陰陽五行運命哲学
十干 | 其の七

かのえ(こうきん) ・ 陽の金 — 鉄・剣

庚は、十干の七番目に置かれる干です。五行の「金」を陽に振り分けたもので、自然界では刀や鉄鉱石のような、硬く力強い金属にたとえられます。打たれ、鍛えられるほど、鋭く光ってくる――この「鍛えられて強くなる」性質が、庚という人を理解する出発点になります。

庚の性格 ― 4つのキーワード

庚の人柄は、鋼や刃物の姿に表れます。次の4つの場面が、庚という性質をいちばんよく言い当てています。

まっすぐ天を指す剣
一本気・ストレート研ぎ澄まされた剣のよう。回りくどさを嫌い、まっすぐ斬り込みます。
ずっしりと光る鋼の塊
たくましい硬い鋼の塊のよう。多少のことではへこまない、打たれ強さがあります。
石臼を回して働く馬
働き者黙々と臼を回す馬のよう。汗を惜しまず、こつこつ動き続けます。
炉で熱した鉄を金床で鍛える様子
鍛えられて伸びる叩かれるほど強くなる鉄のよう。試練を経るたびに鋭く光ります。

庚の強み

まっすぐで潔く、打たれ強いのが庚です。困難や勝負どころでこそ力を発揮し、試練(加工)を経るほど鋭く光ってきます。

庚の弱み

直球すぎて、ときに角が立ちます。歯に衣着せぬ物言いがデリカシーに欠けると受け取られたり、繊細な調整が苦手だったりします。

また、鉄は手入れをしないと錆びるように、刺激や目標がないと鈍ってしまうのが庚です。鍛えてくれる「火」(情熱ある環境や人)がないと、本来の切れ味を失いがち。荒削りなまま放っておかれると、力を持て余してしまいます。

庚の最大限の活かし方

庚は、競争・改革・実行の現場でこそ輝きます。鍛えられる環境――負荷のかかる挑戦や、本気で勝負する場に身を置くほど、切れ味が増します。

大切なのは、自分を鍛えてくれる「火」を持つこと。情熱ある人(丙・丁のような火タイプ)や、熱量の高いチームと組むと、庚は見違えるように光ります。逆に、ぬるい環境では錆びるので注意。適度な負荷をかけ続けることが、庚を鈍らせない秘訣です。

久宗式・現世利得に直結するお得情報

庚のための、今日からできる開運メモ
庚は「金」、方角は「西」、季節は「秋」、色は「白」。鍛えられて光る鋼の性質を、日々の行動に落とし込みましょう。
  • 白や金属の小物を、身につける。金の気を補う色。白いシャツ、金属のアクセサリーや時計が、庚の切れ味を支えます。
  • 辛味を、適度に。金性を養う味。少しの辛味が刺激になります(とりすぎは禁物)。白い食べ物も相性◎。
  • 適度な負荷で、錆びを防ぐ。運動や挑戦など、自分に負荷をかける習慣を。鈍らないことが庚の最大の開運です。
  • 総仕上げは、秋・夕方に。西=結果・収穫の方位。やりきって締めくくる作業は、秋や一日の後半が向きます。
  • 熱意ある人のそばに、身を置く。本気の場、情熱ある仲間が「鍛える火」になります。ぬるい環境からは離れて吉。

おわりに

庚は、打たれて光る鋼。そのまっすぐさと打たれ強さ、鍛えられて伸びる力は、勝負どころで頼りになります。荒削りな潔さも含めて、庚のたくましさです。

あなたの「本質の干」は、どれ?

生年月日からつくる「命式」を見れば、自分がどの十干なのかがわかります。命式表の左上に出てくる干が、あなたの本質をあらわします。

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