概要
「もう一人の自分」を生きる
十大主星のいちばん最初に置かれる星、貫索星。ひとことで言えば「単独で守る」星です。
貫索星は、自分とそっくり同じ性質 ―― 同じ五行で、陰陽も同じもの ―― が巡ってきたときに生まれる星です。いわば「もう一人の自分」と出会った姿。誰とも混じり合わない、まじりけのない「自分そのもの」。だから貫索星の人は、誰に何を言われても、自分の芯を曲げません。
嵐が来れば、じっと根を張って耐えしのぐ。けれど貫索星が本当に伸びるのは、腰を据えてコツコツ積み上げられる、穏やかで地面の固いときです。短距離の勝負より、長い時間をかけてひとつを守り育てる ―― そんな長距離型の強さを持っています。
五大本能は守備本能の陽。五行は木、方向は東。家族の型でいえば兄・姉、徳目は仁。東の空に芽吹く一本の若木のように、まっすぐ上だけを向いて伸びていく ―― それが貫索星の生き方です。
「もう一人の自分」と向き合った、まじりけのない個。
それが、貫索星です。
四つのキーワード
貫索星を表す、四つの言葉
01独立
人と一緒に働くより、ひとりで立つほうが力が出る。独立して自分で営む形が、いちばん向いている。
02マイペース
自分のリズムを崩さない。人の速さには合わせず、じっくり長く走り続けるタイプ。
03自我心
自分は自分。協調のために自分を曲げると、かえって良さが消えてしまう。
04一点集中
あれもこれもではなく、ひとつのことを深く。職人のように、一点を守り抜く強さ。
活かし方
頑固さは、才能である
貫索星の頑固さは、算命学では直すべき欠点とは考えません。むしろ頑固さこそ、この星の良さです。無理に人に合わせたり、まわりに迎合したりすると、かえって持ち味は消えてしまう。頑固でいい、マイペースでいい ―― それでこそ貫索星なのです。
活かす鍵は「独立」と「一点集中」。誰かと足並みをそろえる仕事より、自分の裁量でひとつのことを深めていく道が向いています。そして面白いのは、貫索星は叩かれるほど、かえって芯が太くなること。やさしく支えてくれる相手ばかりに囲まれると頑固さは育ちにくく、正面からぶつかる相手に出会うほど、強さが鍛えられていきます。逆境こそ、この星が本領を発揮する舞台です。
支えられるほど、ゆるむ。
叩かれるほど、強くなる。
弱点と注意点
強さの裏の、やわらかさ
強そうに見えて、貫索星は内側はむしろ情に厚く、繊細です。外を硬くしているのは、内がやわらかいからこそ。他人を受け入れたら自分が崩れてしまう気がして、つい殻を厚くしてしまうのです。
注意したいのは、頑固さが行きすぎたとき。一度決めると変えられず、考え方を切り替えるのが得意ではありません。協調を求められる集団のなかでは、孤立したり、息苦しくなったりしがちです。芯はそのままに、ほんの少し素直さを足してみる。それだけで、この強い木は、ぐっと大きく枝を広げられます。
芯は、そのままでいい。
ほんの少しだけ、風を通す。
人体星図
五つの場所と、その意味
陽占(人体星図)は、自分の心を「頭・胸・腹・左手・右手」の五か所に分けて映し出します。同じ貫索星でも、どの位置に座るかで、その「守り」の力が働く場面が変わります。
胸(中央)自分自身・本質
ここは、素のままの自分。中心が貫索星なら、芯の強い「個」がそのまま魂の中央に座ります。誰にも染まらず、生涯「ひとりで守り抜く」ことをテーマに生きる、独立独歩の人です。
頭(北)父親・目上・ルーツ
目上に対しても媚びず、信念で向き合います。上に立つ人には信念があって当然、という見方をするタイプ。そして、歳を重ねるまでに、自分の足で立てるようになっておく必要がある ―― そんな宿命的なテーマを持ちます。
左手(東)兄弟・友人・社会
社会や仲間のなかでも群れません。協調より単独。友人は狭く深く。集団行動は苦手で、自分の領分を守りながら、一匹狼のように動く顔です。
右手(西)配偶者・補佐役・家庭
家庭でも、自分のペースを崩しません。家庭を守り抜く力は強い一方、譲り合いは課題になりがち。配偶者には頑固さが出やすいので、ここでこそ「少しの素直さ」が効いてきます。
腹(南)子供・目下・夢
目下や子供に対しても、自分の流儀を貫きます。手取り足取りより、背中で「我が道」を示す型。自分が独立的なぶん、子供にも早い自立を促す傾向があります。
久宗式・金運アップ術
守って、育てて、手放さない
貫索星は「守る星」。お金においても、その本領は“回す”より“守って育てる”ことにあります。うまい話で一気に増やそうとするより、地道に積み立て、長く持ち続けるほうが、ずっと金運に恵まれます。一度決めた貯蓄や運用の方針を、ぶれずに続ける ―― その頑固さこそ、貫索星にとっては最強の蓄財術です。
稼ぎ方の軸は「独立」と「一点集中」。横並びで雇われて働くより、自分の腕ひとつで直接稼ぐ形にすると、財の流れが太くなります。あれこれ手を広げず、ひとつの専門を深く掘り下げるほど、それがそのまま収入の柱に育っていきます。
開運アクション
木の気を、味方につける
貫索星の五行は木、方向は東。朝いちばんの光を東から浴びる、机や部屋に観葉植物や木のものを置く、緑を身近に取り入れる ―― 木の気を養うほど、貫索星の“守り育てる力”は、生き生きと働き出します。
守りを固め、コツコツ積み上げ、簡単には手放さない。その一徹さこそ、いちばんの金運アップ術です。
あなたの貫索星は、心のどこにありますか。
生年月日から命式を出せば、人体星図のどの場所にこの「守り」の星が宿っているかがわかります。