▷ 開催レポート
■139 2026年8月21日(金)
2040年の予言ではなく現実考察
福岡月イチトークライブ 第139回 完全ハイライト
2015年2月から数えて139回目。前半は今回のヨーロッパ・チャリ旅で起きた「守られた」体験と、占いをメタレベルで問い直す話。後半はAIが弾き出した2040年までの現実考察。未来は「当てる」ものではない、方向を読んで誰より先に動くものだ——という夜。
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01
サンマリノ神社に「呼ばれた」——一連の流れのすべて
- 今回のヨーロッパ・チャリ旅は、ハンガリーで熱中症になりかけたところから流れが変わった。自転車専用道に翻弄され120キロ走り、猛暑のなか猛烈な寒気と鳥肌。体温調整機能が麻痺する寸前だった。
- ある会社の敷地でペットボトルの水を分けてもらい、スプリンクラーで体を冷やした。あれがなかったら、たぶん今ここにいない。
- さらに前輪が2日連続パンク。しかも止まったのがスーパーの前、バスターミナルの前——「これはもうやめろということだな」と直感に従い、そこでチャリ旅を打ち切った。
- 後から分かったこと。もしそのままセルビアまで走ってコソボに入っていたら、セルビアの出国スタンプが押されず、日本に帰れなくなっていた可能性があった。よくぞあそこで自転車が壊れてくれたと思った。
- 行き先を変えてキプロスへ。ここも南北で分かれた複雑な国境問題があり、出入りの経路を間違えていたら同じくEU出国の辻褄が合わなくなるところだった。とにかくギリギリの連続だった。
- 最後にローマからサンマリノへ。バスの窓口が閉まっていてタクシーに乗るしかなくなり——その車中でふと「サンマリノ神社があった」と思い出した。3キロ先。運転手に頼んで寄ってもらった。
- バスに乗れていたら絶対に行っていない。ローマを2時間早く出ていたら行っていない。これだけは「呼ばれた」と言い切れる。この旅は最初から最後まで見守られていたのだと分かった瞬間だった。
キーワード ―― 直感に従うということ
- 守巻物は「本当に困った時に開けるもの」。中に何が書いてあるかは開けてからのお楽しみ。人生が変わるようなメッセージが封じてある。
- ルールがある。人にあげることはできない。中身を人に言うこともできない。そして必ず会場で手渡しする。「送ってください」には応じない——神社のお守りを郵送してくださいとは言わないのと同じ。
- 今回配布したのが第1弾の「結界」編。第2弾は「金運」編、第3弾は「悟り」編を構想中。結界・金運・悟りの三本立てになる。
- ハンガリーであれだけ守られたのは、カバンの中にこの守巻物があったからかもしれない——と、後から気づいた。
キーワード ―― 手渡しであること
- 占いは「転ばぬ先の杖」だと言う人がいる。ではメタレベルで問い返してみたい——そもそも「転ぶ」とは、どういう状態のことですか。
- この質問に、ほとんどの占い師は答えられない。「災難」と言うなら、その災難とは具体的に何か。
- 戦国時代なら答えは明快で、災難とは「死」だった。誰も守ってくれない時代、一歩間違えば奈落の底。でも今は制度がそれだけ成熟している。転んでも、死にはしない。
- ならば転ぶことは「災難」ではなく「経験」になる。そう捉えた瞬間に、避けるべきものがなくなる。
- 同じことを「炎上」でもやってみた。炎上って、何ですか。——認知が一気に広がるだけで、実は不幸になった人はほとんどいない。1日30分睡眠を主張して叩かれている人も、同時接続2万人のライブをやっている。
- 一つひとつ突き詰めていくと、結局良いことしか起こらない。だったら何でもやった方がいいという結論になってしまった。
キーワード ―― そもそも、を問う
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04
天中殺の新解釈——天井がないからこそ、天と繋がる
- 算命学の教科書には、天中殺は「おとなしくしていなさい」「旅行は控えなさい」と書いてある。さらに節運まで厳密に取ると、人生の7割は動いちゃダメということになってしまう。それはさすがにおかしい。
- 天中殺とは「天井が空く」時期のこと。守ってくれる空間がない、傘なしで外に出るようなもの——という説明が一般的。
- だが天井がないということは、その上の「天」とダイレクトに繋がりやすいということでもある。この2年間こそ、大祓詞・光明真言・般若心経・あるいは単に「ありがとうございます」を唱えるべき時期。
- 普段の10年間より、この2年間のほうが繋がりやすい。だからこそ徹底的に神社に行っていい。——ただし新規の起業や大きな投資は、セオリー通り控えたほうがいいと思う。
- 自分自身、去年一昨年が辰巳天中殺だった。その解釈で回していったら、本当に出会うべきものに出会えた。
キーワード ―― 天中殺は繋がる時期
- 天中殺でも「感謝や祈りの旅ならいい」という文言がある。ならば逆に問いたい——感謝も祈りも伴わない旅を、我々は今することがあるだろうか。
- 聖地に行けば手を合わせるし、寄付もする。「来させてもらいました」という感謝がある。感謝と祈りがあれば、どこに行っても、何をやってもいい。
- 神社は「呼ばれた」と言いたがる人が多いが、たいていは自分から行っただけ。それはそれでいい。でも今回のサンマリノ神社だけは、間違いなく呼ばれた。
- 感謝で行く神社と、欲で行く神社。どちらが良い悪いではないが、神社めぐりは常に「感謝の旅」でありたい。
キーワード ―― 感謝 × 祈り
💰
06
NISAの話と、「ニーサ貧乏」という落とし穴
- 過去にこの場で一度だけやった「NISA講座」の復習。①楽天証券かSBI証券を開設 ②NISA口座一択 ③オルカンを再投資型で積立——それだけ。銀行や郵便局でNISAをやってはいけない。
- 言われた通り月3万円を2年積み立てた事務局スタッフの実例。元本72万円が100万円を超えていた。素直に聞いて実行しただけで、30万円分の差が生まれた。
- 逆に「ニーサ貧乏」という言葉がある。年間360万円の枠をフルに埋めることに固執して、今やりたいことができなくなってしまう人。
- そして80歳の方から「NISAどうしましょう」と聞かれたら、答えは「やらないでください」。その300万円は使ってください。
キーワード ―― 素直さと、使う勇気
- 陰陽五行では60年で暦が一巡する。それが還暦。1回目より2回目のほうが余裕がある。暦に振り回されず、自分の人生を歩めるようになる。
- だから60歳までは、ある意味すべて修行。60歳以降は基本的に楽しいことしかない。
- ただし条件がある。ひとつは感謝と祈りで過ごすこと。もうひとつは——意外と忘れられがちだが——後進に貢献すること。
- 知識も人脈も経験もお金も、若い人に全部あげてしまえばいい。「俺の人脈を使って」と言い出す先輩がいるが、逆だ。60歳を超えてギブをする人は、リターンの幅が半端ない。
- そして何より大切なのが健康。ある意味、健康オンリーと言っていい。
キーワード ―― 還暦からのギブ
📅
08
2025→2050 現実考察タイムライン
世界最前線の知性3人分をAIに吸い込んで作った「合体頭脳」に、未来予測をさせた。これは予言ではなく、いまの技術と流れの延長線から読める「方向」である。
2025-27AI革命
生成AIが社会に浸透。事務・データ入力・コールセンター一次対応・銀行窓口の定型業務が急速に自動化。個人がAIで一人前の仕事量をこなす時代へ。
――もう来ている。AIができない仕事にしかビジネスチャンスがない、と現場の人が言い始めた。
2028-30自動化
物流・運輸の自動化が本格化。高速料金所・倉庫仕分け・レジが無人へ。スマホの次、グラス型デバイスが普及の入口に。
――3年後、電車の中でみんな両手が空いている。スマホを見下ろす姿のほうが「奇妙」になる。
2030-33エネルギー転換
エネルギーコストが劇的低下。核融合・宇宙送電などが実用の兆し。海水淡水化で水が安価に。衣食住のコストが下がり始める。
――海の水は循環するから実質無限。それを淡水化できれば、水が下がり、食料が下がる。
2033-37身体の革命
次の主役は「身体」。常時の健康モニタリングで病を発症前に察知。老化を遅らせる技術が進展。個別化医療・予防医療が主流に。
――皮膚がんのオーダーメイドワクチンが完成したというニュースが、まさに昨日今日。
2037-40豊かさの再定義
衣食住が限りなくタダに近づく。生きるだけなら働かなくてよい世界へ。価値の中心が「モノ」から「体験・意味・つながり・その人自身」へ移る。
2040-45予想
「人にしかできない」の境界線がさらに移動。創造・専門判断にもAIが踏み込む。ただし命や重大な決定は、社会があえて人間の関与を法で残す。
2045-50予想
今はまだ名前もない仕事が多数生まれる。人の役割は新しい問いを立てる・分野を統合する・人が人であることそのものへ集約されていく。
※ 2040年までは、いまの技術と流れから高い確度で読める「方向」。2040年以降は幅のある予想。技術的に可能になる時期と、社会・法律・倫理が受け入れて実際に普及する時期の間には、しばしば十年単位のずれが生じる。
そして今夜の実感としては——全部前倒しになる。シンギュラリティは2040年と言われていたが、もう来ている。
- 1995年にWindows95でネットが来た。2010年にiPhone4でスマホが普及した。2025年にAIが普及し始めた。——約15年ごとに、技術は世界を作り替えてきた。
- では次に来るのは何か。答えは「身体」の革命。知性が情報の世界を満たしたあと、その力は人間の身体・健康・寿命へと還ってくる。
- がんと老衰——人が死ぬ原因は、突き詰めれば実はこの2つしかない。細胞分裂が暴走するか、止まるか。その両方を制御する技術が視野に入りつつある。
- ロブスターは内臓まで脱皮して細胞を一括リセットするので、理論上は死なない。人間も同じことができるかもしれない。厚生労働省には「人生150年」のグランドデザイン部会がある(らしい)。
- 120歳を超えた人は観測上ほとんどいない。でも誰かが超えた瞬間、記録は一気に塗り替えられる。100m10秒の壁と同じ。
キーワード ―― 次の主役は「身体」
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10
AIの境界線を知る——できること / できないこと
- AIは「誰かがやったこと」は100%できる。既存の再現・要約・生成は圧倒的。この場の録音も、そのまま文字にして記事にして、YouTube台本にも本にもできる。全自動化がすでに現実。
- だが、新しい問いを立てる・選び取る・責任を引き受けることはできない。境界線を知る人だけが、AIに使われず、AIを使いこなせる。
- 翻訳精度はもう100%と言っていい。スマートグラスをかけた者同士なら、インド人ともイラン人とも普通に話せる時代がすでに実装されている。
- 電力の問題も同時に走っている。Google検索1回にかかる電力の10倍がAI1回。だからこそエネルギー革命が必然的にセットで来る。
- 仕事がなくなり、しかし利益は出る。行き着く先はベーシックインカム。——それで一番恩恵を受けるのは、たぶんアーティストだ。生活が保証されたら、あの人たちはひたすら上手くなる。
キーワード ―― 使われる側か、使う側か
- 2040年はユートピアか、それとも。エネルギー革命の連鎖で衣食住は限りなくタダに近づく。生きるだけなら働かなくていい世界。だが、自由は幸せを保証しない。
- 「何のために生きるか」を持つ人だけが、その豊かさを輝かせられる。結局、哲学が要る。
- そしてもう一つ。AIに買えないものが一つだけある。思い出だ。
- 83歳になってモーツァルトを聴きながら「あの時みんなでインドに行ったよね」「バリ島楽しかったね」「あのステーキうまかったね」と思い返す——その一つひとつが、生きるエネルギーになる。
- だから将来のために取っておくのはやめたほうがいい。お金は、思い出に使う。なくなっても、なんとかなる時代が来るのだから。
キーワード ―― 体験に投資する
🔯 【当日の伝授】結界の術
最後に、ヤントラを左手に持ってもらい、右手からエネルギーを送る「結界の術」を実施しました。左手は吸収、右手は放出——修行中に授かった方法です。受け取った方は、これから誰かに金運のエネルギーを送ってあげることができます。「この人に金運アップしてほしい」と思って手をかざすだけ。若い人たちへ、幸せの気を送ってください。
未来を「予言」として消費するのは簡単だ。当たっても外れても、自分は傍観者でいられる。
今夜話したのは「現実考察」——いまここにある技術と流れの延長線を、自分の頭で読むこと。
そして同時に、パンクした自転車の前で立ち止まる直感も、神社で手を合わせる祈りも、同じくらい大切だという話でもあった。
少なくとも将来は、いいことづくめだ。だから今のうちに、思い出をつくろう。