概要
自分の代から、始める人
天中殺で空いている二支が、子と丑。六つに分けた宿命の方位のうち、北が留守になっている人です。北は、親や目上、家系のルーツにあたる場所です。
ここから、子丑天中殺の芯が生まれます。初代運。親の恩恵を受けにくく、受け継ぐより、自分の代から新しく築いていく運です。
大切なのは順序です。これは「親に恵まれない不運」ではありません。むしろ逆で、出来上がったものの上に乗るより、ゼロから自分で立ち上げることでこそ運がひらくタイプなのです。実家、家業、地位、既存の枠。そういう「もう完成しているもの」に収まろうとすると、かえって力が出ません。何もない場所へ出て、自分の手で一から始める。そこに、この人の運の泉があります。
継ぐ人ではなく、興す人。
それが、子丑天中殺です。
天中殺のしくみ
空いているのは、北の場所
天中殺は六種とも、六つの方位 ―― 天上・北・東・南・西・中央 ―― のどこか一つが留守になります。どの場所が空くかで、留守になる縁も、生き方の傾向も変わってきます。
子丑天中殺で留守になるのは、北。親や目上、家系のルーツにあたる場所です。上から受け継ぐ線がうすいからこそ、自分の代から始める初代運になります。ほかの天中殺は、この図の別の場所が空きます(たとえば天上は辰巳、中央は戌亥)。空く場所が変われば、物語もまるで変わります。
四つのキーワード
子丑天中殺を表す、四つの言葉
01初代
受け継ぐより、自分の代から。ゼロから築くことで運がひらく。
02独立
親元や既存の枠を離れ、自分の足で立つほど強くなる。
03創業
前例のない場所でこそ本領を発揮する、開拓者の資質。
04刷新
継ぐ場合も、そのままではなく中身を変えて受け継ぐ。
活かし方
創業者の星として
子丑天中殺は、言ってみれば創業者の星です。まだ誰も立っていない場所、前例のない場所でこそ、いちばん力が出ます。独立、起業、新規事業、一代で築く仕事。「初代」と名のつくものと、相性が抜群です。
逆に、代々続く組織の中で、決められた役割を粛々と守る生き方は、この星をいちばん窮屈にします。恵まれた環境に安住するより、あえて外へ出る。家や役割を継ぐことになった場合も、器は借りて、中身は自分でつくり直す。そうすれば、初代運はちゃんと働きます。
もう一つ。天中殺の場所は、不特定多数の前で振り回すより、信頼できる相手にだけ深く開くほうが安定します。誰にでも合わせようとせず、これと決めた人・決めた分野に絞って深く関わる。その道の第一人者を目指すことが、そのまま開運につながります。
恵まれた場所より、何もない場所へ。
継ぐより、始める。
注意点
恩恵を、背負いすぎない
気をつけたいのは、目上の恩恵を、受けすぎないことです。子丑天中殺は、親の援助や引き立て、用意されたレールといった「有難いもの」を受け取ると、かえって身動きが重くなり、運が下がりやすい。守るべきものを背負った瞬間に、初代運の翼がたたまれてしまうのです。
もう一つは、頼まれると断れず、周囲の期待や役割を背負い込みすぎること。とくに親や家との関係で、継ぎたくないものを情で継いでしまい、離れたいのに離れられない、という葛藤を内心に抱えがちです。
その苦しさは、初代運の裏返しでもあります。だからこそ、はっきり自覚しておくといい。私は、受け継ぐより、始める人だと。恩を軽んじる必要はありませんが、恩に縛られて自分の道をふさぐ必要もありません。身軽であることが、この星の強さです。
久宗式・金運アップ術
自分で興したところに、財が宿る
子丑天中殺のお金は、自分で一から生み出したところから入ってきます。継いだもの、与えられたもの、既存の仕組みに乗って得るお金は、なぜか長続きしません。逆に、誰かの真似ではない自分の事業、自分で切りひらいた収入源は、この星の追い風を受けます。
稼ぎ方の軸は「独立と創業」。安定した後ろ盾に頼るより、身ひとつで新しい価値を立ち上げる。副業でも、小さな商いでも、自分の名前で始めたものほど育ちます。
開運アクション
人の敷いたレールより、自分で引いた線路を走る
援助や遺産をあてにせず、自分の力で立てた稼ぎを一本持つこと。それが子丑天中殺にとって、いちばん確かな財の土台になります。
もらうより、興す。自分で始めた人に、実りがついてくる。
あなたの天中殺は、どこが空いているでしょう。
生年月日から命式を出せば、六種のどれにあたるかがわかります。