▲ 2025.8.1 出発 … 10日間の美食修行 … 8.10 帰国 ▼
DAY 1
いろいろ、おかしい / 昆明へ
2025.08.01(金)
「目の前に、なんでホリエモン。」
今日から八月、そして「ホリエモン雲南省ツアー」が始まる。十日間の長丁場。中国は現金もカードもほぼ使えず、QR決済が中心と聞いて、Alipayを用意していた。が、空港のセブンで試すと使えない。何度やってもダメ。出だしからつまずいて、ラウンジはANAカレーを一口だけ。
ビジネスクラスの席に着くと、堀江さんがすでにいた。隣の同行者と話す、あのよく知る声。北京で乗り換え。トマトと卵の炒めのヌードルが、やけに美味かった。
BEIJING — 乗り換えのトマト卵ヌードル
昆明着。ホテル前の夕食は、立派なレストランかと思いきや庶民的な市場の食堂。牛、羊、山羊の串に、衝撃の「生きたエビを酒と香辛料で和えたやつ」。中華といえば油と火のイメージなのに、まさかの「生」。辛いのに、後を引く美味さだ。
KUNMING — 市場の食堂で、雲南名物
食事が終わったのは十時過ぎ。それから堀江さんがバーに行きたいと言い、数名でジョイン。シーシャとビールで、気づけば一時半。しめはラーメンではなく水餃子。二日分くらいの、長い長い一日だった。
NIGHT — バーのしめは、水餃子
ブログ原文 ▸ 初日
DAY 2
雲南は、きのこの宇宙 / 昆明
2025.08.02(土)
「きのこは、旨味の宝庫だ。」
初日から強烈で、悪夢一歩手前の夢をたくさん見た。正直、心からリラックスして楽しむ類の旅じゃない。ずっと、どこか緊張している。雲南省は四川に近く、香辛料が強烈。でも旨味がしっかり立つのが、さすが美食の大国だ。そして雲南といえば、きのこ。
大型バスで市場へ。発酵臭を覚悟したのに、不思議と匂わない。衛生的だ。ドリアン、カエル、スッポン、山羊肉。きのこの試食が絶品で、松茸からポルチーニ、得体の知れない珍種まで。生の松茸が、日本なら桐箱に入るレベルでゴロゴロ並ぶ。
MARKET — 松茸が、桐箱なしで山積み
ランチは黒山羊の専門店。一階が肉屋、二階がレストラン。朝にしめた新鮮なもので、臭みがまるでない。スペアリブが、ことのほか旨かった。
LUNCH — 朝じめの黒山羊、臭みなし
大理へ向かう途中で、きのこ狩り。カゴをもらって、松林へ分け入る。
FORAGING — 松林で、きのこ狩り
ブログ原文 ▸ 二日目
DAY 3
お金は、腸から / 大理・巍山
2025.08.03(日)
「胃腸が丈夫でないと、勝負にならない。」
まだ三日目。大理に三泊できるのはありがたい。とはいえ九時出発、帰着は九時で、ホテルは実質寝るだけ。正直、もうお腹いっぱいかもしれない。山のような美食を食べるのにも体力がいる。その点、成功者はよく食べ、よく飲む。胃腸が丈夫でないと勝負にならないのだ。「お金は腸から」とは、よく言ったものだ。
今日は堀江さんが「電車に乗りたい」と言うので、皆で大理近郊の巍山へ。切符もなく、パスポートを通すだけで席が割り当てられる。中国の管理社会を実感したが、これは日本の近未来かもしれない。
TRAIN — パスポートだけで、席が決まる
巍山は歴史的な街で、ちょっとした観光地。日本人はほとんど来ないようで、どこか湯布院のような雰囲気を感じた。
WEISHAN — どこか湯布院のような
焼きドリアン、焼きチーズ、サボテンの実……いろいろ食べ歩く。
STREET FOOD — 焼きドリアンに、サボテンの実
ブログ原文 ▸ 三日目
DAY 4
変容の疲れ / 大理
2025.08.04(月)
「行く前の俺と、行った後の俺は、別人だ。」
四日目。この感覚、思い出すものがある。二〇一五年、ゴールドコーストで受けたアンソニー・ロビンズのセミナーだ。朝から夜中まで六日間ぶっ通し、疲れさせないほどに追い込まれる。今回の雲南も、費用も期間も、いや、それ以上の「変容」が起きている気がする。
純粋な参加者は六名。ビジネス畑の起業家ばかりで、僕はおそらく一番アウェーだ。「どうやって生きているのか」「スピリチュアルってなんだ」と、得体の知れない存在に見えているだろう。でも、だからこそ。潜在意識が、いったんバラバラに組み変わろうとしている感覚がある。
今日のテーマは「コーヒーとお茶」。最高級の雲南コーヒーと、プーアル茶。この一回だけで数万円かかるという。すべてが、規格外だ。
COFFEE — 最高級の雲南コーヒー
TEA — プーアル茶、一服に数万円
TRANSIT — 移動の車内で
ブログ原文 ▸ 四日目
DAY 5
旅いちの飯と、人生いちの宿 / 移動日
2025.08.05(火)
「標高を、ぐっと上げていく。」
三日間の大理を後に、今日は移動日。標高をぐっと上げる。当初は七日間の予定だったが、堀江さんが標高三三〇〇メートルの有名ワイナリーに行きたいと言い出し、高地順応を考えて十日間になったらしい。今日それを聞いた。
ランチは「農家楽(ノンジャーラー)」——田舎の農家で、自然の中、採れたての食材をいただくレジャー。このランチが、旅いちだったかもしれない。ロケーションも相まって、美味さが倍増する。
農家楽 — 自然の中で、採れたてを
LOCATION — 自然のなかの、ノンジャーラーの里
さらに走って標高二四〇〇メートルへ。このホテルが、僕の人生で圧倒的ナンバーワンだった。一人一棟、寝室のほかに書斎があり、庭にはスパまである。
HOTEL — 人生で、圧倒的ナンバーワン
ブログ原文 ▸ 五日目
DAY 6
ここは、チベットだ / 香格里拉
2025.08.06(水)
「着いた瞬間、テンションが上がった。」
今回の旅、ホテルが軒並み異次元。一泊五万円は下らない部屋ばかり。それでも食事も移動も全部込みで百二十万円なら、激安だと思う。堀江さんがいる価値を、抜きにしても。
BREAKFAST — 異次元の、朝食
標高二四〇〇から三三〇〇メートルへ。ランチは、きのこたっぷりの火鍋。高地ではしばらく火鍋が続くらしい。
HOTPOT — きのこたっぷりの火鍋
着いたのはシャングリラ市。「香格里拉」と書く。ここはチベット文化圏で、マニ車もある。着いた瞬間、テンションが上がった。そう、ここはチベットなんだ。そして名高い松茸の産地でもある。
SHANGRI-LA — 香格里拉、桃源郷の名を持つ街
ブログ原文 ▸ 六日目
DAY 7
僕は、チベットに呼ばれていた / チベット最東端
2025.08.07(木)
「二十年前が原点で、今もそのスタートにいる。」
標高三三〇〇メートル。ワイナリーを目指し、乗用車に乗り換えて細い道を行く。着いた先は、チベットだった。雲南省の少数民族・チベット族のエリアで、ここがチベットの最東端になる。
TIBET — チベットの、最東端
思えば二十年前、独立して最初に旅したのがインド。デリーで暴漢に遭い所持金を失い、わずかな残高でラダックへ飛んだ。丘の上で般若心経を唱え、八二〇巻目で悟った——この宇宙は「大丈夫」しかない、と。あれが人生の原点だ。そして二十年後、また、チベットにいる。
チベットの家庭を訪ね、ヤクの乳のバター茶(グルグル茶)と、大麦を焦がして粉にしたツァンパをいただく。お茶に粉を入れ、団子にして食べるのがチベット流。僕だけ、それをやった。
BUTTER TEA — ヤクの乳のバター茶
ぶどう畑を視察。堀江さんは二十五年前から、この地が世界的なワイン産地になると見抜いていたという。実際そうなった。常に未来を見据えて、今を生きている人だ。
VINEYARD — 二十五年前に、見抜かれていた畑
ブログ原文 ▸ 七日目
DAY 8
ゲートより、一歩を / チベット奥地
2025.08.08(金)
「ゲートなんて、知っていても意味はない。」
八月八日、ライオンズゲート。スピリチュアル界は盛り上がっているだろうが、ゲートなんて知っていても意味はない。それより、動こう。今回のメンバーは皆、桁違いの強者ばかりで、刺激を受けている。道中、堀江さんの自伝『我が闘争』を読み返した。少年期から収監前夜までの実話。地頭が良すぎて孤立し、塾で勉強の面白さに目覚め、東大、そしてインターネットとの出会い。あの頃の空気を、僕も覚えている。
今日はさらにチベットの奥地へ。ランチは、松茸尽くし。
MATSUTAKE — ランチは、松茸尽くし
車を乗り換え、アオユン・ワインの産地へ。
AO YUN — 雲上のワイン産地へ
HIGHLAND — チベットの、高い空
ブログ原文 ▸ 八日目
DAY 9
最後の晩餐へ、七時間 / 大理へ戻る
2025.08.09(土)
「高地に強い体で、よかった。」
標高三五〇〇メートル。他の人は頭痛が出ているようだが、僕はかなり平気だ。二十年前、ラダックでいきなり三五〇〇メートルから始めたりと、高いところに慣れているのかもしれない。早朝、山を見ようと早起きしたが、雲で見えず。朝食をいただく。
MORNING — 雲の向こうに、山がある
それから七時間かけて大理へ戻る。途中のランチは各自で適当に。僕はエッグタルトを。こんなんでいいんだよ。
EGG TART — 移動の昼は、こんなんでいい
そして夜は、最後の晩餐。八日目に産地を訪ねた「アオユン」の赤を開けた。標高三〇〇〇メートルを超えるチベットのぶどうから生まれる、中国が世界に誇る一本。十日間をともにした仲間と分けあう赤は、舌だけでなく、旅そのものの味がした。
AO YUN — 最後の晩餐に、雲上の赤
ブログ原文 ▸ 九日目
DAY 10
体験と経験だけが、残る / 帰国
2025.08.10(日)
「終わってみれば、あっという間。」
昨晩、消灯は二時過ぎ。五時に勝手に目が覚め、六時にロビー集合。バスで三十分、大理空港へ。
DALI AIRPORT — 十日間の、おしまいへ
今回の旅、一度も集合写真を撮っていなかった。最後に空港で、となった時、ちょっとしたハプニングがあって、思わず笑った。それも含めて、よき思い出だ。十日間は長かったけれど、終わってみればあっという間。残るのは、体験と経験だけだ。
HOMEBOUND — 体験と経験だけを、持ち帰る
ブログ原文 ▸ 十日目