概要
「あるがまま」の、伝える星
十大主星の三番目、鳳閣星。ここから「守る」星を離れ、伝える星に入ります。鳳閣星はその伝達本能の陽。ひとことで言えば「自然体」の星です。
鳳閣星は、自分の力がすっと外へ流れ出していく先に生まれます。木が火を生むように、自分(木)から自然に生じた火 ―― それが鳳閣星です。だから、肩に力が入っていない。あるがままで、のびのびと、まわりを明るくする。子供のような無邪気さと、太陽のようなおおらかさを併せ持つ星です。
細かいことにこだわらず、いつも自然のままに過ごす。その時々の流れに身を任せ、けれど決して溺れない。物事をありのままに見つめる冷静な目を持ち、感情に振り回されず、かたよらない。十大主星のなかで、思考の柔軟さと許容範囲の広さはピカイチです。
五大本能は伝達本能の陽。五行は火、方向は南。家族の型でいえば男の子、徳目は礼。「長寿の星」とも呼ばれ、年を重ねるほど角が取れ、丸く穏やかになっていきます。
力を抜くほど、強い。
それが、鳳閣星。
四つのキーワード
鳳閣星を表す、四つの言葉
01おおらか
細かいことにこだわらない。器が大きく、たいていのことは笑って受け流せる。
02自然体
肩の力が抜けている。背伸びも無理もせず、あるがままの自分で生きる。
03遊び心
人生を楽しむ天才。食べること、遊ぶこと、味わうことに長け、場を和ませる。
04冷静な目
おおらかなのに、よく見ている。感情に流されず、物事をありのまま見つめる観察眼。
活かし方
楽しんでいるときが、いちばん強い
鳳閣星の真骨頂は、自然体でいることそのものです。無理に頑張ったり、背伸びをしたりすると、かえって持ち味が消えてしまう。リラックスして、楽しんで、流れに乗っているときほど、この星は輝きます。焦りと疲労は大敵。「全部、自然まかせ」くらいがちょうどいいのです。
そして鳳閣星は、人を大切にするほど運が伸びます。おおらかさと遊び心で場を和ませ、人を惹きつける。複雑なものをするりとまとめる力もあって、まわりに安心と笑いをもたらす。難しい顔で気負うより、楽しそうに笑っている ―― それが鳳閣星にとって、いちばんの開運です。
気負わず、笑って。
それだけで、運はめぐる。
弱点と注意点
「力を抜く」と「手を抜く」
おおらかさは、裏返ると大ざっぱになります。自分のことには無計画で、細かい段取りや事務作業は苦手。「まあ、なんとかなるさ」が過ぎると、肝心なところで詰めが甘くなりがちです。
もうひとつ、遊びや楽しみが好きなぶん、ともすると怠けに流れやすい。楽なほうへ、楽なほうへと向かう心地よさには、少しだけ注意を。自然体は最大の強みですが、それは「だらける」こととは違います。力を抜くことと、手を抜くこと ―― この二つを取り違えないことが、鳳閣星の課題です。
人体星図
五つの場所と、その意味
陽占(人体星図)は、心を「頭・胸・腹・左手・右手」の五か所に分けて映し出します。同じ鳳閣星でも、座る位置で、その「自然体」の力が働く場面が変わります。
胸(中央)自分自身・本質
中心が鳳閣星なら、根っからの自然体。おおらかで、こだわらず、いつもどこか楽しそう。人生を肩の力を抜いて味わい、まわりを和ませながら生きる、太陽のような人です。
頭(北)父親・目上・ルーツ
目上に対しても、気負わず自然体で接します。堅苦しい上下関係より、おおらかで風通しのよい関わりを好む。年長者の前でも飄々としていて、可愛がられやすいタイプです。
左手(東)兄弟・友人・社会
社会のなかでは、明るいムードメーカー。遊び上手で場を和ませ、自然と人が集まってきます。難しい話もやわらかくほぐし、肩のこらない付き合いを広げていきます。
右手(西)配偶者・補佐役・家庭
家庭にも、おおらかさと楽しさを持ち込みます。細かいことを言わず、のびのびとした空気をつくる人。一方で家のことは大ざっぱになりがちなので、そこは相手と補い合えると安心です。
腹(南)子供・目下・夢
ここは鳳閣星のホーム。子供や目下には、のびのびと自然に接します。叱るより一緒に楽しむタイプで、相手の伸びやかさを引き出す。夢も「楽しいかどうか」を物差しに描いていきます。
久宗式・金運アップ術
ためこむより、めぐらせる
鳳閣星のお金は、ためこむより、気持ちよく使って回すことで巡ってきます。無駄遣いのすすめではありません。人にごちそうする、楽しいことに使う、喜びと一緒にお金を動かす ―― そうやって人に好かれ、人気を得ることが、めぐりめぐって次の福を呼び込みます。握りしめるほど、かえって流れは細くなる星です。
稼ぎ方の軸は「楽しさ」と「伝達」。好きなこと、面白がれることを仕事にするほど、力が自然にあふれ出します。食・遊び・娯楽・表現 ―― 人を楽しませ、和ませる分野と相性は抜群。気負って稼ぐより、楽しんでいたら稼げていた、が理想形です。
開運アクション
笑って、味わう
鳳閣星の五行は火、方向は南。明るい光と笑い、おいしい食事を大切にしましょう。南向きの明るい場所で過ごす、声を出して笑う、季節の味をゆっくり味わう ―― 心がほどけて笑っているとき、鳳閣星の“伝える力”はいちばん大きく輝きます。
焦らず、比べず、楽しむこと。それ自体が、いちばんの金運アップ術です。
あなたの鳳閣星は、心のどこにありますか。
生年月日から命式を出せば、人体星図のどの場所にこの「伝える」星が宿っているかがわかります。