく一つしかありません。それは「集客しなくていいから」です。

そんな消極的な理由で!

申し訳ございません。私の本心はそうでした。

もともと私のセミナーや講演にご参加頂いてきた方は、ほとんどがブログ「宇宙となかよし」の読者さんでした。

どちらかと言うと精神世界系と呼ばれるそのブログに共感されるかたは、やはり響き合う何かがあり、それは参加者同士でも同様。

ですので、初めてのセミナー(2007年6月9日)の後、その時の参加者が後日また集まって飲みに行ったり、旅行に行ったりなんて話を聞いて、嬉しいと同時に驚きの気持ちもありました。

しかし、セミナーを重ねていくと、それはごくごく普通のこと。

なぜならブログから得られる「共感」によって集まったメンバーなので、職場とか地域とか、そんな環境要因ではなく、もっと深い部分での結び付きがあったからなのでしょう。

では、今後もそのようにブログを一生懸命に書いて読者を増やし、それで永続的にセミナーをやっていくのか。

それもまた違うと感じていたのです。

もちろん時々は「宇宙となかよし」の内容にそったセミナーや講演をするのはいいのですが、毎回するわけにもいかない。

単なるブログ講演家として身を立てるのも何か違う。そもそも「集客」がそんなにできるわけでもない。

そんなことを考えていて、確実に生活を支えられる「企業研修」へとシフトしようとしたのは、どこか「仕方ない」ってところがあったように思います。

(続きます)

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