陽 占 の 世 界 ・ 十 大 主 星

禄 存 星(ろくぞんせい)

愛し、引き寄せる与えるほど巡る、財の星

引力本能・陽土性・中央石田久宗

概要

愛し、尽くし、引き寄せる

本能引力(陽)五行方向中央父親・愛人

十大主星の五番目、禄存星。ここから「引き寄せる」星 ―― 引力本能に入ります。守る、伝える、その次は、人もお金も自分のもとへ手繰り寄せる。禄存星はその引力本能の陽。ひとことで言えば、愛し、尽くし、引き寄せる星です。

禄存星は、自分が働きかける相手に生まれます。算命学では、相手に手を出す(剋す)ことを「愛の本質」ととらえます。愛されたい、好かれたい ―― その思いゆえに、惜しみなく愛を注ぎ、人に尽くす。相手が誰であろうと分け隔てなく愛情を傾ける、博愛の人です。

そして禄存星は、お金の星でもあります。その財は「回転財」。入っても出ていき、出てもまた入ってくる。自分が困っていても、人のためにお金を出してしまう。ためこむのには向かず、気前よく回すほど豊かになる ―― 事業家・商人の世界で大きな力を発揮する星です。

五大本能は引力本能の陽。五行は土、方向は中央。家族の型でいえば父親・愛人、徳目は信。大地が水や種を引き寄せて実りを返すように、与えることで巡らせ、慕われていく星です。

握れば、止まる。

与えれば、めぐる。

四つのキーワード

禄存星を表す、四つの言葉

愛情奉仕を表すイラスト

01愛情奉仕

惜しみなく愛を注ぎ、人に尽くす。見返りより、与えること自体がよろこび。

引力を表すイラスト

02引力

人も物もお金も、自然と引き寄せる。場の中心にいて、なぜか人が集まってくる。

回転財を表すイラスト

03回転財

お金は、ためるより回すもの。気前よく動かすほど、めぐって戻ってくる。

世話好きを表すイラスト

04世話好き

困っている人を放っておけない。面倒を見て、支えて、頼られることに生きがいを感じる。

活かし方

与えるほど、めぐる

禄存星は、与えるほど、めぐる星です。出し惜しみせず、人に尽くし、お金も気持ちよく動かす。そうやって場の中心で人ともてなしを引き寄せるほど、運も財も大きくなります。商い、事業、人を喜ばせる仕事 ―― 人とお金が行き交う真ん中に立つほど、この星は生きてきます。

面白いのは、お金の流れです。禄存星は空っぽにするほど、入ってくる。握りしめるとかえって詰まり、惜しみなく出すと巡ってくる。「貯める」より「生かして回す」。それが、禄存星にとっての豊かさの作法です。

貯めるより、生かして回す。

それが、禄存星の豊かさ。

弱点と注意点

尽くしすぎ、出しすぎに

奉仕の心は、行きすぎるとおせっかいになります。良かれと思った世話が、相手には押し付けに感じられることも。面倒見のよさが強引さに変わっていないか、ときどき立ち止まりたいところです。

そしてもうひとつ。「こんなに尽くしているのに」という言葉が出てきたら、それは見返りを求めているサインです。本来の禄存星は、与えること自体がよろこびのはず。お金についても、「出せば入る」は気前のよさであって、浪費とは違います。生きたお金の使い方を見失わないこと ―― そこがこの星の課題です。

人体星図

五つの場所と、その意味

陽占(人体星図)は、心を「頭・胸・腹・左手・右手」の五か所に分けて映し出します。同じ禄存星でも、座る位置で、その「引き寄せる」力が働く場面が変わります。

父親・目上・ルーツ 子供・目下・夢 右手西 配偶者・補佐役・家庭 左手 兄弟・友人・社会 中央 自分自身・本質
人体星図の概念図 ―― 十大主星は、心を五つの場所に映し出す。中心の「胸」がその人の本質を表す。

胸(中央)自分自身・本質

中心が禄存星なら、根っからの愛情家で世話好き。人もお金も引き寄せ、惜しみなく与え、場の真ん中で人を支えながら生きていきます。慕われ、頼られることが、何よりの喜びです。

頭(北)父親・目上・ルーツ

目上にもよく尽くし、可愛がられるタイプ。引き立てや援助を受けやすく、目上との縁が財や機会につながります。世話を焼き、世話を焼かれる、温かい上下関係を結びます。

左手(東)兄弟・友人・社会

社会では、面倒見のいい兄貴肌・姉御肌。人脈と金脈を引き寄せ、商いや人付き合いの場で力を発揮します。人が集まる中心になり、そこから財もチャンスも生まれます。

右手(西)配偶者・補佐役・家庭

家庭にも、惜しみなく愛情を注ぎます。家族のためにとことん尽くす人。ただし、愛が強引な過干渉にならないよう、相手の「いらない」も尊重できると、より温かい家庭になります。

腹(南)子供・目下・夢

子供や目下には、あふれるほどの愛情を注ぎます。面倒見がよく慕われますが、与えすぎは甘やかし・過保護にもなりがち。手をかけることと、見守ること ―― その塩梅が鍵になります。

久宗式・金運アップ術

回して、めぐらせる

禄存星は、十大主星のなかでもまっすぐ「財」につながる星です。鍵は、なんといっても回転財。お金は、ためこむためのものではなく、回すためのもの。気持ちよく動かし、人のために使い、めぐらせるほど、より大きくなって返ってきます。財布を握りしめるほど、流れはかえって細くなる星です。

稼ぎ方の軸は「引力」と「奉仕」。人を喜ばせ、もてなし、世話を焼く ―― そうやって人とお金が集まる中心に立つほど、財のスケールも大きくなります。商い、事業、営業、人を育てる仕事と相性は抜群です。

開運アクション

惜しみなく、与える

禄存星の五行は土、方向は中央。大地が実りを分け与えるように、惜しみなく「与える」ことが最大の開運です。人にごちそうする、贈り物をする、困っている人にそっと手を貸す ―― 与えた分だけ引力は強まり、財はめぐって戻ってきます。

出して、回して、また受け取る。与えることが、いちばんの金運アップ術です。

あなたの禄存星は、心のどこにありますか。
生年月日から命式を出せば、人体星図のどの場所にこの「引き寄せる」星が宿っているかがわかります。

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